「ペコロスの母に会いに行く」から読んでて{55198C0E-B7E2-4B98-8B67-2B788A43BDDC}

途中
「RACE」の台本にうつり



半分くらいかな
今日一気に読見切りました


この作品は1999年に
「週刊文春」に連載されていたそうです
東野圭吾さんはこの題材を
こんなに早くに取り扱っていらしたんですね


本の中で
普通の紙ならば裏は裏 表は表
でもメビウスの帯は表だと思っていたら
裏になっている
両者は繋がっていて
全ての人はこの帯の上にいる
完全な男も女もいない
ある部分は男性的で別の部分は女性的
それが普通の人間だと


この部分がとても心に残りました


今までやっていた
舞台の「RACE」とも色々繋がった


「ゴールがない代わりに今は膜があります
こっちとあっちの境目にある
絶対に破れない空気の膜
その膜がある限り
どんなに走っても向こう側には行けない
それでも存在を知ってしまったら
走るしかなくなるでしょ
いつか破ってみたいんです
こちら側とあちら側が繋がって
世の中の隔たりが全てなくなったら
美しい世界になると思うから」


男と女
大人と子供
前と後
陽と陰
長所と短所
裏と表
右と左
白と黒
こころとからだ
善と悪
自と他
明と暗
天と地
美と醜


人はなんでも比べたがる 
大抵の人はそうすることでしか
自分という存在を認識できない



鏡の向こうの
架空の自分に片想いしているのである


全ての隔たりがなくなったら
美しい世界になると思うから


片想い…

こんな役もやってみたいなぁ〜