こんにちは
 

まほろです

 

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築95年の夫の実家をリフォームして
 

行ったり来たりのニ拠点生活をしています
 

 

 

実家のリフォームにまつわるアレコレや
 

日々の暮らしで思うことを綴っています




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老後の趣味が気になるお年頃

 

 

 

 

 

先日、同窓会に行ってきました

 

 

 

 

 

 

そこで久しぶりに会った

かつて運動部で活躍していた男子達が

話していたことが、妙に印象に残っています。

 

 

何人かが言っていた

 老後の趣味。


 

幾つになっても続けられる趣味を

持ちたいのだそうです。

 

 

スポーツは今でも続けているけど

体力を使わない趣味も持ったら?と

奥さんに言われるんだよねー

 

 

絵でも描くか〜?

でも美術苦手だったしなあ

 

 

音楽とかできたらいいなあって

今になって思うわ

今からでもできるかなあ

 

 

ふーん、

文化系の趣味もいいものよ!

 

 

この年になって、

歩み寄って話ができるとは

思っていなかったから嬉しいです。

 

 

 

 

鑑賞する楽しみは

 

 

 

芸術は、するのも楽しいけど

見るのも良いもの。

 

 

大袈裟に言えば

 

一瞬の感動が

人生の時間を輝かせてくれる。

 


例えば、美術館で

初めて見る絵の前で圧倒される時。

 

 

コンサートホールで

流れる音に包まれる時。

 

 

自分のいる空間や時間が

色とりどりに光り始める気がしませんか?

 

 

 

芸術は心を豊かにしてくれるもの。

感動が心を満たしてくれる。

 

 

ところで、今ふと湧いた疑問です。


 

感動って言うけど

私は何に心動かされているの?

 

 

 


小樽のステンドグラス美術館で見た

100年以上前に描かれた天使像





 

作り手とつながる

 

 

私はステンドグラスをしているので

ステンドグラスを見る時には

 

 

うわぁ綺麗!✨と全体を見たあと

 じっくり細部の技術を見ます。



 自分もやっているので想像しやすいのです。


 

細やかな描写、力強い線。

 

こんなに長い線を一気に書くのは

大変だっただろうな、とか。


 

ガラスの色の配置が素敵だ。

 デザインは何から発想したんだろうとか。

 

技術を駆使して

何を表現したかったんだろう


 

熟練の技術を見て

先人達の情熱を感じて

 

すごいなぁと感動するんですよね

 

 

 

一方でたまーに、

作品の中に成長途中の先人を見つけて

ホッコリすることもあります。

 

 

美術館の絵の中に未熟な部分なんて

普通は見つからないでしょうが

 ステンドグラスにはたまにあるんです。

 


昔の大きな教会のステンドグラスは

工房が請け負って幾人もの職人が

作っていたうえ

 

 数100年の間に破損して

修復の手が入っていることもあり

 

 

一枚のパネルの中にも

完成度にばらつきがあることがあります

 

 

去年、北海道の小樽に行った時に見た

大きな立派なパネルの中に

ヒョロヒョロした線を見つけてニンマリ。

 

 

背景の模様の線が一部

ホントはまっすぐに描くところが


うねってヒョロヒョロしています

 

 

あ、私もこんな線になってしまうことある!

 

 

まだ工房に入りたての新米が

初めて任せてもらった仕事だったのか⁉︎


ベテランは人物の顔を担当して

この人は、背景の背景みたいな部分。



納期が迫っていて、もしかしたら

技量に関係なく駆り出されたかもしれません。


 

想像したらめちゃくちゃ

親近感が湧いてきました。

 




アートの鑑賞って、きっと

人それぞれのツボがあると思います。

 

 

私にとってのツボは

作り手とつながること。

 

 

作品を通して、

その人が表現したかったことを感じた時や


生身の人たちが携わったと感じるとき、


時空を超えて先人の足跡に触れて

めちゃくちゃ感動する。

 


 

私たちはつながっている




そんな気持ちになるのです。

 



素晴らしさを感じるも、

親近感をかんじるも

感じ方は自由です。





いよいよ明後日から

私たちのステンドグラス作品展が始まります




美しい光を表現したくて

懸命に制作した私たちの作品を

皆さんにご覧いただけると嬉しいです。


 






 

 

今日も最後までお読みいただき

ありがとうございました