やけにアクセス数が多いと思ったら、“何とか缶”とかいうネタにリンクを張られていたみたいで。誰が考えたのか知りませんけど、もう少し意味のある構造にすればいいのに…(笑)あれじゃ全然ゲフンゲフンッ

ま、単なる工作物ですから、作って楽しければそれでいいですね。

 

 

今回はウィルヘルム・ライヒの 「オルゴン・アキュムレーター」 のご紹介で~す(*´∀`)

なぜ今頃オルゴン・アキュムレーターの紹介なのか?と言いますと、私のブログへのアクセスでオルゴナイトの記事へいらっしゃる方が妙に多いのですが、そういう方々のほとんどが 『その記事だけを見て、それ以外はまったく見ない』 のですね。あれに興味があるのでしたら、他のオカルト系装置も興味を持っていただけると思うのですが、これがま~見事に見ない(*´Д`) それはあまりにも切ないので、それだったらあちらの記事から 「小銭稼ぎに使われているだけのインチキスピリチュアルグッズではない、本物のオルゴン・アキュムレーター」 への記事をリンクして、ついでに見ていただこうと考えたわけです。というわけですので、今回の記事は今までで1番長くなりそうですから何回かに分けて書いていきますので、まったり読んでみてください。
 

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ライヒの研究を元に考案されたという (実際はライヒの名前や用語を都合よく利用しただけで無関係な) “オルゴナイト”が日本で広く知られるようになって以降、その経緯からライヒとオルゴン、オルゴン・アキュムレーターについて解説しているサイトが山のように増えました。しかし、どこも大抵同じような内容の「簡単なまとめ」ばかりで、海外ならアキュムレーターの詳細な作り方はもちろん、ライヒやオルゴンの研究データまで解説したサイトや動画がありますが、日本語で調べられる範囲の情報では、特に製作に関してはせいぜい 「有機物と無機物を交互に重ねて層を作る。すると外から内へ向かってオルゴンが流れていき内部に蓄積されていく」 程度の中途半端な説明で終わっているところばかりで、単純な構造ですと言うわりには実際にアキュムレーターを製作して解説しているようなサイトは見当たりません。

ライヒ及びオルゴン研究で有名なアメリカのジェームス・ディメオ博士に言わせれば、オルゴン・アキュムレーターは客観的に働きを証明できる極めて科学的な装置であって、お金儲けばかりに必死で何ひとつ科学的研究も検証もされない、思い込みでどうにでもなるようなインチキスピリチュアルグッズとは訳が違います。と同時にアキュムレーターの製作には実際のところ、使用する素材や使用環境に関する注意点や禁止事項がかなりあって、これを守らなければ正しく機能しないどころか、生命の危険さえ招きかねないという怖い側面もあります。ですので、まずは製作したり使用したりする人が知っておかなければならない最低限の注意点を、ディメオ博士の著書 『The Orgone Accumulator Handbook 』 (James DeMeo, 2010) から抜粋し、海外のアキュムレーターサイトの情報も参考にして説明を加えていきたいと思います。(主に色文字の部分が抜粋です)

ちなみにディメオ博士の著書は日本語訳されたものが出版されているので、アマゾンで簡単に取り寄せる事ができます。ただし内容が30年前で止まっている上に翻訳が非常に不親切かつ間違いもあり、またあくまでも要約版ということで、オリジナルとはページ数が違いすぎる (現在の改訂版250ページに対して日本語要約版は45ページほど、値段はちょっとだけ(*´ω`*)安い) という欠点があります。今回この記事を書くに当たって疑問点などディメオ博士に直接お伺いしましたが、本に関してもディメオ博士自身、日本語要約版の内容は古いので、多少なりとも英語ができる方なら英語の改訂版を読んでください、との事で、とくに製作に関して改訂版は時代に合わせて内容を補足し、各章ごとに詳細に解説してありますから、できれば英語改訂版の購入をオススメします。日本語要約版でもオルゴンの特性やアキュムレーターその他の大まかな製作方法、また付録として病気治療に対する興味深い症例報告なども掲載されているので、いずれにしても興味がある方はぜひ購入してみてください。

で、最初にまずオルゴンとは何か?から説明するべきでしょうけど、詳しくは毎度恒例、長くなるので自分で調べてください以上終わり( ^ω^)ライヒやディメオ博士の著書にはオルゴンの特性や、オルゴン充填による物理的現象・生物学的効果もきっちりまとめられていますから、日本語サイトではなく本で調べる方がいいです。とりあえずここではオルゴンを俗に言う「気」と同じ、程度の認識で十分です。気の特性や気功を行う際の注意点は、そっくりそのままオルゴンにも当てはまります。ちなみにWikiの「オルゴン」のページを見てみると「日本では東洋のいわゆる気のエネルギーと同じモノと考える者がいる」という記述がありますが、日本では、というか世界中で本質的に同じものだと考えている人が大半です。どちらも根源的エネルギーを指し、単に付けられた名称が違うだけというわけです。


いろいろ話が脱線していますが、ようやく本題の製作についてのお話です。
オルゴン・アキュムレーターは、

「非金属」 と 「金属」 の層

によってオルゴンを内部に引き入れ蓄積する構造になっています。この辺の説明は他のサイトにも載っていますが、一応、製作に関わる部分ですので今さらですが図で説明してみます。


左の図が非金属を表したもので、周囲のオルゴンを引きつけ吸収し、保持する性質があります。オルゴンの吸収力や保持力は素材により異なります。右の図が金属を表したもので、周囲のオルゴンを一度引きつけた後、すぐに外に向かって放出します。
 

上記の性質を利用して非金属・金属を層にすると、左の図のように吸収→放出→吸収→放出を繰り返しオルゴンを一方向へ流す事ができます。何層にも重ねているのは、層を重ねれば重ねるほど流入効率が上がるからです。そして、この層を右の図のように箱型にする事で、内へ内へとオルゴンを流入させていき、非常にオルゴン濃度の高い空間を作り出す事ができます。これがオルゴン・アキュムレーターです。

さきほど「素材により異なる」と書きましたが、アキュムレーターの製作で重要なのが、この使用する素材の選定で、非金属、金属なら何でも良いというわけではありません。せっかくアキュムレーターを作ったのに、ちっとも効果なんかない!という人に限って、この素材の選定、または後で説明する使用環境について守っていない、との事ですので、これらはしっかり守らなければなりません。そういうわけですので、今回はまず、アキュムレーターの製作に使用する素材の善し悪しについて説明したいと思います。


◎使用に適した非金属◎
 
羊毛・綿

解説するまでもなく羊の毛や綿です。羊毛は非常に優れたオルゴンの吸収素材で、スカード、カーテッドウール、ロールなどの状態で販売されています。綿は当然、手芸わたのような化学繊維ではなく天然のものを使用し、農薬などを使用していないオーガニックがベストです。原綿やキルト綿、また綿100%の布地なども使用できます。価格や製作するアキュムレーターのサイズを考慮して選んでください。羊毛も綿も品種や仕上げによって厚みがかなり違ってくるので、通販などで現物を見ないで買うと思いのほか厚かった、薄かった、という事もありえます。薄い場合は2枚、3枚重ねにすれば問題ありませんが、厚すぎた場合に全てむしって薄くするのは面倒ですので、実際に手にとって買うか、通販ならまず少量を取り寄せた方が良いと思います。欠点としては羊毛にしろオーガニックコットンにしろ、けっこうなお値段であるという点です。

プラスチック (アクリルまたはスチレン)
プラスチックも何でも良いわけではなく、アキュムレーターに使用する場合はアクリルもしくはスチレン(発泡スチロールはダメです)が推奨されています。4mmも5mmもあるような厚いものではなくシート状の薄いものや、アクリルフェルトなども使用できます。ハンドブックではカーペット保護用アクリルシートが使いやすい、と書かれているのですが、アクリル素材で同じようなものが日本では見当たりませんので参考程度に。写真を見る限り厚みは1mmもない?ように思います。アクリルフェルトについては原料が確実にアクリルのみである事を確認してください。これらの素材は本格的な大型アキュムレーターではなく、小型やオルゴン・ブランケットの製作に向いています。

ファイバーボード
これは30年前の日本語訳のハンドブックにはセロテックスと書かれていますが、今は単なるブランド名で同じ名称の素材は手に入りません。要は繊維板の事ですからファイバーボードの類です。海外でアキュムレーターを自作している方は、1番外側の外壁にファイバーボードのひとつであるMDFやメイソンボード (メゾナイト) を使用する事が多いようです。MDFはどこのホームセンターにも置いてあります。

コルクシート
層の内部に使用する場合は薄手、外壁に使用する場合は強度を考慮して厚手を使用します。コルクはある程度の厚みがあるものでもカッターなどで切断できるので、扱いは容易だと思います。

グラスウール・グラスファイバー
グラスウールもグラスファイバーもガラス繊維です。建材として断熱材に使用されているので手に入れやすく価格も安いですが、加工するとガラス繊維が皮膚に刺さってチクチクするので、保護メガネやマスク、手袋が必須で使用するのは少し面倒なのと、検索して出てくる建材のグラスウールボードは、大半が20mm以上の厚みがあるため厚すぎてそのままでは使えません。むしって薄くするか、綿状で販売されているグラスウールが使いやすいと思います。グラスファイバーについては大体シート状で販売されています。
ちなみに現在の改訂版では削除されていますが、それまでのハンドブックにはロックウールも適した素材として書かれています。

蜜蝋・蝋
蝋、特に蜜蝋は非常に優れたオルゴン吸収素材で、それ自体を層の素材に使用しているパターンもありますが、仕上げとして外壁に擦り込むとオルゴンの吸収率がさらに高まります。木工用の仕上げ剤として販売されている蜜蝋ワックスを使用するより、天然の蜜蝋を購入して自分で作った方が余計な成分も含まれず安上がりです。ただ耐久性がありませんので頻繁な手入れが必要になります。

天然シェラックによるコーティング
シェラックは昆虫の分泌する物質を精製して得られる天然樹脂で、アンティーク家具やクラシックギターの塗装などにも使われます。天然とわざわざつけたのは、国内で販売されているシェラック(セラックニス)の中には合成樹脂を使用したり余計な物質が添加されているものもあるためで、1番間違いがないのはシェラックフレークを買って自分で溶液を作ることで、作り方は非常に簡単です。、これを例えばMDFなどのアキュムレーターの外壁に塗ると、蜜蝋同様オルゴンの吸収率がさらに高まり、かつ表面の保護にもなります。これは製作の際にまた詳しく書きます。

土・水
土や水もオルゴンの優れた吸収素材ですが、アキュムレーターの素材としては使いにくいので端折ります。

※上記の素材のうち、グラスウール・グラスファイバーに使用されるガラス繊維や、以前のハンドブックに書かれていたロックウールに使用される鉱物繊維は、ともに珪酸を主成分とした無機繊維ですから分類としては 「無機物」 です。ネット上ではアキュムレーターの解説で 「有機物と無機物を層にした…」 と書かれているところが多いのですが、すでに書いたとおり 「非金属(有機物及び無機物)と金属(無機物)の層」 がより的確な表現で、そうしないと例えばアキュムレーターの解説図などで書かれている事があるグラスファイバーとスチールウールの組み合わせは 「無機物と無機物の層」 になるわけですから、少しでも素材について調べた人なら 「え?有機物と無機物の層になってないのに、なんで?」 と訳が分からなくなってしまいます(なりました)。まぁ、ライヒ自身の著書に 「organic matter (有機物)」 と書かれてるところもあれば、「non-metal (非金属)」 と書かれているところもあったりで一定ではないようですし、実際のところ吸収素材はほぼ有機物ですから、有機物・無機物と決めて書いた方が分かりやすいのも理解はできますけど、その説明で辻褄が合わない点があるのですから、せめて一言くらい補足しておいてもらいたいです 。記事の頭の方に書いた「中途半端な説明」のひとつはこれです。


×使用に適さない非金属×

木(無垢材・集成材)、合板(ベニア板…ラワン合板・シナ合板・針葉樹合板など)

これがダメというのは意外に思う方も多いと思います。ネットでもオルゴンの最適な吸収素材として木が紹介されていますし、それで商品を作って売っている人もいます。しかしディメオ博士によれば、木そのものはオルゴンの吸収力が低く、吸収素材として使用するには向かないそうで、ライヒの著書にも適さない非金属として 「Wood」 と書かれています。ただ、これはあくまでも他に優れた素材があるのだから、という意味での分類であって、まったくオルゴンを吸収しないわけではありませんから、例えば外壁に木を使ってもアキュムレーターは一応、機能しますし、無垢材や羽目板を外壁に使用したアキュムレーターを製作している人たちも実際います。またライヒやディメオ博士の大型アキュムレーターの床材が強度の面から合板で補強されているのを見ても、まったくダメであるとか、害があるというわけではありません。単に「効果的な素材ではない」という事です。もし外壁に木材を使用する場合は、厚みのあるものはなおさら吸収を妨げてしまいますので、できるだけ薄いものを使用します。

ウレタン・ポリウレタン
アキュムレーターに硬質・軟質を問わずウレタンフォームなどウレタン系の素材を使うと、生体に良い影響を及ぼさないとの事なので使ってはいけません。ちなみに私の自作の装置の一部でも、塗料を何にするか選定する際にウレタン系は不可との回答が出ていたので、すべてアクリル系を使っています。ウレタン塗料は塗膜が厚く耐久性が高いので、外壁の保護などに使いたいと思う方もいるかもしれませんが、使うのでしたらシェラックがベストです。

レスボード・チップボード

日本で言うパーティクルボードやOSBボードの事です。チップ状の木片を固めて熱圧成型しているため木材同様、吸収素材としては向かないとの事です。


有害物質 (ホルムアルデヒドやアスベストその他) を含む素材
現在はアスベストが使用された素材はほとんど製造されていませんし、ホルムアルデヒドに関してもシックハウス症候群への対応から使用量は制限され、F☆☆☆☆ (ホルムアルデヒドの放散量を表す等級で☆4つのフォースターがもっとも少ない) 表示のある製品が多くなりました。しかし、それでも「少ない」のであって、他の有害物質も含め使用されていないわけではありませんから、気になる方は気になると思います。
結論から言いますと、F☆☆☆☆の素材であれば使用してもまったく問題はありません。海外のアキュムレーター販売サイトで使用されている素材 (ノンホルムアルデヒドを謳ったMDF) でも、製造メーカーによれば微量のホルムアルデヒドが放散されているようで(そもそも自然界に存在する物質ですし)、この点に関しても念には念を入れてディメオ博士にお伺いしたところ 「化学物質に特に敏感な人でない限り、微量のホルムアルデヒド等の使用は問題ありません」 との事ですので大丈夫です。
ただホームセンターなどのMDFは、建材と違ってホルムアルデヒド放散等級が表示されていません。普通のホームセンターならMDFもF☆☆☆☆で間違いないと思いますが、万が一、中国辺りの輸入品を扱っているようなところだとしたら、日本の何十倍もの量の有害物質が含まれている可能性もありますので、気になる方は店員さんに製造国と放散等級を問い合わせしてもらって確認してください。

また海外のアキュムレーターサイトの情報を含め、この他に適さない素材として
×ポリエステル
×ポリ塩化ビニール
×ポリエチレン
×ポリプロピレン
×発泡スチロール

もダメであると言われています。出典や参考元のライヒの著書や論文名、他の研究者の書名を掲載しているところもあれば、独自の研究結果として挙げているところもありますが、とりあえず避けておいた方が無難だと思います。

ささ、次は金属です。


◎使用に適した金属◎

鋼・鉄の薄板

建材用途だと一般的にどちらも同じ意味で使われていたりするので鋼、鉄と分けることもないのですが一応。これら金属素材も厚いものは使用しません。板材で主に使用される厚みは26~28ゲージなので、0.4mm~0.5mm前後というところです。日本では0.4mm、0.5mm厚のものになると思いますが、なかなか近所で都合のいい厚みの鉄板は扱っていないかもしれません。その場合は通販で買うか、厚みは薄くなってしまいますが下で紹介しているホームセンターのトタンを使用すれば良いかと思います。いずれにしても、これくらいの厚さなら金切りバサミで切れますし、サイズに合わせてサクッと切ってしまえば後は扱いも製作もとても楽になります。鋼・鉄の薄板は錆びやすいので、主に層内部の金属素材として使用します。
鋼・鉄及び下で紹介する各種金属の薄板すべてに共通する大きな欠点としては、層の金属素材として大量に使用した場合、重量が際限なく重くなってしまうという点です。

亜鉛メッキ鋼板 (トタン)
ただの鋼板・鉄板ではすぐに錆びてしまいますので、アキュムレーターのもっとも内側、内壁に使用する金属素材にはメッキ加工された無塗装の亜鉛メッキ鋼板が使われます。これも0.5mm前後で十分で、ブラジルの会社が販売しているアキュムレーターの内壁は確か0.65mmです。日本でいわゆる「トタン」と呼ばれるものも同じ亜鉛メッキ鋼板ですから、ホームセンターで販売されているトタンの平板も使えない事はないと思います。ホームセンターで販売されているトタンは規格が0.25mm前後の薄いものになってしまいますが、手に入れやすく価格も安いです。ただ推奨される厚みより大幅に薄いという点と、強度面でも多少不安がありますから、それらが気になるようならトタン屋さんとか、資材を扱っている業者さんを探して、厚みのある素材にした方がいいと思います。ネット通販を調べた限り、鉄板にしろ亜鉛メッキ鋼板にしろ小さめのサイズを大量に買うとかなり高くつき、かといって大判で買った場合は眼球が飛び出るほどの送料になってしまう事もありますので、近場で探した方が賢明です。私は近所の業者さんから0.4mm、0.5mmを購入し、ついでにカットもお願いしました。

スチールウール
層の内部に使用する非常に優れた金属素材です。スチールウールには番手(目の細かさ)がありますが、番手#000か#0000の非常に目の細かいものを使います。日本語版のハンドブックには#00か#000を使用と書かれていますが、最新版ではひとつ番手が上がっています。#0000だと価格がかなり上がってしまいますので、個人的には#000が素材的にも価格的にもバランスが取れていると思います。使用するときはウールなどと同じで、あまり上からギュッギュッと押して潰すようにはせずに、多少フカフカの状態を保つようにしながら、隙間やムラがなるべく出ないように敷き詰めます。小さいアキュムレーターの製作なら、ポンド巻きで販売されているものをいくつか購入すれば足りますが、大きいアキュムレーターの製作では5kg、10kg巻があった方が作業が楽になります。ただ日本国内では5Kg、10kg巻が一般には販売されていない (一部、ネットで販売している業者さんがいますが目が粗すぎて使えない) ため、手に入れるには業者さんへ直接交渉する事になります。また製造メーカーによっては製造工程で製品にオイルが塗布されるようで、非金属層を変色させる可能性がある以外に害はないようですが、できればオイルフリーがベストとの事です。ちなみに日本のスチールウール界のカリスマ、フォントが可愛いボンスターさんの製品はオイルフリーです。
金属の薄板に比べると非常に軽く、内部の層に使用するにはベストですが、欠点としては非常に錆びやすいという点と、これまた結構なお値段であるという点です。

ステンレス
これも鋼板・鉄板と同じです。日本語版ハンドブックでは間違って適さないに分類されていますが、適した金属への分類が正しいです。ステンレスは製法によって磁石がつくものとつかないものがありますので、つく方を使用します。

錫メッキ鋼板 (ブリキ缶など)
これも亜鉛メッキ鋼板と同じです。いわゆるブリキの事なので、ブリキ缶などを使えば小型のアキュムレーターの製作が容易にできます。

亜鉛メッキ鋼板や錫メッキ鋼板などの表面に行われる亜鉛メッキ、錫メッキはまったく問題ないそうですが、塗装されたものはオルゴンの放射を妨げるのでカラートタンや塗装されたブリキ缶のようなものは使えません。また最近はトタンの代わりにガルバリウム鋼板というものがよく使用され、それをトタンと言って販売しているところもあるようなので注意してください。ガルバリウム鋼板もその名のとおり鋼板ですが、メッキ層の50%以上がアルミなので使用しない方がよいと思います。


×使用に適さない金属×

アルミのシートやスクリーン ・ 銅 ・ 鉛 ・ その他の非鉄金属

金属素材の選定について肝心な点は、アキュムレーターを実験や治療目的などで生物、とくに人体にポジティブに作用させたい場合には、必ず『鉄系金属』 (強磁性素材) を使用しなければならないという事です。作用としてはアルミ、銅、鉛その他の非鉄金属も以前オルゴナイトの記事で書いたように、鉄と同様オルゴンを引き寄せたのちに放出するという働きそのものは同じようですが、それをアキュムレーターに使用すると生物、人体にとって有害な作用を引き起こします。ですので 『絶対に使ってはいけません』 ライヒの著書にも鉄のみを使用するよう書かれていますし、ディメオ博士に有害物質についてお伺いしたときも、注意するよう繰り返しおっしゃっていましたので重要な点です。

ついでに、少し上にも書きましたが、ライヒがアキュムレーターに使用していた素材は非金属では主にグラスウールとロックウール、金属では主に鉄板とスチールウールだったそうです。

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アキュムレーターによって内部に蓄積されていくオルゴンは、時間の経過とともに内部だけではなく外部へと影響を広げていきます。この影響の範囲はアキュムレーターのサイズに比例しますので、間違った素材を使って製作してしまうと、場合によってはただ置いておくだけで広い範囲に悪影響を与えるものになってしまう可能性があります。オルゴンは精神的な抑圧を受けているような人や、逆に感情が高ぶって感性が鈍った人、肉体的な不調で経絡が詰まっているような人 (ライヒの言う精神・肉体の鎧化を起こしている人たち) では、そのエネルギーの質や変化に非常に鈍感で気が付きませんから、具体的な異常、病状として現れるまで悪影響を受け続けてしまいます。ですから素材の選定には注意してください、としつこいくらい言われているわけです。十分に調べてから製作に入ってください。

上記の素材の善し悪しは、ライヒ及びディメオ博士、その他の専門家たちの何十年にも渡る研究と、現在も行われている多くの実験を通して得られたデータに基づいています。この辺りの研究実績に基づく素材選定、設置環境のうるささは、内部の水晶が浄化するからそれっぽいもの適当に何でも入れときゃいいんだよ的オルゴナイト☆ とは雲泥の差で、自分好みにサクサクッと適当に作ったものを、その辺に適当に放っておけば、あとは勝手に水晶やコイルがネガティブなエネルギーを吸い取ってポジティブなエネルギーに変換し続けます!なんて都合の良すぎる事が本当に可能かどうか、賢明な方ならすぐ分かるかと(爆)もちろん以前の記事でも書いたように、あくまでもオカルト要素抜きの単純な置き物、アクセサリーとしてならば、とても綺麗で丁寧に製作された作品もあるので、それはそれで素晴らしい技術とセンスだと思います。ただ、そこにオカルト要素が絡んでくるようなら、ちょっと冷静になった方が…という感じです。

あ、それと 「スーパー・マインド開発法」 「オカルト心理学の実践」 などの著者である故、佐々木浩一さんが1993年にパワースペース誌上において紹介された、アルミホイルと紙を層にした簡易アキュムレーターである「オーラ・コンデンサー」を、紙をラップに変えたりしてブログなどで掲載している方がいらっしゃいますが、ラップは適さないとされる素材で製造されているものがほとんどで、そこへアルミの使用となるとダブルで適さない素材が使われている事になります。少しだけオルゴンの放射を体験してみる、程度の使用に留めておくべきだと思います。


さて、基本的な内容のみですが素材については一通り紹介し終わりましたので、次回は素材と同様にとても重要な「使用環境の善し悪し」について記事にします。
それでは~(*´∀`*)♪