10/20木曜日
第2回ビジネス講座を二日後に控えてもまだ私はウジウジしていた。
梱包資材は去年から用意してたし、
何日も前から2体の人形の写真は入力済みで「下書き」に入れてる状態だった。
この写真だけで結構時間が取られてた。
状態を確認しないと怖い気がしたので、未開封だったけど敢えて開けて服や靴のシミ等を確認した。
靴は拭いて新しいビニールに入れ直し、気になる部分は写真に撮って後からのクレームが出ない様に気を付けた。
人形の説明も前の分をコピーし他の人の出品を参考にして言葉を修正して、売れてからどうしたら良いのかも動画でチェックした。
1体目は完成してた。けど決断が出来ず先延ばし状態でいた。
ねちこねちこと何度も見直してた。
でも、
その夜の22時頃だったかな?
2体目に金額を入れてエンターキーをポンポンと無意識に打った途端!
「出品されました」やっけ? いきなり画面に文字が映し出されたのよ!
えっ???
そんなつもりじゃなかったのにぃ!
何で?
まるで早よせぇ!と天が痺れを切らした様に感じたわ。
暫し茫然とした後に、もぉえいわ!と居直ってもう1体も出品したけどさ。
あー何だったんだ?
その上、売れるのは2~3日後だろうと高を括っていたけど、1時間位して何気なく見直してみたら最初のが売れていた!!
支払済なのではよ送れという内容!!ぎゃぁ~
再びのパニックの後・・・
夜中まで掛かってプチプチやらクラフト紙やらで何重にも包んで梱包完了。
翌日コンビニのお姉さんに手伝って貰いながらオロオロしつつ送りましたわ。
あー色々もー焦ったぁ。
そして1週間後に
もう1体を300円値下げしたとたんに売れて、またまた大慌てするんやけど、
これ、いつ慣れる?
2021年にPC DEPOTでお膳立てして貰った人形が初めて売れた時、その後の事を準備してなくてパニックになった記憶がある。
実は売れる事は余り想定してなかったというか「その内売れたらいいな~」とのんびりしてた。
しかし突然・・・「売れました」と通知が来る!
突然にね!
えっ?嘘ぉ~?嘘やろ?どうしょう?何するがぁ?ってアワアワしたわ。
油断しすぎと言えばそれまでやけど。
メルカリの「取引画面」を恐怖で慄きながら操作したけど何やったのかな?
よくまぁ出来たねって感じで記憶にないね。
取引メッセージに「ご購入ありがとうございました。」と打ちながらも内心、
購入する前にメッセージくれたら良いのに~!心の準備が出来んやんか~!と思っていた。ごめん。(自分勝手やけど私も実は無言で即 購入する人よ)
もっとも、先にメッセージくれてもやはり同じ様にパニ食ったよ絶対。知ってる。
※ 関係ないけどここで、心屋仁之助さんの前者・後者論を思い出した。懐かし~。
人の話を聞いてて、頭がシャットダウン(真っ白)になるか?がその判断基準。
なるなるなる~。私は間違いなく後者です。本当に思考停止するから。
詳しい事は忘れたけど結局は何とかなったらしい。
でもあの時の恐怖感は妙に残っている。
それが今まで一人で出来なかった理由の一つかもしれん。言い訳やろか?
それ以来ここ最近までずっと
メルカリに出品せねば~やらねば~。その内その内に~。まだ出来ない~と
長い間、ストレスやった。心の奥の淀みが苦しかった。
正直、あげた人形の事、勿体ない事したなと思う事ある。
けど、27体でこのストレスなら、59体+諸々が手元に残っていたらその苦しさはいかばかりなものか?と考える。
これで良かったんだよ。切っ掛けをくれた彼女には感謝しかないのだと思う。
何でメルカリ出品が怖いのかと考えてみたことがある。
よく分からない物に手を出す恐怖。
失敗を恐れてること。
と同時に自分の中の欲望との葛藤もある。
具体的に言うと「価格」の決定に対して。
人形をただの中古品とみるかアンティーク品とみるかなんだけど。
骨董としての価値を意識してる。
買った値段より下げるのは納得出来ない。
相場を調べて、高値をつけてる人に共感したりする。
我ながら欲の皮が突っ張るわぁ~!
今までほったらかしだったくせに。
けど人の目も気になる。
高値付けたいのに批判されるのが怖い。
これは中々折り合いを付けにくい。
まぁややこしい。
最近、もう1体出品したけど、高いみたいで売れてない。
でも今は売れることよりも出品する事を優先しようと思っている。
とにかく私の場合、出品までが時間が掛かるので。
早く全ての人形を壇上に挙げてしまいたい。
そりゃあ売れたら嬉しいけど、
講座で習った様に、ビジネスとは利益を出すこと。
売れるのはゆっくりで良いからとにかく「商品」を全て見て貰いたい。
早く肩の荷を下ろしたいのだ~。
全部舞台でお披露目してから一つ一つ売っていければ良いと思うのだが
ビジネス的にはどうなんだろう?
正直よく分らない。