こんにちは

まほろです



築95年の夫の実家をリフォームして

行ったり来たりの二拠点生活をしています









 変わらない​性格




性格って変わらないんでしょうかね。



私は、自他共に認める

マイペース人間です。


マイペースの中でも、たぶん

が付く部類です。



子供の頃からずっとそう。

半世紀以上、人の後を追いかけながら

自分のペースで生きてきました。



食べるのも、話すのも

何でもゆっくりなんです。

そして時々、ちょっと変わってるねと

言われてました。



急いでるつもりでも、

早くできないんですよね。



記憶にある幼稚園時代。

お弁当を食べるのが遅すぎて

食後のお昼寝はいつもパスしていました。

マイ寝袋で寝たのは、2年通って2回だけ。



でも、そんな私を救ってくれた

先生の言葉があります。


 



 ​ゆっくりだけど丁寧なのよね




ちょうど節分前でした。

幼稚園の工作の時間に

みんなで鬼のお面を作ることになりました。、



紙袋に目の穴を開けてお面に見立てて

小さくちぎった折り紙をノリで貼って

赤鬼や青鬼を作るのです。



私は先生の説明を聴きながら

すごくいいのを作ってやろう

張り切っていました。



みんなが青、赤、黒の単色を選ぶ中

赤とピンク2色の折り紙を選んで、

グラデーションにすることに。


ちぎり方も、

小指の爪くらい小さくちぎって

緻密な貼り絵を目指しました。



まぁ先生は、そこまでのこだわりは

想定外だったかもしれません。



せっせと手を動かして貼り始めたものの

大きくちぎった折り紙を

パッパッと貼った男の子達が

「できた!できた!」と言う頃になっても

私のお面は半分も埋まっていませんでした。



先にできた男の子達が私を取り囲んで

「まだこれだけしかできてないの〜⁈

手伝ってあげる!」と、

手を伸ばして大きな折り紙の切れを

私のお面にペタペタ貼り始めたところで、

私は「やめて〜!」と言って泣き出してしまいました。 



私が作ろうとしているのは

そんなのじゃない!

細かい折り紙がグラデーションになった

赤鬼のお面なの!



言葉にできない私に代わって、

先生が男の子達に 


「まほろちゃんは自分でやりたいんだって。みんなは外で遊んできていいですよ」と声をかけると、私のお面作りを手伝ってくれました。



先生と一緒に黙々と折り紙を貼っていた時に言われた言葉。



まほろちゃんは、

ゆっくりだけど丁寧なのよね



その言葉は、今でも時々思い出す宝物です。


そして、その時初めて

自分のことをゆっくりだと自覚したのです。




 ゆっくりでもいい


 

大人になってからも、

ゆっくりな事はいつも私の課題でした。



何でも早い方が評価されるし

早くできないとダメなんだ。

遅いのは人に迷惑をかける、と

ずっと自分にダメ出ししていました。



でも最近になって、

それも違うかなと思える事がありました。



それは友人のステンドグラス教室で、

体験教室のお手伝いをさせてもらった時のことです。



何人もの方の作業を見ていると

いろんな個性が見えてきました。



初めてのこともグングン進める

度胸のある方。


何でもまずやってみる行動的な方。


次の工程まで考えて慎重に進める方。


ゆっくりと丁寧に一段階ずつ進める方。



それは、早いとか遅いとか全然関係ない。

その人の呼吸みたいなもの。



早く進んで気づくこともあれば

ゆっくり進みながら気づくこともある。



ゆっくり息をしている人が

呼吸を早めようとすると

息が浅くなってしまうみたいに


他の人のペースにしようとしても

苦しくなるだけ。



それぞれのペースの中で、

見える景色があって

得るものがあるんだ。



多く学ぶ人。深く学ぶ人。

どっちも良い。

それもその人の個性なんだな。



そう考えると、

私のゆっくりな部分も

ある意味大切な個性であり

長所でもあるのだと

やっと思えたのです。





今日も最後までお読みいただき

ありがとうございます