こんにちは

まほろです

 

築95年の夫の実家をリフォームして

行ったり来たりのに拠点生活をしています

 

 

実家のリフォームにまつわるアレコレを

非日常空間ができるまでとして

綴っています


 

 

 

 

 

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古民家の耐震性はどうなんだろうと

薄々不安を感じていた私。

 

 

3年前、実家のリフォームをするにあたり

耐震診断を受けることにしたものの

 

結果は、想像を超えるものでした

 

 

 

 

 

 

0.11ショック

 

 

 

 

一応想像はしていましたが、

数字にするとこんな感じなのね

 

 

0.11。

 

大きな地震が来ると

0.7未満は倒壊する可能性が高い

 

 

夫と2人で、無言で書類を眺めました

 

 

数字はあくまでも数字ですから。

文化財はどれも、低い数値ですよ。

でも、すぐに倒壊するわけではありません。

長い年月建っていることが証明です。

 

と言われました。

 

 

たしかにね、

実家の建物も90年以上びくともせずに

同じ場所に建っていたのですから

 

倒壊の可能性が高いと言われても

エッ本当ですか?

半信半疑です

 

 

数値は低いけど気にしないで、とは

じゃあ、耐震診断ってそもそも何なんだ?

ってなりますよね

 

 

一応それまでの説明に加えて、

自分でも調べてみました。

 

 

 

 

耐震と免震

 

 

 

ググってみたら、

耐震免震という言葉が出てきました。

 

 

耐震というのは、揺れに抗えるように

コンクリートの基礎で固めたり、

金具などで揺れないように固定する考え方。

 

 

現代の建築では耐震が考えられています。

 

 

 

一方、昔ながらの伝統工法で建てられた家は

免震という考え方です。

 

 

揺れても、揺れながら衝撃を逃す考え方。

土台と家が固定されていません。

 

 

少し調べて、わかってきたことは

 

耐震と免震は、全く違う考え方だということ。

 

 

揺れながら衝撃を逃す方法で建てられた家を

揺れないかどうかを測る耐震診断で判断することが

土台、無理があるんじゃない?

 

と素人ながら思ってしまいました。

 

 

依頼しておいて今更ですがね。

 

 

それでも、耐震と免震どちらにしても

家の部材が痛んでいたら倒壊の危険性が

高まることは間違いありません。

 

 

この耐震診断を受けて、

シロアリ被害などがなさそうと分かったのは

大きな収穫でした。

 

 

 

 

対策を考える

 

 

数字で出されるとやはり気になります。

 

 

減点が大きかった屋根は、

次回葺き替えるときに軽量化するとして

 

指摘されたのは壁の少なさでした。

 

 

実家は南側に庭があり

庭に向かって南北に

三部屋の和室が続いています。

 

 

南に大きく窓があって

続き間の仕切りは襖と障子のみ。

壁はありません。

 

 

耐震診断の計算上

南北方向の壁は足りているが、

東西方向の壁が足りないと出ました。

 

 

たしかに

それは、薄々気づいていた通りです。

 

 

3箇所、弱い箇所を指摘されました。

でもそこを補強しても

今より少し強くなるだけで

 

もしこの家を本当に耐震にしようとするなら

家の床や壁を取って骨組みだけにして、

ジャッキで持ち上げて基礎を設置するとか

 

すごく大変そうなことを言われたのです。

 

 

要するに、

ちょっと触ったくらいでは

耐震にならないらしい。

 

 

もちろん、ジャッキで持ち上げるなんて

現実的でありません。

 

 

どうしたものかなあ。

 

 

耐震と言っても、

もし、これからの何十年がこれまで通り

倒壊するほどの地震が起こらなければ

 

別に何もすることはありません。

 

 

対策したから大丈夫なのか

対策しなくても大丈夫なのか

 

はたまた対策してもダメなのか

 

結果論だから 

誰にもわからないことですよね

 

 

神戸で震災を経験した私は、

どこかで安心したい気持ちがあるけれど

 

 

結局、自分がどこに

安心を感じられるかってことだと

気づきました。

 

 

 

 

この続きはまた、

次回に書きたいと思います。

 

 

 

今日も最後までお読みいただき

ありがとうございました。


私の経験が、

誰かの参考になれば嬉しいです。

 

 

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着工前日です