執筆者は、働きながら受験をしたこともあるし、予備校に通って受験もしました。

 

結論から書きますと予備校を利用することを強くおススメします

 

私の話ですが、106回不合格の後、金銭面から予備校代を払うことができず、

働きながら国家試験を受験する選択肢を選びました。

なので、ネットサーフィンやSNSで『働きながら薬剤師国家試験合格』や『宅浪でも合格』、『●か月で国家試験合格』などの記事やブログを読み漁っていました。

その後は執筆者のプロフィール通りです。

 

私の経験から、予備校を利用することを強くおススメする理由をポイント形式で3つ記述します。

 

 

スケジュール管理

働きながら、若しくは宅浪をすると、学習のスケジュール管理がとても難しくなります。

もしかしたら、この記事を読んでいる方で、「自分は大丈夫」「今回の悔しさをバネにしてるから最後までやり遂げる」と思っている人がいると思います。

私も思ってました。

しかし、現実は甘くありません

そもそも、それができてたら一発で合格しています。

 

私の話ですが、初めの3か月はモチベーションがかなり高く、自分が立てたスケジュール通り進みます。

しかし、働きながら勉強していると、ある日突然、疲れがドッと出てきます。

私はお昼から出勤して拘束時間が9時間でした。そこから残業があったりです。

勉強する時間は、出勤前の2時間くらいと、帰宅して2時間くらい、あとは休日くらいでした。

 

やっぱり、身体もメンタルも持ちません

覚えなきゃいけない業務内容、職場の人間関係、いつ帰れるか分からない空気、帰っても勉強しなきゃいけない圧迫感、休日は家にこもって勉強。

そして何より、先が見えない不安。

 

まぁ、他の新人と比べると、ハードモードです。

 

段々、体力が無くなり、青本や青問の進み具合が悪くなり、スケジュールから外れていきます。

遅れを取り戻そうと夜遅くまで勉強すると、次の日の業務に影響がありました。

負のサイクルです。

 

また、休日に関してですが、段々ダレてきます

家にばかりいるので、時間の感覚もズレてきます。

今日という日が終わるまで、こんだけ時間があるから、少し休憩しても大丈夫という、よく分からない考えが増えてきます。

ここから先は負のサイクルです。

 

一方、予備校を利用すると予備校が決めたスケジュールに沿って、勉強が進んでいくため、遅れることはないです

予備校に関する詳しいことは別の記事で執筆しているので、読んで頂けると嬉しいです。

 

働きながら受験・宅浪を考えている受験生がいるのなら、自分のことを客観的に振り返り、もう一度よく考え直すことを強くおススメします

 

また、金銭面的に予備校に通えないという受験生は、割り切ることをアドバイスします

 

例えば、今年は無駄使いせず、仕事に専念して貯金をする。

本命は次の国家試験合格。

 

このように割り切った考えを持っていると、幾分は気持ちが楽になると思います。

二兎追うものは一兎も得ず

嫌いな言葉です。

 

執筆者も過去を振り返ると、浪人するための金銭を稼いだことは無駄ではなかったと思ってます。

自分のお金で支払った予備校代は、重みが違います

それこそ、大学の学費を払ってくれた親の感謝も強く実感できます。

 

 

勉強の効率性

予備校を利用すると、近年の国家試験の傾向に沿った勉強を、効率よくすることができます

高い学費を払うだけの価値はあります。

 

一方、予備校を利用せずに独学でいくと、自分で国家試験を分析していく必要があります

もちろん、現役時代に予備校が講義していた内容を使う人もいるかもしれません。

 

 

ただ、国家試験の分析はどうやればいいのか分からないのが現状だと思います。

私もYouTube動画でよく検索していました。

「●回薬剤師国家試験に出題されそうな薬一覧」など視聴し、ルーズリーフに列挙して覚えました。

まぁ結論、その年の国家試験には一つも出題されませんでした

 

ただ、薬学ゼミナールの直前講座やヤマかけは、なぜか当たるんですよね

割と必須問題からですが、予備校の分析能力の高さに驚かされます。

 

予備校を利用すれば、予備校が敷いたレールをズレることなく進めば合格できます

 

 

モチベーション

予備校を利用する最大のメリットはモチベーションの維持だと思います

 

私が通った薬学ゼミナールではアドバイザー制度があり、学生一人一人に担任の講師がいました。

月に一度の面談、毎日ではないですが勉強の進捗具合の確認など、いろいろと声掛けをしてくれました。

 

また、教室内だと他受験生を常に意識することができます。

模試での立ち位置も重要ですが、薬学ゼミナールでは月テストや中間テストといった模試に準ずるテストが複数回あるので、その都度、自分の立ち位置を確認して、学習法の調整ができます。

 

そして何といっても、講師と直ぐ会話できることが良いです。

私の場合、突然、この科目で前回学んだ内容を直ぐ確認したいという時がありました。

そしたら受付にいる講師で、質問できそうな講師に言うと、その場で解決できました。

自分で調べるのではなく、直接、講師を利用して解決できる利点があります。

 

一方、予備校を利用せず独学の場合、自分の立ち位置の確認が模試のみです。

模試は9月からなので、それより前の立ち位置が分からず、勉強の調整が難しいです。

 

そして、既卒性は現役生ほどの、伸びはないと思います

 

どういうことかと言うと、9月の模試から11月の模試で40点以上上がるといった爆発的な伸びは起こりにくいと思います。

私が受けた模試の校内平均点(おそらく5月コース生のみ)を見ると、

既卒性は徐々に模試の点数が伸びていくスタイルだと思います。

なので、9月の模試で、ある程度の点数を採らないと厳しい戦いになると思います。

模試についても、別の記事で詳しく書こうと思うので、読んで頂けると嬉しいです。

 

 

 

予備校を利用することを、強くおススメしますプンプン