菜園の慣れぬ労働数時間。

なんだか頭がボーッとしてきて、

危ないなぁと感じたので木蔭で休憩。

そのとき脳裏をよぎったのが

『私は貝になりたい』のひと言。

TBSドラマより


唐突に浮かぶその言葉に何故?


それは随分前に観た、中居正広さん主演のドラマの題名でした(2008年作 妻:仲間由紀恵)

観たことも内容も覚えていますが、

何故今なのか?の思いが巡ります。


あのときの『もう二度とあのような映画は観たくない』との感想が甦りました。

辛くて、心が苦しくなる戦争のドラマ。

ラストシーンは観られませんでした。


観たくないという思いは二つありました。


一つは戦犯として裁かれることが、あまりに悲し過ぎたのです。

もう一つは、世の中がこんなドラマを生み出さなくてもよい、平和でいて欲しいとの思い。


そして今また。

この言葉を思い出すということは、

これからまた、

こんな辛い思いをするということなのか...


日々流されるウクライナの映像。

目を覆いたくなる悲惨さは事実なのでしょう。

今も辛く苦しいですが、

この戦争が終わった後の互いの国の兵士の皆さんが、

さらに苦しい思いをすることになるのでしょう。

たった一度観ただけなのに、

脳裏に焼き付いていたその言葉と映像。

戦争当事者の国だけでなく、

ニュースで何度となく観続ける幼子たちへの

影響が心配です。


幸せに過ごしている今だからこそ、

幸せの裏返しがいつか来るのではないかという思い。

心の何処かに、

自覚のない不安な思いが宿っていたのだと、

改めて思い知りました。