ー夢ー

最後の1点はいつもスローモーション。
身体は火照り、どっと疲れる。
夢を観た後はいつも後悔する
浅く、質の悪い睡眠だったな〜と…

あの時に戻れたら、
結果は変わっていたのだろうか。

人生に後悔は付き物だが、
できるなら後悔を回避できる人生を
送りたいと願ってしまう。
だけど、
そんな人生を送れないことは百も承知。
人生を悲観してる訳ではない。
むしろ、人生を楽観して生きている。

でも、
ふと思い出してしまう後悔の瞬間
「いつか忘れられたら」と
思うのだけれども、手放しでは喜べない。
後悔は、過去を上書きすれば清算できる
可能性を秘めているから。

そんな後悔と比べ物にならないくらい、
心の傷は一生癒えることはない。

1度でも、
心に傷を負った者は、
いつでもその傷を
目覚めさせることができる。

心の傷は、
夢のように目覚めたら終わりではなく、
目覚めてからが本番である。

あの記憶が夢だったら…
夢のように時間が経てば…
いつの間にか忘れてしまえばいいのに…

全中まであと一歩…
私たちはまた、大きな切符を逃した。
不名誉な成績は、
ある意味歴史に語り継がれる。
去年は、全中連続出場の記録が途切れた。
今年は、2年連続欠場が決まった。

来年は最上級生。
私たちは、王者から挑戦者へと

そして、
「後悔」と「心の傷」を一層増やして
高校生になっていく…

to be continued