きょうは7月に広島の呉市にボランティアにいったときのお話をしようと思います。
少し長くなってしまうので、2回に分けて書かせて頂きますね。
今年の7月、豪雨によって大変な災害が起こってしまいました。
わたしは豪雨からちょうど2週間が経った頃の7月の下旬、広島の呉市天応地区にボランティアに行ってきました。
天応地区についてまず目に入ってきたのは、普通の道に綺麗な水が流れてる光景。
誰かが水道の水を止めるのを忘れてしまって、それが道に流れてきているような、そんな光景でした。
「この水なんですか?」
と聞いたら土砂で本来の川がせき止められて、もともと普通の道だった所に水が流れて、川みたいになってしまったんだよ。と教えてくれました。
道がなくなり突然川ができて、
家が孤立してしまい、
孤立した家とをつなぐ道を作る作業をしている方がいました。
「奥まで行ってみる?」
と声をかけていただいて、少し奥の方に歩いて行きました。
そこには屋根の高さまで土砂がきているお家がありました。
「こんな高さまで土砂が押し寄せてきてしまったんですね」と言ったら、
「この家はもっとあっちにあったんだよ」って、
遠くを指しておっしゃっていて、言葉を失ってしまいました。
その後、わたしは目のほとんど見えないおじいさんが一人で住んでいるお家の土砂のかきだしをしてきました。
おじいさんは前日まで一人で土砂をかきだしていたそうです。
「目がほとんど見えんし、なにをどうしたらいいのかわからん…」
そう言っていたおじいさんを助けるため、ボランティアに入った団体の方々にわたしも途中から入れてもらい、ボランティアをさせてもらいました。