大変長らくお待たせいたしました
第2回となる「☆やってみました☆」企画!
今回は、地元・君津市の特産品でもある大豆「小糸在来®」を使って
オリジナル味噌づくりをしてみました。
工程が長いので、前編と後編にわけてお届けいたします
え?お味噌って自分で作れるの???
って思いますよね
それが意外と身近な材料で、作れてしまうんです!
必要な材料は、基本としてこの3つだけ。
(1) 大豆
(2) こうじ
(3) 塩 (精製塩ではないもの)
私の住む地域では、直売所や大き目のスーパーにいけば
割と容易におめにかかれるものばかり。
地元のイベント企画や、お料理系のワークショップでも
味噌づくりは大変人気です 参加する方は材料も道具も一切
自分で準備しなくてよいし、何よりもプロの指導を受けながら
作れるので、ひとりで作るのが不安な方にはオススメですよ!
本当は私もどこかの企画に参加したかったのですが、日程の都合と
大量の大豆が手元にあったので(理由は後編でご説明します)、
レシピを参考にしながら、自宅でやってみることにしました
それでは、手順を追いながらの、体験レポート
いろいろな作り方を調べたり聞いたりしてみましたが
分量については、各材料の比率で風味や辛さに違いがでるので
「ここはお好みです♪」
という、初心者には最も難しい表現が多いです(笑)
とりあえず、選んだ保存用ペールに添付されていた
説明書の分量にすることが間違いないかなと思い、今回は
・大豆 1kg
・こうじ 1kg
・塩 400g
で、米と麦のこうじを使って2種類作ってみることにしました
ではでは、初めての味噌づくり~、スタート!
味噌づくりには、大豆の準備と仕込みで約2日間を要します。
主に初日は大豆の下準備、2日目は仕込み作業です。
まずは大豆を計って、よごれをしっかり洗うこと。
そして豆にたっぷり水を吸わせましょう。
上の画像でもわかるとおり、豆は元の大きさの
2倍以上に膨らむまで、18時間以上は浸しておきます。
豆が十分に水を吸ったら、次はこれを大きな鍋で煮ます。
普段、多くても一度に3人分程度の料理しか作らない我が家に
大きな鍋はありません 買ってしまおうかとも思ったのですが
使う頻度も少なく、収納にも困りそうだったので借りてきました。
(実家やご近所に聞けばなんとかなる…田舎の特権ですか? 笑)
コトコト、コトコト…豆の様子をみながら3~4時間煮込みます。
(圧力鍋があれば、時間短縮可能!)
目安は、豆を指で挟んで簡単につぶせるくらいの柔らかさ。
豆の中心に芯が残ったりしないよう、しっかりと煮ておきましょう。
この工程での注意点は、煮始めると大量に泡が出てくるので
(豆に含まれる「サポニン」の成分によるそうです)取り除くこと、
そして、煮あがった豆を湯切りする前に、煮汁をとっておくことでした。
泡は洗顔フォーム!?シェービングクリーム!?ってくらいモコモコ!(*´ω`*)
煮汁は最後の工程で、味噌のやわらかさを調整するために使います♪
煮あがった豆を鍋からザルにうつしたら、
粗熱がとれるまで冷まして、豆をつぶしていくのですが
この作業が、地味だけどかなり大変!!
ミンサー(肉や豆を挽く器具)や
フードプロセッサーをお持ちの方は
迷わず使うことをオススメします
( 鍋と一緒に借りておけばよかった!( ノД`)シクシク…)
最初は手で丁寧につぶしていたのですが、
何せこの量…
当初2kg(1kg×2種類分)だった大豆は、煮あがって
約4.5kg に!(約2.25倍)
この豆との戦いをいかに早く終わらせるか!
文明の利器にあやかれない私は、ネットで検索して
この手段にたどり着きました。。。
これは正直、ためらいました。
食べ物を足で踏むことへの抵抗が大きくて
しかし、このままでは豆がキレイにつぶせず、
つぶし残しが多いと発酵や熟成への悪影響もあると…
よし!
蕎麦をうつときだって足で踏んでるし!!(そうだそうだ!)
そう考えなおし、ジップロックに小分けした豆を
厚手のビニール袋(今回は未使用の布団圧縮袋)の中に並べて
※2重にするのは、もし中の袋が破けても豆を外に飛び出させないためです!
キッチンマットの上に置き、バスタオルで包んでから足のチカラで…
ギュッ!ギュッ!と踏むこと約1時間…
おわったーーーーーっ
ホントにココが、時間もかかり一番ツラかった作業でした。
ここまできたら、ようやくゴールが見えてきた気がします
よし、もうひとがんばり~!!
塩きり(こうじと塩を混ぜておくこと)をしておいたこうじを、
つぶした豆に混ぜ合わせていきます。
【注意】こうじの菌は高温(70度位)になると死滅してしまうそうです。
豆が冷めないうちに、こうじと混ぜないよう気を付けました!!
とっておいた煮汁を少しずつ加えながら、耳たぶぐらいの
柔らかさになるよう調整しつつ、まぜまぜ、まぜまぜ…
豆・塩・こうじがなじんでくると、パサパサもっさりしていた
豆の感触が、しっとりベタベタな手触りになってきました
こんな感じです!
手で丸めてみて、ひび割れずにしっかり丸まったらOK!
ようやく「味噌の元」が完成しました
残すは熟成のための準備です。
さて、あと一息!がんばろ~っ
後編へつづく