たまには(?!)真面目な事も記しておくことにした。
というか、このニュースを聞いた時に悲しくなった、怖くなった。

私は『はだしのゲン』は小学校一年生の夏休みに学校の体育館で見た。

”実写版”だ。

あまりの過激さで30年以上たった今でも忘れないし、忘れる事が出来ない。
実写版を見て以来『はだしのゲン』が話題になると、あの時の記憶が甦り、
「あれは強烈だった」と未だに周囲に話している。

確かに大人になった今思うと、小学校一年生に見せるのはどうか、と思う。
ただ、子供の脳はやわらかく、小さくったって善悪の判断は即座にできる。
一番記憶に残っているのが、同じくらいの歳の男の子が
大勢の大人に暴力をふるわれているシーン。
ショッキングだった。。。
けど、そこの根底に”戦争”があるということを理解しながら見ていた。

「はだしのゲン」は ”戦争の悲惨さを伝える”作品である。
戦争が起こったから暴力や惨殺があった。
そこで戦争はいけないもの、こわいものと知るのである。

今回の騒動で”戦争の悲惨さ”ではなく、”見せたくない描写がある作品”
にしてしまった大人たち。。。
そんな大人が子供たちの未来をダメにしていくのではないだろうか。

今回の騒動、
そんなふうに思わずにはいられないのである。