嘘がつけない④ 【大アルカナⅠ 魔術師】 | Mahouのささやき

嘘がつけない④ 【大アルカナⅠ 魔術師】

https://note.com/mahou308/n/n0c1d37c01ba0

 

みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?

【50歳女性 国家資格者 既婚 子ども成人済】

 

 

嘘がつけないシリーズのまとめです。

 

何故?嘘がつけないなら占い師にならないほうがいいのでしょうか?

みなさんもお考えいただけましたか?

 

占いは、「当てに行く」というイメージがあるかと思いますが
その先には「相談者が幸せになる」と言うのが根本にあります。

 

占いが当たったとしても、結果的に相談者が不幸せになるような占いは
なくていいと思いませんか?

 

もちろん、人生は長い。あくまでもその不幸せは、
最終的幸せの途中の感想の可能性も多々ありますので、簡単に判断することは
できませんが、占う側とすれば、真摯に目の前の相談者の幸せに導くお仕事だと
Mahouは思っています。

 

もし、占いで悪い結果が出た場合、どのように伝えるか?もしくは伝えないか?
これは「占う側、占い師」の力量にかかってきます。

 

占い師だけに限らず、「思ったことを言わずにいられない」と言う衝動は
あくまでも個人的欲望です。

 

もしその言葉を言った後どのような展開が起こるか?を考えられる場合は
その想定の中で、言わない選択が出来ます。

 

が、その想定すらできずに、言わない選択肢に気が付かずに発してしまう言葉は
「我欲」になってしまうのです。

 

そう考えれば、考えなしに感情を口にする人たちが、どんなに正しいことを口にしていても、

何故嫌われるのか?わかります。


その言葉の中には「我欲」が暴走しているからです。

だから耳が痛い。言葉がきつい。と言う印象だけが残るのです。

 

この相談者の彼女のエピソードも、間違ったことは何も言っていませんが
言わなくていいことまで言ってしまいます。


それは紐解けば「私の考えは間違っていないのだから辞めさせてよ!」と
表面の言葉は丁寧でも、その奥底の自己主張が、相手の『感』に触ってしまい
これまた表面上の『圧』の強い言葉が返ってきてしまったのでしょう。

 

多かれ少なかれ誰にでもあるものではありますが、
自分以外の事柄を冷静に鑑定すべく占い師は、手放さなければなりません。

 

自分の感情は、別次元に置いて鑑定に望まないと、

必ず無意識とは言え自分の感情がその鑑定に入りこんでしまうのです。

 

誰かを救いたい、と言う言葉すらも「エゴ」と言えるくらい、占い師は
感情を切り離さなくてはなりません。

 

もちろん、相談者の彼女はまだ占い師を実践デビューしていないので
その訓練が未熟であると言ってあげることはできます。


だからこその、愛を持って「注意」をしました。

 

では、この場合、彼女はどうしたら良かったのでしょうか?

感情的にならず、最初の「体調不良」を貫けば良かったのです。


彼女の心の奥底に「自分の気持ちをわかってほしい、理解して応援してほしい」と
そんな期待が含まれてしまっていたのです。
これが「我欲」です。

【大アルカナⅠ 魔術師 言葉は魔術】

我欲ではなく、『魔術』を使うのです。

 

占い師を目指す彼女だけではなく、みなさんにも伝えたい。

『自分はどうしたいか?』『最終目的は何か?』です。

 

相談者の彼女は
「体調不良で今後の人生を豊かにするために、会社を辞めたかった」のです。

 

そのためには
「会社を辞めるのはどうしたら良いか?」に集中して考える必要がありました。

 

どんな職場環境にせよ、人員不足が現実である以上「彼女だけに関わらず」
退社意向の人は「必ず引き止められる」でしょう。

 

それは「彼女に辞めた欲しくない」わけではなく
残される上司や同僚が「自分の身を案じるため」です。

 

残される上司や同僚は溺れつつある自分の身の危険に「藁をも掴む」状態で
彼女を掴んで離さないだけです。

 

藁の彼女を掴んで、身の保全が図られた時には、
しわくちゃになった藁である彼女は、ポイっとされてしまいます。

 

ひどい例え話ですが、事実でしょう。

 

だからこそ、彼女に伝えます。


『他人の藁になってはいけない。
そして、自分の我欲を「自分が素直だ」とすり替えてはいけない。』

 

きっとMahouもこのブログを読んでくれているあなたも
そう言った部分は持っているのでしょう。

 

言葉は魔術。


正しく使えば、必ず願いが叶います。

魔術を使ってより良い人生でありますように。

 

タロットMahou