ザ・ノンフィクション特別編『新・上京物語2022 夢のあとさき 旅立ちの時』
『レストラン大宮』オーナーシェフ大宮勝雄さん。
大宮勝雄シェフには15人の弟子がいて公邸料理人として活躍してきている。
東京・浅草の仲見世通りの近くで30年以上、
人気の洋食「レストラン大宮」日本を代表する洋食のシェフ。
ただ美味しい料理を作るだけでなく、料理と同じ様に丁寧に人をも育てて行く姿。その夢のあとさきには...。
初日、自ら浅草の街を紹介して歩く大宮シェフ。
さて何人残るのかなと笑いながらのその言葉の意味がわかるのは、一年後ですね。
大宮ビルの家族が住むビル。新人3人が住む社員寮となっています。昔ながらの住み込みのようです。
ちはるさんはホール担当。
ホールのために、ワインや料理のことなど勉強がぎっしり。中学生で料理の道を目指すと決める。
調理科のある高校に行き、卒業後調理師免許
を取得。
らいちくんは調理担当。
あかりさんも調理担当。
すでにサラダ作りを任されている。
指示通り動き回るあかりさん。
あかりさんの動きに、焦るちはるさん。任されたサラダ作りがうまくいかない。
そんな中で、ホールで失敗するちはるさん。
大切なワイン一本2万円を割ってしまう。
仕事ができる者から役割が決まる。
先に賄いを任されたあかりさん。輝く笑顔。
初めての麻婆豆腐は美味しいと言われ、嬉しそう。そして順調にSTEPを進める。
暗い表情のちはるさんでしたが
初めての賄い作りに、大きな荷物で嬉しそう。
なんと蕎麦を賄いに出すのです。
自分の賄いで手いっぱい。5時間かけた賄いです。待ちきれない先輩たち。笑いながらイジる。
そんなちはるさんに厳しい一言の七久保先輩。
「仕事は賄いだけじゃないよ」
✏️三人三様の仕事ぶり。
✴︎らいち君の動きが全く見えない。
✴︎順調なあかりさん。2か月後、調理場の花形、焼き場に立つ。
✴︎三か月経ってもまだホールのままのちはるさん。実家に帰宅。家族からの応援に、本当のことが何も言えなかった。父母の手紙に涙する。
✏️一番夢を語り自信を持っていたと思われるちはるさんが、その自信をなくし迷っている様子が痛々しい。止めることのできないドキュメンタリーの現実。すべての人が順調にいくはずもなく、これからに不安を抱く。
しばらくして、七久保先輩と一緒に働くらいち君の姿。中々仕事を覚えてくれない後輩に、苛立つ七久保先輩。
そして、大宮シェフから七久保先輩が叱られることとなる(これからは人を育てる側となる七久保先輩だからこその師の愛とみましたが..)
七久保先輩にとっては、料理も生き方までも師である大宮シェフからのお叱りに、愚痴が出てしまいます。
そんな時に訪れた七久保先輩の夢を叶えるチャンス
憧れの公邸調理人への推薦状を書いてもらえる運びとなったのです。そして見事合格。
9年と10か月を過ごした部屋を片付け、出発の時を迎えました。
夢かなえ公邸料理人に
七久保さんが渡米前に母校あいさつ
一方、ちはるさんは、もう心にキテしまったと沈んでいる。ついに店を休んでしまいました。
上京して8か月。自分は料理よりもホールが楽しいと思い始めての軌道修正を決め、ホッとするちはるさん。
ホールに専念することとなり、笑顔いっぱいです。
ライチ君もやる気が出てきたと大宮シェフ。良かったです!
✏️それぞれの道が決まり夢に向かって歩む3人と、夢を掴み憧れの地へ飛び立った七久保先輩。
それを見守る大宮シェフ。
自分だけで料理を作りその技を磨くのではなく、得た知識と経験や素晴らしい料理の数々を惜しげなく伝える大宮シェフ。
人を育てることが好きで、料理を提供することで多くの人の笑顔が見られることが最大の喜びである事が伝わる番組でした。
人を叱ったり見守ったりの行動には、かなりの労力と忍耐が必要です。人を育てるということは、自分の仕事以外の生活時間までもを削っての本気の成せることです。
誰でも褒めて伸びるのならそうしたい思いです。
追:どのような素晴らしい活躍をしている人でも、万人が認めるわけでは無いのが世の常です。
厳しければパワハラと言われ、優しければ生ぬるいとも言われる。
しかし、それを望んで努力をし続けた新人と指導者の心合わさったからこそ、15人もの公邸料理人が生まれたという事実は揺るぎないことだと思います。
今年で最後と笑いながらまた新人を受け入れる大宮シェフと、弟子となる若者たち。
15人もの公邸料理人を育て上げた大宮シェフのその熱意と素晴らしさに感動です❤️🩹
弟子の皆さん!
日本のオイシイを世界に広め活躍してください