定年退職を機にその前から懇意にしていた地域猫のシャー姫を
家にお迎えしました。早1年半・・。一人暮らしなので、私に
もしものことが有ったらと思うと不安で、飼うことに躊躇いは
有りましたが、シャー姫つながりで、猫シッターを頼まれたり
頼めたりするご近所猫友さんにも恵まれ、不安は軽減。
今は、ご飯とトイレのお世話が日々の最優先事項で、家計簿には
「猫費」の項目を作り、ペットフード・用品の特売日のチェックを
欠かさない!シャー姫のおかげで規則正しい、楽しい毎日です。
で?、先月、今月と、猫の映画を見に行きました。1本目は
「猫と、とうさん」。アメリカの女性監督の作品です。監督の
夫氏が猫を飼うようになって、その内面に深くポジティブな
変化が有ったことから、同じような変化を遂げた猫飼いの男性を
探して、そのストーリーを記録したもの。
孤児院出身で初めてできた家族(猫)と共に、ニューヨークで
路上生活をする男性。消防署に居ついた猫を世話し、その猫に
癒されながら苛酷な任務に就く消防士たち。長距離トラックを
運転しながら猫と共にアメリカ中を移動する男性。ニューヨーク
だったかな?大都会で野良猫の保護活動をする男性など・・。
Eテレ「ネコメンタリー」の多職種・男性版とでも言いましょうか。
最後の方で、路上生活の男性は悪性腫瘍で入院し、愛猫を支援者に
託さざるを得ず、再び共に暮らせるかどうか・・という話が出て
きます。そこは何とも哀しいのですが、コロナ禍の2020年、猫を
通じて人も繋がるという爽やかなドキュメンタリーでした。
2本目は「ルー、パリで生まれた猫」。両親の不仲に心を痛める
10歳の少女が、母猫を失ったキジトラの子猫を育てることで
気持ちが明るくなる、というところから展開していくストーリー。
動物映像を専門にする映画監督が、動物トレーナーと共に撮影した
フランス映画です。岩合光昭さんの世界に近いものを感じる・・。
子猫を飼い始めてすぐ、ロングドライブ&夏のバカンス(森の
別荘)に連れて行ったり、そこで猫を外に出したり、猫の
飼い方が、10歳の子供だからか、フランスだからか(両方?)、
どうにも雑でハラハラ・・。でも、子猫のドアップと、まるで
演技をしているような仕草・鳴き声は超絶可愛い!
子猫はあっと言う間に成猫になり、いろいろ有って、少女と猫は
別れることになります。少女の悲しみは容易に想像できますが、
猫さん的にはどうなのか?・・フランス映画だからか、全体的に
「ご想像にお任せします」的な場面の省略が多かったです。最後、
私はどんより悲しい気分になりました。
再びうちの子の話・・。お迎えしてから、1キロ強増量。後脚で
首を掻こうとしてバランスを崩し、毛づくろいしてごまかす
シャー姫。