こんにちは
まほろです


築95年の夫の実家をリフォームして
行ったり来たりの二拠点生活をしています

 

 
 
 



 

 


 

ここのところの台風の影響か

関西でも風の強い日がありました

 

そのせいか、栗の木の下に

風で振り落とされた小さな栗の実が

たくさん落ちています

 

これ、秋の収穫が減ってしまう?💦

 

夫に聞くと、例年この時期にこんなふうに

実を落としていたようです。

 

でも秋には食べられる分もちゃんとあります。

 

多すぎる分を自然淘汰するのでしょうかね

実に栄養を行き渡らせるために

数を減らしているのだとしたら

 

なかなかシビアな世界です

 

 

 

 

エアコンのない暮らし

 

 

 

築95年の実家の母屋には

3年前にリフォームするまで

エアコンがありませんでした

 

その代わりに扇風機が何台もあって

各部屋で首を振っていましたっけ(笑)

 

 

扇風機とうちわで涼をとる暮らし。

 

 

ほんの数年前までですよ!

信じられませんよね〜

 

 

もともと、日本の家は

夏の涼しさを考えられて作られていたと思います。

 

 

吉田兼好も、『徒然草』の中で

「家の作りやうは夏をむねとすべし」

と書いています。

 

そして

「冬はどんな所にも住めるが、

暑い頃、わるい住まいは耐え難いことだ(口語訳)」と続きます。

 

 

たしかにエアコンも扇風機もなかった昔、

暖をとる道具はあっても

涼をとる道具と言えるものは、うちわくらい?

 

夏を過ごす工夫が必要だったでしょう。

 

 

実家に来て窓を開け放つと、

家の中をスーッと風が抜けていきます。

 

 

以前、エアコンがまだなかった頃

よく家のまえで打ち水をしたり

夕方、庭で水まきをしていました

 

 

そして、家の中にいる人は

「あ、今いい風きたね」と言い合ったものです。

 

 

 





 

 

自然を感じる暮らし

 

 

 

今は逆に、エアコンをかける時には

窓を閉めて空気の通りを塞いで

エアコンの効きをよくしますよね

 

それが現代の普通の暮らしです

 

 

家に風が通る気持ちよさを知っている

私と夫の世代は

まず家のあちこちを開けて風を通そうとしますが

 

若者世代は、

まず締め切ってエアコンをつけます。

 

 

でもそうすると、風が通らなくなってしまいます。

 

家は広いし、襖や障子で締め切ったところで

どこかで隙間から空気がスースーして

完全に締め切ったことにもならず

 

 

また、エアコンの部屋が涼しくなっても、

残りの大部分は空気がこもって

余計に暑くなるし暑く感じる。

 

 

窓を開けるか、閉めるかが悩みどころです

 

 

私がよくするのは、エアコン掛け流し?。

一部屋だけエアコンをかけて、

締め切らずに風も通す方法。

エアコンが効率的ではありませんが、家全体で過ごす方法です。

 

それでも、すんごく暑い日は

エアコンをかけて篭ります。

 

 

何が正解かわからないですけど

そうやって試行錯誤しているうちに

 

いつの間にか

あ、いい風来てるね。と

涼しい風が吹く夜が来ます

 

夕方、一雨あると

一気に涼しくなります


夏の夕方、黒い雲が出てくると

雨が降って涼しくなるかと期待してしまう。

 

湿った匂いがしてくると、

降り始めのサイン。

 

静まっていたセミが、再び鳴き始めると

雨が止んだんだなと思うのです。

 

 

実家にいる時には

音、匂い、風、明るさ、

いろいろなものに敏感になります。

 

昔の人は、こうして五感を研ぎ澄まして暮らしていたんだろうな。

 

 

現代人の私たちには

自分の五感を感じることが

非日常感を愉しむ生活なんですよね






 

 

 

 

今日も最後までお読みいただき

ありがとうございました