発行者の月読です。
以前この☆魔法力学☆で『龍神真言』を紹介いたしました。
今回はその龍神真言の詳しい解説をいたします。
※これから紹介する龍神真言の解説は諸説有る中の一説です。
もちろん違う考え方も御座いますので参考にまでにどうぞ。
『のうまく さんまんだ ぼだなん めいぎゃ しゃにえい そわか』
これが龍神真言です。
全ての龍神たちに対して唱えられる真言ですので『諸龍真言』ともいわれております。
さて、その意味ですが…
【のうまく】は『帰命』(きみょう)という意味です。
『帰命』とは『心から信じ敬(うやま)う』というコトです。
【さんまんだ】とは『あらゆる』という意味です。
【ぼだなん】は『諸仏』つまり『全ての仏様』という意味です。
【めいぎゃ】とは『ナーガ』という言葉が訛(なま)ったモノでして古代インドの伝説に登場する『蛇神』のコトです。
『ナーガ』はインドのキングコブラを神格化したモノだといわれております。
【しゃにえい】は『むさぼり喰(くら)う者』という意味です。
【そわか 】とは、真言や呪文の最後に唱えられる言葉でして、一説によりますと『そわか 』とは魔界で一番足の速い魔物の名前なんだそうです。
『そわか』は真言や呪文の効果が素早く現れるように願って唱えられる言葉です。
さて龍神真言の『のうまく さんまんだ ぼだなん めいぎゃ しゃにえい そわか』を意訳しますと…
あらゆる全ての仏様を心から信じて敬います。
ナーガ(蛇神)をむさぼり喰(くら)う者=龍神よ。
その力を素早く表したまえ。
…と、なります。
ナーガはキングコブラを神格化したモノなのですがそのキングコブラの主食は蛇なんです。
蛇を主食とする蛇なので『キング(王様)コブラ(大蛇)』と呼ばれております。
そのキングコブラを神格化したナーガでさえをガツガツとむさぼり食べてしまう者=龍神様ってワケなのです。
ナーガは人間にとって恐怖の対象であり害悪である部分が多く、それを食べて退治してくれる龍神様は、とても頼もしい存在だったんでしょうね。
龍神様に何かを願ったり、感謝の気持ちを伝える際に三回以上、気の済むまで唱えて下さい。
その際に☆魔法力学☆で紹介した『龍神の印(いん)』を結んで唱えますと、さらに効果的です。
龍神様と人間の気持ちを通じさせるための真言です。
ご活用下さいませ。
真言は意味を考えずに、ただ唱えればいいんだ!…と、言う方もおられますが全ての真言には意味が御座いますので、その意味を知って唱えるのと知らずに唱えるのとでは雲泥の差が出るのです。
そんなの当たり前のコトですよね。(^^)
ちなみに龍神真言をサンストリック語(お釈迦様が生きていた時代の古代インド語)で唱える場合は…
ナマハ サマンタ ブッダーナーン ナーガー シャナーヤ スヴァーハー
…と、唱えます。
かっこいいですねー!(^^)
もちろん、こちらを唱えてもOKです。