※コロイダル・シルバーに興味がある方は、最後までちゃんと読んだ方がいいかも。

 

以前、ベック・プロトコル(体内のありとあらゆる有害なウイルス・細菌などを一掃する一連の電気的療法)の装置を紹介した記事の中で、
「コロイダル・シルバー(Colloidal Silver)」
という液体を紹介しました。

コロイダル・シルバー(長いので以下“CS”)とは、簡単に言えば水の中に超微粒子となった『シルバー(銀)』が拡散している状態の事で、主に電気分解によって生成します。海外はもちろん日本でもけっこう販売されていますから、その気になれば手に入れる事は簡単です。

調べによると、このCSというやつは650種類以上ものウイルス・病原菌に対して強い殺菌効果を現す事から、
『天然の抗生物質』
などと呼ばれまくり、その働きの違いから、どんなに使用しても抗生物質に対する耐性菌のように、耐性を持つ細菌が生まれる事もなく、かつ動植物に無害で、しかも自分で作る事も簡単と、まさに良いこと尽くめの謎の液体というわけで、人からペットから植物まで病気の予防・治療からお部屋やキッチン、トイレの除菌用にと世界中の人々に利用されまくりまくっています。

日本ではとくに犬猫などのペット用として普及しているみたいで、動物向けと思っている方が多いかもしれませんが、海外では日常生活に取り入れて生活している人たちがたくさんいるのです。

先ほど書いたとおり販売もされていて、海外ではドラッグストアに置いてあるくらい一般的なものですが、自分で簡単に作れる事から、銀の硬貨や銀線を用意して、自家製のCSを作って使っている人たちがたくさんいます。
その方が買うよりもはるかに安上がりですし、販売されているものの中には、銀以外のものが添加されていたり、メーカーやロットによる品質の違いがあったりと、そういったものを嫌う人たちも、やっぱり自分で作っています。
特に、ここ最近は新型コロナの影響もあって、良くも悪くもさらに広まっているようです。

作り方は簡単で、基本的な生成方法は銀を蒸留水や精製水の中で電気分解するだけです。電気分解なんて言っても大した事はなくて、ただ単に「電気を流すだけ」ですから、ウン十年前に考案されたもっとも単純なCS生成器は、9Vの角型乾電池3個と電流制限抵抗をひとつ加えた(本当はそれすらなかったのですが、同じものを作る場合は必ず抵抗を加えないとダメですから書いておきます)、という非常に簡単なものでした↓↓↓

 


 

10年以上前からyoutubeなどでも動画が上がっている方法です。100均の9V角型乾電池を3個、交互に合体させて、バッテリースナップという乾電池に嵌めるための端子を半分にカット(画像左下。配線を切らないように)して別々に使えるようにし、赤の配線には電流制限抵抗として1.5KΩほどの抵抗(画像左上)をハンダ付けします。

それぞれ先端にはワニ口クリップをハンダ付けすると、銀線を挟むだけで使えて便利です。このまま銀線を写真のように精製水に浸すだけ。簡単です。

 

こんな乾電池が剥き出しだと手作り感がハンパないですが、以前“高価な装置”の中身を確認したという人の話では、単純な定電流回路(一定の決まった電流を流す回路)や簡単なタイマー回路が使われているだけの、

“毎度恒例ボッタクリ商品”

だったそうで、こんなものが2万円も3万円もしているそうですが、その実態は乾電池回路と似たり寄ったり同類ってなものです。
電流制限抵抗や定電流が使われるのは、制限しなければ分解が進んで濃度が上がるに従って流れる電流がどんどん大きくなってしまい、大きな銀のクラスターが発生してCSとしては低品質になってしまう事と、誤ってショートさせたときに危ないですから、一定の電流以上が流れないようにしているわけです。

さらに今では専門の知識を持った人がいろいろ試行錯誤してくれたおかげで、以前の作り方での問題点や、便利な装置なんかも簡単に作れるようになりました。助かりますねー。

はい(*'ω'*)!と言うわけで前置きが長くなりました。

これが自作した『自動コロイダルシルバー生成器』です。

 

 

左から電源スイッチ、動作確認用LED、通電ジャック、濃度調整ボリューム、電流値調整スイッチです。

使い方は、蒸留水または精製水を注いだ瓶をマグネチックスターラーに置いて、銀線固定用の蓋(元100均の朱肉入れ)に銀線を固定して瓶にセット、そして電源を入れたら、濃度と電流値を決めて終了、あとは出来上がるまで放っておくだけ♪

以前は私も単純な定電流回路を使って作っていましたが、頻繁に様子を見ているつもりでも、分解時間や銀線の長さや距離、あるいは掃除する頻度によっても濃度や品質が変わってしまうので、作るたびにかなりのバラつきが出ていました。それが嫌で、まず濃度を検出して一定のところで自動で止まる機能が欲しかったのです。
海外ではかなり前から自動検出機能を持った装置が販売されていて、自作の回路図を公開している方もいたので、自作するにはちょうどよかったのです。

パネル上の濃度調整ボリュームのツマミを好みの位置(右に回せば回すほど高濃度)に設定しておくと、溶液中の銀含有量…正確には溶液中の導電率の変化ですが、これが設定値を超えたところでLEDが動作完了の色に変わり、それと同時に電流及びマグネチックスターラーの電源がオフになります。

マグネチック(磁気)スターラー(攪拌器)というのは、文字通り磁力を使って液体を攪拌するための機器で、安いものなら\3,000ちょっとから買えます。
これを使う理由は、攪拌する事で溶液中の銀を均一にして、正確に同じ含有量で停止するために必要で、これを使わないと濃度を自動で検出して停止する機能があっても、溶液中の濃度のバラつきで止まったり止まらなかったり、あるいは全然、指定の濃度に達していないのに止まったりと、正確に機能しません。
また攪拌せずに分解していくと溶液の下にどんどんCSが沈殿していきますが、これ自体が製法上あまり良い事ではないという話もあり、いずれにしても高い物じゃないので使用をお勧めします。

スターラーの構造はとても単純なので、最初はそれ自体も自作してすべて1つのケースに収める事も考えましたが、すでにその構成で販売されている装置が存在したのと、本体とスターラーを別にしておいた方が他の作業にも利用し易い点、そして万が一、本体の上で溶液入りの瓶をひっくり返さないとも限りませんから、安全のためにもスターラーは本体と離して使う形にしました。

 


電源はケースの上に見えるACアウトレット(コンセント差すとこ)から取り、設定濃度になればスターラーも自動停止します。

右端の電流値の調整スイッチは、パネルにデザインされてるように1~12mAの範囲で設定できるようにしました。
大昔のCS生成器では100mA以上も使うものがありましたが、ここのところ高品質なCSを作るには小さい電流を使うべきだという考えが主流のようで、人によっては1mAで作っている(どんだけ時間かかるの?)なんて話もあったので、これくらいの調整範囲にしました。

回路自体は簡単なものですが、かなり実用的で使えます。この装置を作るまでは、上に書いた通り自動停止回路も何もない、単純な定電流回路のみだったので、
「できたかなー?まだかなー?いいかなー?」
なんて行ったり来たりして面倒な思いをしていましたが、こちらはホント楽です。放っておけばいいですからね。

使っている銀は径1.5mmの銀線です。純度は最低99.9%(3N)以上なら問題ないという話もありますが、高いに越したことはありませんし、手が出ないと言うほど高価なものでもないので、99.99%(4N、フォーナインとも言います)を使っています。
ちなみに径1.5mm、長さ100mmの銀線を、径1mmになるまで濃度20ppmでCSを作り続けたら、およそ50L以上作れる計算で、もうそれだけで使いきれないくらいの量ですが、あまり細いものは向かない(それについては次回以降の記事で)との事なので、最低1.5~2mm以上が良いようです。

こちらは実際に装置を使って作っているところです。

 

 

生成中の様子を動画にしようかと思いましたが、ひたすらマグネチックスターラーが延々かき回している映像ばかり。指定の濃度になったら運転中のLEDが青に変わって自動電源オフするだけなので、写真で十分ですね。完成してすぐは灰色っぽいですが、時間の経過と共に下のように色がついてきます。

 

ででんっ!コロイダル・シルバーの完成!?

これで20ppm弱くらいかなー!?

 

 

いやーというわけでね!

装置も紹介したし、CSも作ったし、今回は特に問題もなく、安らかに爽やかに健やかに記事が終わると思うじゃないですか?

 

 

 


…いやいや、こんなものは単なる序章に過ぎない。

 


『 問 題 は こ こ か ら 』 
 

 

なのです。
その問題とは何なのか?もったいぶらずにさっさと言いましょう。




 

 実は、この作り方では 

 

 コロイダル・シルバーなど 

 

 作れてはいない!

 

 

 

 

イヤァァァアアアアアアッ!!!! ボフンボフンズンズンプス~ッ


続きは次回!!

それじゃーまたー♪