えっと
本日4月13日は『彼』のお誕生日なので、あらためておめでとうございます💕を言いたくて。
超蛇足なんですが、追加でお誕生日話をちょこっと書いてしまいました
お暇な方がいらっしゃいましたら読んでいただけると嬉しいです。
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一応、結婚式直後のお誕生日という設定ですがもちろん原作とは一切関係のない私のくだらない妄想です。
いつも読んでくださってほんとうにありがとうございます![ハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/142.png)
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『happy birthday』
「ああっ!」
結婚式から数日後の深夜
「今度はどうした?」
寝室に入って来るなり彼女が大きな声をあげて立ちすくんでいる。
「今って何時…?」
「はぁ?」
新婚旅行を予想外の事態で中断し、新居で2人きりの生活を始めたのは良かったのだが
完全に新しい暮らしに慣れた、とはとても言い難い状況の中で。
日用品を置いた場所が分からなくなっただの、戸締まりの確認をし忘れただの、毎晩遅くまで彼女がバタバタしているのは仕方がないと分かっているのだが。
「何時って…もうじき日付けが変わっちまうぞ。」
「日付けが変わるって…やだ、どうしよう。」
ベッドの側でパジャマ姿の彼女が真っ青な顔で立ちすくんでいる。
「だから、いったい何なんだよ?」
「お誕生日…忘れてた。」
震える声でそう言った彼女の言葉で、ようやく今日が自分の誕生日だったことを思い出した。
「どうだっていいよ、そんなもん。」
ここ数日は結婚式も含めていろんな出来事があり過ぎて…彼女が忘れてしまうのも無理はない。
「でも、せっかく結婚して初めてのお誕生日だったのに…」
今にも泣きだしそうな彼女にため息をつきながら
「あと、20分残ってる。」
細い腕を取りベッドの上に誘うと
「えっ?」
「祝ってくれるんだろ?誕生日。」
石鹸の香りがする世界でたったひとつの贈り物を抱きしめた。
fin