えっと

本日はひな祭り🍑ですね照れ


てなわけで、今回は愛良ちゃんの初節句話です🎎


まあ、どんな設定でもどうせふたりがイチャイチャするだけなのですがタラー


ちなみに卓ちゃんは幼稚園に行っててお家にいないだけですので…決して忘れていたわけではありません笑




                       『yawn』



「ただいまぁ。」

小さな声で言いながら、リビングのドアをそおっと開けると

「やっぱり寝てる…」

カーペットの上に敷かれたお昼寝用のベビーマット

その上でぐっすりと眠っている娘に添い寝するように、彼も静かに寝息を立てていて


今日は3月3日のひな祭り
 

昨年の秋に生まれた娘の初節句なので、夕食にお互いの家族を招いてお祝いをする予定になっていて

留守番と子守りをしてくれると言う彼に娘を任せて食材の買い出しに行っていたのだけれど

「ふたりで仲良く寝ちゃったんだね。」

まぁ、たまの休みだもん…疲れてるんだろうし仕方ないよね

それでも、外はまだ肌寒い3月

こんなところでうたた寝してたら風邪引いちゃいそうで、ソファーに置いていた毛布をそっと体に掛けてあげると
 
「帰ってたのか?」

眠そうに目を擦りながら、ゆっくりと体を起こした彼がいきなり

「えっ!ちょっと…」

わたしの腕を引いて胸の中に抱きしめると、再びカーペットの上に横になってしまい

「ね、寝ぼけてるの?それとも…」

「静かにしろよ、コイツが起きちまうだろ。」

眠っている娘の方にチラッと視線をやってからわたしの首筋に顔を埋めてきた

ええっと…

そりゃあ、わたしだって出来ることなら彼と昼間からイチャイチャしていたいけど

「だ、ダメだってば…今日はやることがたくさんあるんだから。」

彼の体を押しのけて、やっとの思いで立ち上がると

「おまえさ、今日はダメって…」

彼は口元に手を当てて、声を殺して笑い始めた

もしかして

また、からかわれた?

「もう、知らない!眠いなら寝室でゆっくり寝てればいいでしょ。」

怒って背中を向けたわたしに小声で「悪かった」とつぶやいた彼は…気づけばまた同じ場所で眠りかけていた

「…具合でも悪いの?」

「いや、眠いだけだ。」

なんでそんなに眠いんだろう?

「なんでって、おまえのせいに決まってるだろう」

「へ?」

「忘れたのか?俺が休みだからって、ゆうべ寝かせてくれなかったのはどこのどいつだよ。」

「そ、それは…」

お互い様なんじゃないの?

たしかに最近は娘の夜泣きも減ったから、ふたりの時間が持てるようになって嬉しかったのは事実だけれど

「意外と体力あるよな、おまえ。」

そう言いながら大きなあくびをした彼は

「体力って…や、やだ何言って。」

恥ずかしくて慌てふためいているわたしをよそに、再びカーペットに寝そべって寝息を立て始めてしまった

な、なんなの?もう!

「まっ、いっか。」

彼と娘の寝顔を見下ろしている雛人形たちが、幸せそうに微笑んでいるように見えたのはたぶん気のせい…じゃないかもしれない




fin

※この騒ぎの中、起きない赤ん坊って果たしているんでしょうか?

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