みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか？

秋分の日が来週9月23日にやってきます。昼と夜の長さが同じになるのですが、

もう朝の時間が始まるのが遅くなってきたことを実感します。

東京では6時前にならないと空が明るくなりません。

なので、早起きしてしまった日は手元の電灯をつけて、起床したりします。

今朝もカーテンを開けるか？電気をつけるか？悩みましたが、

カーテンを開けて手元の電気をつけて朝のルーティーンに入りました。

確実に季節が移り変わっているのを感じます。

特に今日は祭日（敬老の日）なので、街は朝日が昇っても、いまだに静かです。

静かな朝は、心が整いやすいです。

夜の瞑想も好きですが、やはり眠気がどこかに潜んでいるものです。

朝は前向きな気持ちで祈ることができます。

人が集まる人と、人が離れる人は何が違うのか？と考えていました。

色々なタイプの成功者が存在しますし、

その成功者のいつの部分を切り取って成功者と判断するかにもよるので一概に言いにくいのですが

極論を言えば、どんな状況で人生を全うするか？に行き着くような気がします。

母親と一緒に事業を引き継いだ青年がいました。
元々母親の実家の事業が下地にはありましたが、細々と経営していた個人事業でしたので、

親の七光り的なことではなく、うまく活用して父親が作った借金を返すしかない、というスタートでした。

時代も応援してくれて、父親の借金も返済し、事務所兼自宅を購入することもできました。

従業人も5人以上抱えて、小さいながらも売り上げがしっかりと建てられる会社へと成長しました。

すると地域の経営者たちの目に留まり、期待の新人ともてはやされ、一時期は市政を動かす一員にすらなりました。
が、とあることがきっかけで、評判はガタ落ち。
一緒に生きてきた母親も倒れ、従業員は解雇。

自分はどこぞのホステスの自宅へ身を潜める日々となりました。

高級スーツに身を包み、高級料理屋さんで会合や市政の未来を語っていたあの眩い表情、

女の子と楽しく過ごしていたあの瞬間は「成功者」だったのでしょうし、

現在を切り取れば「残念な状況」と人の目には映るでしょう。

彼が今後挽回するかもしれません。心からその復活劇を祈ります。

が、今まで彼の周囲にいた人は、おそらくもう二度と彼のサポートには入らないでしょう。

とあることがきっかけで、、、これ自体は大したことではないものの、
これがきっかけで近い位置でサポートしていた人たちの不満が爆発してしまったのです。

苦労して父親の借金を返した彼は、大変だった記憶が根強くありすぎたために、

普通の苦労は「大したことではない」と鼻にかけてしまう傾向がありました。

センスがある人でしたので、確かに彼のひらめきやアドバイスは理にかなっているのですが、

他の方の意見を小馬鹿にする傾向がありました。
実力主義の世界ですから、結果重視といえども、近い場所での信頼関係を築くことができずに、

知らぬまに彼自ら人を遠ざける行動をしておりました。

彼がなぜホステスの自宅に身を潜めているか？とすれば、

その彼女以外の人が手を差し伸べてくれなかった、ということになります。

傍若無人の成功者は世の中に多々存在しますが、

愛されるタイプは、それなりに周囲をサポートしているのです。

声かけであったり、お金であったり、一対一になった時に

相手が嬉しく感じることを「きちん」と心を込めてできているのです。

夜明けの光が入る前にそんなことを考えていました。
今日は敬老の日。感謝を伝えるには良い日でしたね。

もし言い忘れていたら、いつでもいいので感謝を伝えてみてはいかがでしょうか？

タロットMahou

夜明け前【大アルカナⅤ 法王】