以前の記事にも書いたとおり、パルス磁気発生器を製作した際の実験で、某脳波矯正器と同じ使い方をすると効果があるようだということで、じゃもっと小型で手軽なものを作ろうと製作したのが、この脳波矯正用磁気発生器です。

小型と言ってもケースその他、別の工作に使用していたものを使い回ししているので、関係のないACコンセントがあったり、大きさも言うほど小型ではないのですが、専用にケースを買って製作すれば、サイズはこの半分で収まります(言い訳)。実際の動作はこんな感じです。



あまり低周波で脳に当てると、鬱状態になるとか何とか嘘かホントか分からない情報もありますので、とりあえず安眠8Hz、リラックス10Hz、活動12Hzの3パターン選択式にして、磁気の強さも3段階で変えられるようにしておきました。1時間で自動電源OFFです。コイルの直径は約20cmで40回ほど巻いています。これまた余り物の太い銅線を使ったので無駄に重いです。

実際に使用してみた感覚では、とりあえず眠くなります。私も、試しに貸した友人たちも8Hzか10Hzがメインで、12Hzはほとんど使っていないという、いい加減な感想なのですが、放電時のチッチッチッチッという音が結構うるさいにも関わらず、寝ちゃいます。磁力による脳波の矯正というより、単純な音を聞き続けることによる誘導効果のような気がしないでもないのですが、少し慣れてくると

「眠くなる→少し意識を戻す→眠くなる→少し意識を戻す→眠くなる→少し意識…」

と繰り返して、シータ波辺りで延々とウツラウツラしていることも可能です。いずれにしろ、眠くなるということで脳の活動が抑えられているのは事実でしょうから、瞑想などにも結構、利用できると思います。

製作費は中身を見てざっと計算すると、本体とコイルで8千円くらいです。ただし、放電に使用しているコンデンサは急激な充放電に対応したカメラフラッシュ用コンデンサではないので、毎日1時間、1年くらい使用するとパンクします(>ω<)ギャフンッ
まぁカメラフラッシュ用なんて簡単に手に入らないし高いですから、コンデンサ交換を前提に安物を使用した方がお得ですので、これで良しです(*´∀`*)