大好きな彼 | 私という 個人。  

大好きな彼

年下君との交際はまさに順調だった。

それでも時々不満があっては2ショットチャットを覗いた。

覗くと大抵以前話した部屋がある。

『ちょっとMっぽい子・・・』


私はまた入ってみた。

『はじめまして、何歳?どこから?・・・』決まり文句のように会話が始まっていく。

以前お話した者です。

名前と年齢を書き込むとすぐ思い出してくれたみたい。


それからまた話は弾んだ。

そしてまた・・・電話ではなしてみない・・?ということになった。

私の番号は教えなくてもいいし、非通知でかけてきていいよ携帯と言ってくれたので、私は勇気を振り絞って、好奇心も抑え切れそうになくて電話をかけてみることにした。


『もしもし・・・』

『もしもし・・・真帆ちゃん・・?』

『うん・・・』

『あれれ・・?(笑)緊張してるの??ニコニコ


こんな感じで私達の初めての会話はスタートしていった。

わたしは電話の彼には全て話していた。

年下の彼がいること。

でもなぜ彼がいるのにこんなとこ電話してるの・・・?

と聞かれた。

自分でもよく分からなかった。

でもチャットの彼はエッチに不満があるんじゃないの~??なんて言ってきた。

まさかまさか。私が彼に不満があるなんて思ったこともナイ。

それでも私はチャットの彼の話に吸い込まれるように話を聞き入っていた。

話がどんどん進んでいくと・・・

『ねぇ・・・今はどんな格好してるの・・?』

『今は。。。普通のだよ。普通にパジャマだよ』

『パジャマ・・・?じゃあ・・下着は・・?つけてる・・??』



・・・こんな感じで新しい会話がスタート。

彼の命令はどんどんエスカレートしていく。

私はテレフォンセックスを初めて体験してしまった。

テレフォンて・・・相手の声がすぐ近くに感じられるけど、触っているのは自分の手・・・。

結局は一人でしてるのと同じ。。

それでも私は初めて体験したのが忘れられずに、年下君のデートが終わってから彼のチャットに入っては電話するというのが続いていった。