今回、トイレのリフォームの見積もりをしてもらった会社のひとつは、約10年前にも我が家のリフォーム工事をしてくれた会社でした。

そのときには、浴室や玄関ホールなどかなりいろいろな箇所のリフォームをしてもらったのですが、玄関ホールとリビングルームの間にあるドアのドア枠も交換してもらいました。

猫が爪とぎをしてドア枠を傷だらけにしてしまったからです。

ところが、ドア枠交換の作業を始めた後に問題が発覚しました。

リフォーム会社が用意していたドア枠を使うと、巾木とドア枠との間に数センチの隙間ができてしまうのです。

ドア枠がスリムすぎたからです。びっくり

職人さんがその場で営業マンに電話をかけると、営業マンが駆け付けました。

営業マンは、取り寄せたドア枠が適切なものでなかったことを詫びたうえ、まもなくリフォーム会社の年末年始休暇が始まってしまうため、どのように処置するかを年明けにお知らせします、と言って帰っていきました。

年が明けて営業マンからの連絡を待ちましたが、いつになっても連絡はきませんでした。

そこで、こちらからリフォーム会社に電話をかけると、営業マンはその日、休暇をとっているとのことでした。

一旦電話を切ったのですが、その後に支店長から電話がかかってきました。

そして、この支店長が我が家に来てくれることになりました。

支店長が我が家に来たのは1月中旬でしたが、支店長によれば、営業マンは年が明けてから1日も出社していないそうです。

会社から貸与してあった携帯電話に電話をかけても電話にまったく出ないとのこと。



営業マンはどんな気持ちで年末年始を過ごしたのでしょうか。

年が明けてから1日も出社できていないなんて、自分のミスについてずいぶん悩んだのかも知れません。

幼稚園に通うお子さんがいると、営業マンは言っていました。

結婚していないなら、あるいは、結婚してはいてもお子さんがいないならまだしも、奥さんもお子さんもいる男性が、部材手配のミスくらいで出社できなくなってしまうなんて、私には信じられませんでした。

出社できない営業マンに奥さんは何と声をかけたのでしょう。

お子さんだって、なぜお父さんが急に会社に行かなくなってしまったのか不思議に思っていたことでしょう。

「そんなにたいしたことじゃないと思うんですよね。

社内で他の方に相談すれば簡単に解決できたかもしれないのに、なぜ一人で抱えこんじゃったんでしょう。」

と私は支店長に言いました。

営業マンは、数か月前に同業他社からこのリフォーム会社に転職してきたらしいのですが、以前に勤務していた会社も、このときと同じように、ちょっとした理由でやめてしまったのでしょうか。

そんなことを何度も繰り返している人なのかもしれません。

この営業マンの命式では、彼自身を表す日干(にっかん)の力が弱く、日干を剋す(=日干のパワーを弱める)官星が忌神で、その力が強いのではないかと思います。

官星というのは正官(せいかん)と偏官(へんかん)の総称です。

そして、正官や偏官というのは、全部で10種類ある通変星(つうへんせい)のうちの2つです。

以下の図からわかるとおり、自分自身である日干を剋する(=日干からエネルギーを奪いとって、日干のパワーを弱める)のが官星(正官・偏官)です。
 

 

官星が忌神(自身にとって好ましくないもの、パワーが弱い方がよいもの)である命式のほとんどにおいて、自分自身である日干は喜神(自身にとって好ましいもの、パワーが強い方がよいもの)となります。

忌神である官星の力が強く、喜神である日干の力が弱い人というのは、おとなしい性格で、引っ込み思案、気弱、控えめです。

上記のとおり、官星は、自分自身である日干を剋する(=日干からエネルギーを奪いとって、日干のパワーを弱める)のですから、官星の特徴は自制心です。

官星が強すぎると、自分を抑える力が大きすぎてしまうため、普段の生活のなかでも、ちょっとしたことにストレスを感じ、プレッシャーや競争に弱いという特徴があります。ショボーン

不登校や引きこもりになりやすかったり、ちょっとしたことで出社できなくなってしまう人というのは、官星が強すぎることが多いです。

偏官より正官の方がこうした傾向が強いですが、偏官でも基本的には同じです。

もしもこの営業マンが私の家族だったら、私はどうすべきなのでしょうか?

彼が上記のような命式を持っているのなら、彼は常に自分にブレーキをかけていて、自分の気持ちを押し殺し、自分を責めてばかりいるはずです。

そうした人が、出社したくないという気持ちをもっているとき、家族が彼を責めても出社意欲がわくとは思えません。

彼がポジティブになれる言葉をかける必要があります。

彼に強く言って良いのは、10年単位の大運や1年単位の年運で巡ってきている干支の作用によって、官星の力が弱くなり、彼自身を表す日干の力が強くなっている時期です。

そうした時期には、積極性が出てくるからです。

でも、そのような時期がいつなのかがわからなければ、家族でも接し方を誤る危険があります。

四柱推命は、家族への接し方や、時期に応じた接し方の変え方のヒントも与えてくれます。

あの頃に幼稚園生だったお子さんは今、高校生になっているはずです。

ちょっとしたことで仕事をやめてしまうお父さんがいるお子さんがその後にどうなったのか、も気がかりです。真顔

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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