世界の終わる物語
~地球の最後をどう迎えるか~
ある日世界中に住む人達が全員同じ夢を見た
それは七色の翼と黄金の鎧に兎耳を付けた
超ド派手なお釈迦様が現れ「地球滅亡まで後108日」
と告げて消えると言うものだった
人々は最初冗談だと笑い飛ばしたが アイルランドや
中国大陸の一部など各地で大陥没等の現象が相次いだ
ことから 上を下へのパニックに陥った
ヤケっぱちになって深夜に裸で踊る男女 家で思い出を
語るもの 強盗を続けるもの 嘆くもの 自殺するもの
夜通しヤりまくるものなど しばらく混乱は続いたが
滅亡までいよいよ70日を切った時 人々が選んだ
選択は、いつもどおりに笑って過ごすことだった
世界の終わりを 家族であるいは兄弟姉妹 あるいは
ペットたちと あるいは芋をふかしながら終える
それもまた人生かなと・・・
地球滅亡まで、後〇〇日