マンネリ化した毎日に違いを創るには、
何かを変える必要があります。


でも何から手を付ければよいのやら?

そのヒントになるのが環・観・感という3つの「カン」です。


1つ目の「カン」=環境を変える

わたし自身が、自分が陥っているケモノ道状態に気づいたとき、
真っ先にやったのは、通勤ルートを毎日変えてみることでした。



今迄は 少しでも歩く距離を短くすると言う基準で選んでいた通勤ルートでしたが、
家を出る時間を少し早め、駅から歩く道を毎日少しずつ変えてみるというチャレンジを始めました。

そのうちもっと新しいルートを歩いてみたいと思いだし、
少し歩くには遠くなるけれど、いつもより一つ前の駅で電車を降りて歩いてみる、ということも始めました。

いつも同じ道を歩いていたときは、
ほとんど景色に注意を向けることもなく、考え事をしながら歩いていることが多かったのに、
毎日ルートを変えようとすると、いやでも景色に注意が向きます。

すると日々の微妙な季節変化に気づいたり、
ホームレスの人たちが楽しそうに交流する風景を目撃して、意外に思ったり、
江戸時代の歴史に登場する有名な医学塾の建物を見つけたり、
と ワクワクするような体験をすることが多くなって行ったのです。



仕事のもめごとや、同僚との人間関係などのことを考えながら、
毎日同じ道を うつむき加減に歩いて通勤していたのが、
歩いている今の風景や、道によって違う足の裏の感覚に意識が向き始め、
舗装の隙間から顔をだして花を咲かせているタンポポの可憐な 
しかしたくましい生命力に感動したりするようなことが増えて来ました。


考え事をしながら、うつむき加減に 毎日同じケモノ道を歩いて出社したところから始まる1日と、
出社までに色々なワクワクを体験した後に始まる1日がどのように違ったかは説明しないで置きましょう。

興味があれば、ぜひご自分でもやってみて下さい。

 

マンネリ化した毎日に違いを創るには、何かを変える必要がある、と最初に言いました。
 


環境を変えると、結果として、新しい環境に向き合う自分の側にも変化が起き、
人生にも変化が起きます。


自分で自分を変える・・・というのは意外と難しい面がありますが、
外の環境を変えると言う行動は、誰でも比較的選択しやすいのではないでしょうか。

周りの目を気にして、あまり冒険をしなかった服装や髪形を思い切って変えるなどと言う選択もあるでしょう。

居心地の良い親との同居を止めて、独立した一人住まいを始めてみると言う選択もあるでしょう。

いずれにせよ、カギとなる3つの「カン」のうち、環境を変えると言う選択は最も実行しやすいものだと思います。



ちなみに、私は21年前に今の妻と再婚し、結婚後まもなく職を失い、
そこから様々な変動を体験しましたが、
常に自分が今一番やりたいことは何かに焦点を当て、それを実行して来ました。

その結果、2~3年くらいで取り組むテーマがどんどん変化、あるいは進化し、
・・・それにつれて住む場所も変わることになりました。



21年目の今年、私たち夫婦は結婚以来9回目の引っ越しをしました。
余談ですが、そのうち引っ越し屋さんにお願いしたのは2回だけです。

お蔭でマンネリや退屈とは縁のない、変化にとんだキラキラ一杯の21年でした。

でも80歳にもなると、さすがに重い家具を運ぶのは、もう卒業しても良いかなあ・・・
と思い始めています(笑)

明日は、キラキラ人生を実現する第2の「カン」についてお話します。