展覧会【アート・アーカイヴ資料展XXV「歌舞伎への情熱——田邊コレクション/『役者』関係資料展」 | まほまほの記

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役者、小泉真穂の出演情報や、日々の徒然を綴っています

展覧会【アート・アーカイヴ資料展XXV「歌舞伎への情熱——田邊コレクション/『役者』関係資料展」】へ行って来ました。
11:00~18:00 土日祝休 (2023年7月28日(金)まで)
慶應義塾大学アート・センター(三田キャンパス南別館1階アート・スペース)

戦後間もなく創刊された歌舞伎雑誌『役者』の挿絵の原画、校正された原稿、歌舞伎役者の写真(現在の歌舞伎役者さんたちの祖父、曾祖父辺り)などの編集資料が展示されています。

入り口で写真をパチリ。
七代目松本幸四郎の押隈。『役者』第一号の表紙です。

役の歩き方の話や小道具の話(懐に入れると衣装が膨らんでしまうから膨らまない細工を施したとか、首桶の蓋を開けた時に中に入っている首が明後日の方向に向いてしまわないように印をつけた、その印は朱色にすれば血に見えるから墨で印をつけない方が良い)など、マニアックな記事が満載の雑誌です。
展示室には雑誌のコピーがありますので、全て読むことができます。活字がびっしりの雑誌なのでとても全部は読めませんでしたが(^o^;)
戦後すぐは民衆が活字に餓えていたという時代背景もあったようです。
17代中村勘三郎さんが「もしほ」という名前の時代の批評が興味深かったです。(とても良い役者であるということが書いてある)

私の夫の父である田邊光郎氏の仕事を垣間見ることができて幸せでした。