2日目は美術館巡りです。北陸バスで湯涌温泉まで。



〇夢二さん金沢湯涌夢二館 コレクション展
密着取材!夢二さん ~詩人画家の素顔に迫る~
(12/20-4/12)金沢湯涌夢二館
たまきさんは加賀出身の人で、彦乃さんと滞在した湯涌温泉以外にも何度も金沢を訪れていたようです。夢二と金沢との関係、キリスト教と夢二など常設展示もよかったです。
つづいて石川県立美術館へ。
〇没後400年記念 高山右近とその時代
〇新春を寿ぐ 香をかざる・茶をたのしむ
〇墨の美[書] 新春優品選[絵画・彫刻]
(1/4-2/8)石川県立美術館
茶道の知識はなかったのですが、車中と前夜のホテルで「利休にたずねよ」を読んでいたので、千利休伝とされる花入れや古田織部の竹茶杓、その他茶入れ、香炉、茶碗など初めて興味をもって見ることができました。メイちゃんありがとう。
絵画・彫刻では石川県出身の方の作品や解説がやはり興味深いです。


美術的小道を通って他館へ行こうとしたら、途中で足跡がなくなって雪の中にずぼっ、それでも行くと「ここから先は通れません」となっていて、ずいぶん遠回りをしてしまいました。
〇鈴木大拙館
金沢出身の仏教哲学者・鈴木大拙の考えや足跡を伝えることにより、理解を深めるとともに来館者自らが思索する場として利用することを目的に開設。「玄関棟」「展示棟」「思索空間棟」の3つの棟と「玄関の庭」「水鏡の庭」「露地の庭」の3つの庭からなる空間を回遊することによって、来館者それぞれが鈴木大拙について知り、学び、そして考えることが意図されています。(HPより)
谷口吉生氏設計のこの建物は一見の価値があります。 若い人が多かったです。

ここの近く(本多町)にあるおにぎりやさんで食べた日替わりセット670円がとても美味しかったです。
しいたけとしゃけのおにぎり、鯛の子…なつかしい味がしました。
〇企画展 吉祥の文様
(12/18-3/1)金沢市立中村記念美術館
金沢の旧家中村家収集の茶道具を主に近世絵画、古九谷、中国陶磁、金沢の伝統工芸など、重文5点を筆頭に千点を所蔵。
個人的には下村観山の寿老、酒井抱一の立雛・桃花・貝籠図がよかったです。

〇近代日本を支えた偉人たち 金沢ふるさと偉人館
ここは結構面白くて、じっくり見てしまいました。
県立美術館で見た伊東深水の数少ない男性像「酔燕台翁」 のモデルとなった人が「酒を愛した美の探究者 細野燕台」として紹介されていたり、西田幾多郎や「日本野鳥の会」の創設者中西悟堂さんも石川県の出身でした。 他にも月の裏側のクレーターに名前を残した科学者、天文学者なども・・・。

〇加賀藩前田家ゆかりの刀剣と能〈小鍛冶〉 武士の魂と身体
(11/8-2/22)金沢能楽美術館
金沢は、かつては「空から謡が降ってくる」といわれるほど能楽が盛んであり、加賀藩主であった前田家が庶民にも広く推奨したことから「加賀宝生」として独自の発展を遂げてきました。当館ではその加賀宝生に伝わる貴重な能装束、能面を展示しています。(HPより)
1DAYパスポート(金沢市文化施設共通観覧券)を買うと県立美術館以外16ほどの美術館・博物館が廻れてお得です。5ポイントたまったので一筆箋をいただきました(^^)/
2日ともずっと雨でした。雪でなかったということは暖かいということです。地元の方に尋ねたら12月の雪が一度溶けて、31日から元旦・2日にかけて降り積もったとのことでした。
文庫本を失くしたり、最後に傘を置き忘れたり…と失敗もしましたが、雪の金沢を見ることができてよかったです。久々の一泊の旅でした。