呼吸機能検査の技師さんに癒されて、穏やかな心持ちでMRI検査へ。

事前の指定は、ノーメイク、検査の3時間前から絶食・水分は控えめ、

そのほか、検査室に金属類を身に付けて入室しないために、何度も

注意喚起・確認が行われました。

 

人間ドックで頭の、子宮筋腫の時には腹部の、それぞれMRIを

受けたことがあるので、あの閉塞感と機械音は経験済み。

11:25に検査室に入室。上衣を脱ぎ、検査の体勢を取るのですが、

女性のスタッフが手伝ってくださいました。経験者に聞いていた通り、

うつ伏せ寝。

 

検査台には、直径10cmくらいの丸い穴がふたつ開いていて、そこに、

乳房を入れる。私には丁度良いくらいでしたが、豊満な方や、吉本

新喜劇の桑原和男さんのネタのような、おばあさんだったら

どうするのか、と、おバカなことを考えてしまいました。

 

ふたつの穴の上には、逆Uの字型の穴が開いていて、そこに顔を伏せて、

呼吸確保。両手は前。と、スタンバイしたところに、頭上で男性の声がして

「造影剤入れるんですけど、悪い方どっち?」と。ん?その言葉を

理解するのに、数秒かかったものの、「こっちです」と左手を振りました。

「じゃあ、こっち(右手)に針刺しますね。うつ伏せだと、右左迷う~」と、

また男性。針を刺すというからには、放射線科の先生なんでしょうか?

 

この先生、造影剤の針刺し位置がなかなか決まらなかった上に、刺したけど、

刺し直し。痛い、痛い。先生が「痛いですか?」と聞くので、「ちょっと痛いです」と

答えたら、「痛くないですよね」と返されました。いや、うつ伏せ寝の私の声が

聞こえなかった?がんセンターに来て、初めて、イラッとしました。で、右手に

造影剤の点滴、左手にはナースコールを持たされ、頭にはヘッドホーンを

付けて、検査開始!

 

後で思うに、前半の15分は造影剤なし、後半の15分は造影剤あり。機械音が

特に激しい時には、お尻のお肉がプルプルするほどの衝撃。「終わりまーす、

お疲れ様でした」という声がかかった時には、ぐったりでした。上衣を着て外に

出たら、12:05。更衣室で、鏡を見たら、顔には、逆Uの字型の穴のヘリで

できた痕がくっきり。穴のヘリにはクッションが付いていたのですが・・・。

 

会計を待ちながら化粧をし、マスクも付けました。マスクを付けるシーズンで

良かったです。痕は消えるまで2時間以上かかり、うつ伏せ寝のMRIでは

食べて帰りたいものも考えられず。食欲も無かったので、検査後のお疲れ様

ランチはパスして、とぼとぼ帰宅の途につきました。