(*'ω'*)

 

前回までの記事で、広く世間で行われている今までのコロイダル・シルバーの作り方(精製水の中で銀に通電し、電気分解するだけ)では、実は有害なイオン性銀化合物ができているだけで、コロイダル・シルバーはできていないという事実と、本物のコロイダル・シルバーを作るのに必要な3つの要素を紹介しました。

今回はそれらを元に、実際に本物のコロイダル・シルバーを作っていきたいと思います。(コロイダル・シルバー以下CS)

 

※簡単な参考動画を作りましたが参考にならないかも。

 

 

サムネが詐欺商品のように怪しいのも(インチキ商品みたいなんで普通のサムネに変えました☆) フォントが統一されていないのも、そこでその音おかしいだろ的なものも全部わざとです。

真顔でやっていると思われると切ないので念のため!

 

☆生成に必要な道具☆

 

上の写真が生成に必要な道具です(背景のタオル地がシワだらけなのは気にしない)。

それでは順番に説明していきます。


・電源

本物のCSを作る上で必要な電源の条件は、まず電流を好きな値に設定できる可変式の定電流回路である事と、銀にかかる電圧・電流がリアルタイムで確認できる事の2点です。厳密には可変式定電流と電圧・電流の確認は別々でも構わない(後で説明するようにテスターを使う場合など)ですが、一緒の方がシンプルで使いやすいです。

 

CS専用電源

 

写真の電源は自作のもので、上に2点を満たしています。これだけを見ると、

「何これオモチャ?」

って感じですが、電圧・電流のデュアルモニターにCSの生成に必要なだけの低電流が扱える可変式の定電流回路を加えただけという、必要最小限かつ十分な機能を持ったCS専用の小型電源です。とくに電流計の方は0.1mA単位で測定するので、これひとつだけあれば他に何も必要ありません。

一見するとモニターの位置が変なところにありますが、これは失敗じゃなくて、中にいろいろあるのでこの位置でないと、この大きさで収まらないのです。

おかけでかなり小型になりました。

 

一応、電流計としては0.01mA単位で測定できるものもあるにはあるのですが、それにすると装置のサイズがこれより何倍も大きくなってしまう事と、また最小0.1mAでの電流設定ができればCS生成には十分である事から、今回はこちらの小型のものを選びました。

 

分かる人なら上記の説明だけで十分なのですが、定電流だのmAだの

「そんなの作れないでしょ!プンプンッ!」

という方もいるでしょうから、そういう場合はフォーラムでも推奨されているやり方として、ちょっと面倒ですがアマゾン辺りで小型の可変式直流安定化電源とテスターを買って、下のように配線すれば同じように使えます。

 

 

んー…まぁこのやり方だと無駄に大がかりですし、正直これでも何を買ってどう使えばいいのか分からない、という方もいるでしょうから、どうしても必要という方がいらっしゃれば、私が使っているもので良ければお作りするかも。んー気分次第。

ただし、この電源は小さい割に部品代がけっこう掛かっているのと、それに+ボッタクリ手間賃が加わるので相応の金額になりますから、それでいい方のみ。 

メーターが品切れになると同じものはお作りできないので、その場合は残念無念です。

 

・電極固定用の蓋

銀や銅線といった電極を固定して、精製水を入れた容器の上に被せるものです。

 

 

百均の小さい鉢受け皿に、1.5mmと3mmの穴あけ加工をしたM5ボルトを取り付けただけのものです。

下の2つは、径2.6mmの銅線をハンダ付けした銀貨を固定するためのワニ口クリップと、陰極用の0.9mmの銅線です。これはまた後で詳しく説明します。

 

・マグネチックスターラーと攪拌子

これは前々回の記事でも書きましたが、今回も必要です。

 


¥3~4,000で販売されている安いマグネチックスターラーです。

スターラー以外ではホットプレートでも良いのですが、ビーカーなどを加熱する専用ホットプレートは非常に高価で、一応、安いものもあるにはあるのですが、後で書くように効率が悪く面倒なので…と言うか私がスターラーしか持ってないので、スターラーで話を進めますの(*'ω'*)


どちらもない場合でも作れないという事はないのですが、その場合は極端に小さな電流にしないと電気分解の過程で弊害が出るので、高品質なCSをできるだけ手際よく作るには、スターラーかホットプレートのどちらかを必ず用意してください。

攪拌子はスターラーに付属のもので十分です。

 

・タンブラー

スターラーの画像に一緒に写っている生成用の大きいガラスの容器です。

精製水を500ml、あるいは1Lなどキリがいい量が注げて、そのまま電気分解ができるのが1番ですが、ギリギリまで精製水を入れてしまうと、銀を入れたときにクリップや導線まで浸かってしまう(絶対にダメです)ので、少し余裕があるサイズを探してください。私は百均の900mlのガラス瓶に750mlの精製水を入れて使っています。

 

また後で書きますが、最終的に電子レンジに入れるので、できればそのままレンジに入れられるサイズが楽です。

もちろん、そのまま入れられなかったとしても、工程は増えますが小分けにすればいいだけの話なので、そんなに問題はありません。

 

あとスターラーの攪拌子は底が平らな方がよりスムーズに回転します。あまり底が窪んでいるような容器だと、最初は回転していても、いつの間にか止まっている事もありますから、それも考慮して選んでください。

 

・1オンスの銀貨

1オンスの銀貨はコインの販売屋さんで購入できます。

値段は物によりますが安いもので¥4~5,000、重さは31.1gです。

 

オーストラリアのカンガルー銀貨

 

私は銀貨にしましたが、純度さえ間違いなければコインでもインゴットでも何でも大丈夫です。

ただ何でもと言っても、使用する銀については、

「表面積が大きければ大きいほど良い」

が原則ですから、従来の生成方法で使われる事が多い銀線のような表面積の小さなものの場合、それに比例して流せる電流が小さくなって弊害が出る事と、それでいながら銀貨やインゴットに比べて割高と良い事はないので、余ってしまってどうしようもないというなら別ですが、最初に買うのなら銀貨です。


もし銀線を使う場合は径(太さ)はできるだけ太いもの、最低でも2mm以上が必要で、1mmでは細すぎて使用電流を極端に下げなければならず、品質に問題が出るので向きません。

仮に径2mmの銀線をかなり長い15㎝で使ったとしても、一般的な1オンス銀貨(直径40mm前後、厚さ2.3mm前後)の方が3倍も表面積が大きく、径1mmの銀線に至っては6倍も違いますから、やっぱり銀貨が良いです。

 

純度は999(3N,スリーナイン…99.9%)あれば良いとフォーラムでは書かれています。これ以下は使えませんから、安い銀を見つけた!と思って安易に手を出して純度950とか買っちゃわないように注意してください。

999以上になると、例えば純度9999(4N,フォーナイン…99.99%)の場合は実質999と変わらない、との話なのですが、写真のオーストラリアのカンガルー銀貨などは他の999の銀貨と似たような値段なので、私はこれにしました。

 

普通のコイン売買であれば人気があるものが高くなるでしょうけど、CSに使うのですから人気も見た目も関係ありません。安いものを選んでください。

んーでも、ただの銀線なら平気で使えるけど、精巧な作りの銀貨ってなんか使うのもったいない感じがしますねー。集める人の気持ちが分かるかも。

 

・電解質/還元剤

これは前回の記事で説明したとおりです。

 

ラベルを張った方がいいかも

 

特に電解質はCSの濃度を決める要素にもなるので、必ず正確な量で作ってください。どちらも無色透明なので、間違えないようにスポイト瓶の色で分けてあります。

・精製水

ドラッグストアで売られている市販の500ml入りのものです。

 

 

新型コロナの影響で消毒液の自作用(転売用)に買い占められ、最近までどこに行っても売り切れになっていましたが、ようやく出回ってきて普通に買えるようになりました。

工業用と医療用がありますので医療用、日本薬局方と表示があれば大丈夫です。

・保存用の瓶とフィルター、漏斗

 

 

保存用の瓶は透明なガラス瓶で大丈夫です。電気分解後の不純物や入り込んだホコリなどを濾過するためのコーヒーフィルターと、保存用の瓶に移すための漏斗もあった方が便利です。

フォーラムでは別のろ過方法も提案されていますが、さして工程も変わらないため、私はフィルターを使っています。

 


以上を用意したら、さっそく調理していきましょう☆



1.準備

まず精製水とスポイト瓶の電解質を準備します。

電解質は精製水1Lに対して20滴ちょうどですから、精製水250mlごとに5滴を添加する計算です。今回は精製水750mlで作りますから15滴。

500ml1本+計量カップの250mlの計750mlの精製水をタンブラーに入れて、スポイト瓶の電解質を、「15滴」添加してよく混ぜます。

電解質の量を間違えると濃度に狂いが出るので、必ず15滴ちょうどにします。

 

スターラーがあるのだから、スターラーを使いながら入れなよと思うかもしれませんが、スターラーでは完全に混ざるまで結構、時間が掛かるので、自分で混ぜた方が早くて確実です。

混ぜるには木製のスプーンなどを使用します。

電解質を添加したら、電極固定用の蓋へ電源からの陽極(赤い線)に銀貨を、陰極(黒い線)には細く短い「銅線」を取り付けて固定します。

 

 

上の画像、右の赤いクリップの方に銀貨を挟み、左は陰極用の銅線を挟んでいます。

電気分解されるのは陽極側の銀貨だけで、陰極側の素材は一切、分解もされなければ水に溶けだす事もありませんので、銀を使う必要はありません。安い銅や真鍮の細い線で十分です。

そしてこの陽極と陰極の間は1.5インチ(約38mm)あける必要があるので、穴あけ加工したボルトも1.5インチ離して固定してあります。

 

この電極固定用の蓋は、陽極・陰極間の1.5インチさえ合っていれば、どう作っても問題はありませんので、正直、私の作った蓋は使い勝手が悪い(見た目も悪い)ので、ご自分でいろいろ工夫して使いやすいように作ってみてください。

私も作り直すと思います。

 

で、陰極側の銅線を細く短くする理由ですが、これはかかる電圧を上げるためです。

CSの生成には決まった電流だけでなく、最低電圧というものもあって、この電圧は電極間の距離で決まります。もっとも近い1.5インチでは最低でも10Vが必要で、距離が離れるに従い最低電圧は上がります。計算方法は

4.33×距離(インチ)+3.5=最低電圧

で、オームの法則に当てはめると、

「電圧=抵抗×電流」

となりますから、電流は決まった値を流すとなると、電圧を上げるために変えられるものは「抵抗」になります。抵抗とは電気の流れにくさの事です。

実際にやってみれば分かりますが、陰極側を太く長くして電気を“流れやすいように”してみると、かかる電圧は10Vに全然、届きません。そこで陰極側を細く短くして電気を“流れにくく“して抵抗値を上げるのです。すると先ほどのオームの法則どおり電圧も上がるというわけです。

だからと言って、どんどん電圧を上げようと極端に陰極側を細く短くしすぎると、今度は電流が一定以上、上がらなくなってしまう(オームの法則の電流=電圧÷抵抗)ので、その辺のバランスは実際にやってみれば、すぐ分かります。

 

なので、初めての生成は一体どんなものか、確認のために実験的に作ってみる(要は実用にしない)つもりで行ってください。
 

陰極側の目安としては、精製水に浸る部分が6mm~12mmくらいです。

0.9mmの銅線を使って電流10mAを使うのであれば、それくらいで電圧は15~20Vにできると思います。

太い銅線を使ってしまうと、これくらいではまだ電圧が低いので、その場合は銅線を上に引き上げて、精製水に浸かる量をさらに減らせば同じように電圧が上がります。

精製水から離れさえしなければ大丈夫です。


考え方としては、陽極側はできるだけ大きく、陰極側はできるだけ小さくする、これが基本です。
ただし、陽極側の銀貨を挟んでいるクリップその他は絶対に精製水に浸からないように注意してください。

 

それと従来の生成方法でよく行われるのが、陽極側と陰極側に同じ長さの銀線を使って、それを使う度に交互に入れ替えて使用するというパターンですが、それをすると表面から汚染物質が剥がれ落ちるので絶対にダメだとの事です。まぁ陰極側に銅線を使う場合は入れ替える事もないと思いますが念のため。

ただし、陽極と陰極を間違えてしまったら全部パーですから、赤い線(銀貨)と黒い線(銅線)だけは間違えないようにしてください。

あと書き忘れていましたが、銀貨の場合は銀貨の面と銅線が向かい合わせになるように固定します。

 

陽極と陰極の準備ができたら、スターラーの精製水にかぶせてセットします。


2.電圧・電流の設定

セットしたら、スターラーのスイッチを入れて攪拌を開始し、電源スイッチを入れて、電流を設定値にまで素早く上げます。1オンス銀貨の推奨電流値は10~15mAですから、今回は10mAで行います。個人的には10~12mAくらいが良いと思います。

 

電流計を見ながら10mAまで上げ(そこまで上がらない場合は陰極側の銅線が足りないので、少し下げて精製水に浸る長さを伸ばします)、10mAまで上げ終わったら電圧を確認して、もし10Vに届いていなかったら、今度は陰極を上に引き上げて精製水に浸る長さを短く調整し、素早く電圧を10V以上にします。

 

素早く素早くと言うのは、もちろん電気が流れている段階で電気分解が始まっていますから、できるだけ正確な濃度にするために手早く行うわけです。1~2回作ればすぐ慣れます。

 

電圧は何度も言っているとおり1.5インチ離れての最低電圧が10V以上で、最高は30Vまでなら何Vでも、高い分には悪い事はないそうなので、私の場合は最低でも15~20Vくらいで作っています。

自作の電源は24VのスイッチングACアダプターを使っていて、特に昇圧もしていないので、電圧は最高でも24V弱までです。また最低電圧の10Vで作ろうと30Vで作ろうと、最終的に仕上がる濃度は同じです。

 

3.電気分解

設定したら、そのまま一定時間、電気分解します。

電気分解する時間は前回の記事の『計算』の項目で書いたとおり、

『水(ml)×目当てのppm×0.015÷電流値(mA)=時間(分)』

ですから、今回は20ppmを目標にして例を当てはめると、

750ml×20ppm×0.015÷10mA=22.5

といわけで、22分30秒の電気分解を行います。

 

それと前回の記事でも書きましたが、カロのコーンシロップを還元剤に用いる場合の最大濃度は20ppmです。これ以上の濃度では安定したCSができませんから、ご注意ください。

 

最後にもう一度、銀貨と銅線の位置、電圧・電流、スターラーの回転を確認して、あとは時間が来るまで待ちます。

放っておいても大丈夫ですが、分解が進むにつれ、0.1mAくらいのズレが出る事も多く、まれにスターラーの回転が止まってしまう(底が平らでない容器だと頻繁にあります)事もあるので、途中、何度か確認した方がいいかもしれません。

スターラーの回転が止まっていた場合は、その時点で失敗です。

 

また電気分解を行っている間は、日中であればカーテンを閉めて紫外線をカットしてください。

還元剤を入れる前のイオン性銀化合物の状態では、紫外線で急速に劣化してしまいますから、できるだけ光を避けて作ります。蛍光灯も微弱な紫外線を発しているので、私の場合は分解するときは夜、灯りも消して行っています。

 

4.還元

電気分解の時間が終了したら、すぐに電源を切ります。

そしてスポイト瓶の還元剤を750mlに対して「3〜4滴」添加して、よくかき混ぜます。電解質と間違えないように注意してください。

還元剤については前回の記事で書いたとおり、1滴や2滴多くてもまったく問題はないので、心配であればさらに追加してください。

※記事を公開した当初はもっと少ない滴数で書きましたが、その量では完全に還元できなかったという報告があったので、少し多めに掲載し直しました。

 

電解質を添加したときのように、いい加減に混ぜると還元が中途半端に終わってしまうので、スターラーで混ぜるのではなく、スプーンでしつこいくらい、しっかり混ぜた方がいいです。

 

還元剤を混ぜ終わったら今回のメインイベント、加熱です。
加熱方法は70℃以上にさえなれば何でもいいのですが、私はもっとも楽で早い電子レンジを使います。タンブラーの説明で、レンジにそのまま入る方が楽と書いたのはこのためです。

 

還元剤を添加した後のタンブラーを、そのまま電子レンジに入れて(当然ですが蓋は閉めないで)、出力によって2~4分間、加熱します。沸騰させる必要はまったくありませんが、私の場合は素手では熱くて長く持っていられないくらいには熱しています。

※ちなみに電子レンジのマイクロ波を使う事によるCSへの弊害は考えられない、との事なので、電子レンジでまったく問題はありません。

 

 

5.完成

加熱が終わって電子レンジのドアを開けると、すぐにその変化に気がつきます。

さっきまで無色透明の有毒なイオン性銀化合物だったものが、すべて無害な非イオン性のコロイダル・シルバーへと還元されて、見事な金色に変化しています。

特に20ppmは綺麗です。

 

どうや!これが本物や!

20ppmのコロイダル・シルバーやぁ!

 

あとは念のため不純物をろ過するコーヒーフィルターを通して瓶に保存します。

還元後のCSは、イオン性銀化合物のように紫外線で簡単には劣化しないそうなので、以前の生成方法で使われていたような紫外線をカットする茶色の瓶を用意する必要はなく、透明なガラス瓶で大丈夫です。それを適当な冷暗所で保管してください。

冷蔵・冷凍はしてはいけませんので、私は戸棚の中に入れて保存しています。

 

※しっかりできているかどうか、冷えてから少し口に含んで味見してください。

味がなければ本物のCSです。もし金属の味がするようなら失敗ですから、生成方法に間違いがないか確認してください。

 

 

6.お片付け

電気分解に使用した銀は、精製水に浸っていた部分が酸化銀になって黒くなっています。従来の方法だと拭きとったり、磨いてしまう人が多いですが、それをすると次の分解のときに精製水を汚染してしまうのと、銀の素を捨てる事にもなるので、ここは再び銀に戻ってもらう作業をします。

 

銀貨を直接、あるいは分解時に使ったワニ口クリップに挟んだままでもいいですが、とにかく直接、手に持たないようにペンチで挟みます。

そうしたら、ガスコンロやバーナーの「青い炎」の中に入れて炙り、加熱します。すると酸化銀がみるみる酸素と銀に熱分解されて、黒い部分が白く変化していきますから、全体が白くなったらOKです。

 

 

白いのは銀です。磨けばいつも見るツヤツヤの銀に戻りますが、磨く必要はなく白いままで大丈夫です。このまま次も使えます。

表面の酸化銀を加熱するだけですから、焼きすぎには注意してください。白くなればそれでOKです。

また銀貨も光の当たらない場所で保管してください。

 

 

ささ、これですべての工程は終了です。あとは少し補足を。

 

 

最初のスターラーの項目で、ホットプレートでもいいと書きましたが、ホットプレートを使用する場合は電解質と同時に還元剤も添加し、加熱しながら分解→それと同時に還元されていく(徐々に金色に変化していく)ので、最後の加熱の工程が減らせます。

ただ工程が減らせると言っても、安く手に入るホットプレートの場合は、最初に温度を上げる段階で電子レンジの使用以上に時間がかかるので、時間の短縮にはならない点と、耐熱用の容器と温度管理も必要な点も面倒です。

私は元々スターラーがあったのでスターラーを使っていますが、もし今からCS生成のためにどちらかを買うとしても、やっぱりスターラーです。ホットプレートより簡単です。

 

作ったCSを実際に使用する場合、20ppmでは濃いですから、薄めたものを別の瓶に用意してそちらを使っていきます。

CSに対して同じ量の精製水で割っていけば、20ppmが10ppmに、10ppmが5ppmにと薄まっていきます。20pmのCSを500ml作れば、5ppmのCSが2Lできるというわけです。

直接、摂取する用には5ppm、皮膚に塗ったりする用には10ppm、ネブライザーでの吸引用には20ppm、という感じで使用方法によって濃度を変えてください。

 

・ネブライザー(吸入器)での使用

新型コロナの影響もあって、ネブライザーでのCSの使用がアメリカなどで広まったので、少し説明します。

 

ネブライザーとは薬液を霧化して、その霧を吸い込むことで気管支や肺に薬を送るための機器で、CSをゴクリと飲む経口摂取よりも、鼻腔内や咽頭、気管支や肺の奥深くに付着し、潜伏するウイルスに対して直接、CSを噴霧するような形になるため、呼吸器系の疾患には非常に効果的であると言われています。

 

ネブライザーはその霧化の方法によって、ジェット式、超音波式、メッシュ式とに分かれますが、私が持っているのは超音波式で、メンテが楽でCSの使用に際して弊害がありません。例えば下のこれなんか↓↓↓

 

 

激安でありながら本当に超音波式です。

本当に、というのは、アマゾンなどでは中華業者が超音波と掲載して出品している“メッシュ式”のネブライザーが多く、よく分からないと勘違いしてしまうからで、一応メッシュ式も超音波を用いるので「超音波」と書かれていても間違いではないのですが、超音波“式”と言う場合は、二重構造でキャビテーション効果を用いて霧化する従来の方法を指し、メッシュ式とは原理が異なります。

 

これ以外の、例えばジェット式(コンプレッサー式)は価格が少々高めで、メンテや部品交換が必要になる部分もあり、全体的に装置も動作音も大きいようで、選択肢には入りませんでした。

 

先ほど書いたメッシュ式は、大半が携帯用の小型のものなのでジェット式よりは安いのですが、携帯用のため噴霧量が少なく、またメッシュ部分は金属なので、それがCSと触れる事による弊害と、メッシュは詰まりや劣化がある消耗品で、買い替えや部品交換が前提となっているため、やっぱりそれが面倒です。

 

んで、私が持っている写真の超音波式は、使う時に冷却用の水を一定量入れ、終わったら捨てるだけのメンテいらずで、またメッシュ式などに比べると噴霧量も格段に多く、粒子径も0.5~5μm(肺の奥深く、肺胞まで届くには3μm以下が必要)と、まさにCSに使うにはぴったりの製品です。

値段を考えると、故障した場合は新品を買う、つまり使い捨てでまったく気にならないほど安いので、それも良いところです。

 

この超音波式は以前はアマゾンでも販売されていたようですが、現在は探しても見当たらないので、中国から直接、輸入する必要があると思います。でもその方が安く買えるので良いです。

アマゾンなんかで買ったら3倍も4倍もして無駄もいいとこ( ;´Д`)

 

私はCSネブライザー使用で肺炎などの呼吸器系疾患が劇的に改善したという例や、新型コロナを完治させた?という情報を目にして、これは買っておかないと!と興味を持った友人らに渡す分と、中華製で壊れやすいだろう事も考え、何度かに分けて(関税の問題で)まとめて購入しておきました(*'ω'*)それでも安いので大した金額ではないです。

 

ちなみに実験的に花粉症の友人に使ってもらいましたが、1日1回ほんの2~3分、20ppmのCS(もちろん本物の方です)を左右の鼻に交互に…同時だと詰まり具合で偏りますので、片方ずつ塞いで吸入してもらったところ、それまで点鼻薬を日に3回は使っていたのが、使い始めた途端に改善が見られて、寝る前の1回だけに、それも日によっては忘れて寝てしまうくらい調子がいいという話で、とにかく評判がよかったです。

 

もちろん、これはこういう話もあるのですというだけであって、決してみなさんにオススメしているわけじゃありません。

何に効いた効かないという話は個人差が大きいでしょうし、私は友人に対しても一定期間の使用でやめて、使い続けないようにしてもらっています。

あくまでも実験ですし、長期間にわたって吸入を続けた場合、仮に何か問題が出たとしても責任が取れませんからね。

 

また今年の初め頃、アメリカのテレビ番組で新型コロナウイルスに関連して某メーカーのCSが宣伝され広まった件でも、FDA(アメリカ食品医薬品局)からメーカーに警告書が発行され、

「効果は何ひとつ検証されておらず、使用しないように」

と正式にアナウンスされているという、ボッタクリ販売屋は絶対書かない事実もあります。

 

はたしてFDAやその他の否定的なメディアが言うように、CSは本当に何ひとつ効果のない無駄なものなのか、それとも陰謀論大好き系の人々が言うように、巨大製薬メーカーやその利益に群がる連中によって、安価で安全かつ強力な抗生物質の普及が阻止されようとしているのか。

信じるか信じないかはあn

 

私個人としては賛否両論を理解したうえで使い続けますが、私の記事を見てCSを生成されて使われる方も、その辺は完全に自己責任です。

お忘れなく。

 

 

以上、フォーラムでもっとも基本的な、

「本物のコロイダル・シルバーの作り方」

を解説しました。

これ以外にも各種キャッピング材とか、さらに高濃度にする方法などがあるのですが、あまりにも長くなるので、興味がある方は各自フォーラムで確認してください。

大量に使う人でなければ、実用的にはカロを使用したこの作り方で十分だと思います。

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今回の記事を読み返すと、こういったものがよく分からない初心者さんの場合だと、長いわりに説明不足で、実際に作るには難しい部分もあるかもしれませんから、もしそれでも作りたいという方なら、分からないところはメールをくれればお教えします。
お気軽にどうぞ。

さ、それじゃ今回はこんなところで。
みなさまもお体には十分お気を付けください。
ブアッハァーーッ!