いろんな問題を客観的に、多角的に見れる大人に | 遺書となるかも知れない自己破産による隷属からの脱出ブログ

いろんな問題を客観的に、多角的に見れる大人に

今日は、どんなことを話そうか、迷ったんだけど。
やっぱりこの話題に。

愛する子供たちへ。

この国にはいろんな『事件』があります。
その事件を報道するのがマスコミ。でも、日本のマスコミには、大きな問題を感じています。一方的、感傷的。まるで、国家の制御下にある国営放送や国営新聞のように。

今なら、NHKの番組に政治家が介入したとかで、一斉にその報道をしてNHKを一斉に攻撃する。
ところが、livedoorの堀江社長が日本テレビの株を買収してフジテレビを支配下に置こうとすると、このことを一斉に書き立てる。優勢なときは、はしゃぎたて、劣勢になると悪者扱い。
さらに、大阪市役所の厚遇問題を叩き始めたと思ったら、こんどは福知山でJRが死亡事故を起こして、今度はそれをめった押し。

この数ヶ月でもこれだけのことを鬼の首を取ったかのように報道して、次の対象ができたらきれいさっぱり前のことは忘れる。

しかも、客観性はなく感傷的で、視聴率優先。

どうかと思います。
基本的に、物事には同じ質量で合い反対の意思や思想、事実が存在するというのがお父さんの意見です。そして、その対象だけでなく、問題が起こった場合には、その人や法人の周りにも、社会にも問題がきっとある。

単独で何かが起こることはないんだと思います。

JRが事故を起こした。
そしたら、一斉に日本のマスコミがJRバッシングを始める。
そして、揚げ足を取り始める。お父さんは耳をふさぎたくなる。でも、これが現実だ、これが日本だ、と受け容れようとする。

例えば、事故を起こしたのにボーリングをしていたとか、コンペをしていたとか。置石があったと言い訳優先の対応をしたとか。列車が激突したマンションの住民との話し合いも、一方的に攻める責める。悪いところだけ見事にピックアップ。JRは『0点』な報道ばかり。

挙句の果てに、JR職員への暴力事件が発生。でもマスコミはその責任については触れず。逃げて・・・。

JR職員の子供も、報道されていないだけで、いじめに遭ったりし始めた子も多くいるはずだ。でも、それを報道したり特集すると、自分たちの立場が悪くなるから、しない。そんな紳士協定?が日本のマスコミにはあるようだ。

お父さんには、事故を起こしたJRには確かに問題はあるけれども、それを引き起こした社会や利用客、政治や行政、企業システムなんかにも多く原因がある。何より、遅れを取り戻すために起きた事故であるのに、日本の乗客は列車が5分遅れただけでイラついて、30分も遅れたらクレームをつけ始める。乗り継ぎに失敗したら、それだけで大変なことになる。

そんな利用客が事故にあったとたん、過密ダイヤがどーのこーのと言い始める。やっぱりおかしいと思う。

確かにJRが悪い。それは認める。
でもそうなった背景をもっと報道しないといけないのがマスコミ。
JRが悪いことや、事件の概要は嫌と言うほどもうわかっているんだから、もっと一般国民が知ることの出来ない情報を提供するのがマスコミの役目。もっとJR側にたった報道もあってよいと思う。擁護したり、援護射撃をする局があったも良いと思う。でも日本にはそれがない。

日本には、今回の事故現場以上に危険なカーブのある場所が腐るほどあるんだって。でもその場所は報道しない。なぜ?

変なところに紳士的で、変なところで何かをかばって。
で、次の事件が出たら放ったらかしか?と思う。

これ以上いくと思想的な話になってしまうんだけど、とにかくこういったマスコミの情報をうまくキャッチできる人間になってほしい。そして、公正に平等に事実を捉える人間になってほしい。加害者も被害者も何か理由があって、その背景がある。それを分析解析しないと『真実』って見えてこないもんなんですよ・・・。

また、この話はすることになると思うので、また詳しく。というわけで今日はお休みなさい。