少し時間が空いてしまいましたが、4月14日(金)に、1月のチャリティーコンサートで集まった寄付金と、雑貨や服などを2か所の孤児院へお届けに行ってまいりました。
★ チャリティーコンサートのご報告 : こちら
★ 孤児院を訪れて Ⅱ: こちら
1か所目の寄付先は、Bandungにある孤児院「At-Tamin」
今回は休日ということもあり、運営・管理をしているUmarご夫妻にお会いすることが出来ました。
前回と大きく違ったことは、勉強する建物が建てられていたことです。
Umarさんの願いは、子どもたちが、ここでしっかり教育を学んだら、村へ帰り村の人たちに経験を教えられるようになることでした。すでに、ここで育った子供たちは、自分たちの故郷のそれぞれ戻っているとのことでした。
現在、こちらで生活している子どもたちは、合計55名(男子37名・女子18名)
年齢は、7歳から20歳くらいまでの子どもたち。
Umarさんご自身がフローレス島出身ということで、フローレス島の子どもたちが多いです。
何故、フローレス島ではなくて、このBandungの土地で孤児院をしているか聞いてみたところ、一時期、エイズが流行していたため、子どもへの被害も深刻なので非難させたことも理由の1つでした。
子供たちの生まれ育った背景が全く違い、性格・個性が全く違うため、とても大変で難しいが、頑張って教育されてるとのことでした。
住む部屋はまだまだよい環境とは言えませんでした。
天井には穴が。
≪子どもたちにインタビューをしました!≫
【イマドくん 14歳】
誠実でとてもまじめな彼。はっきりと説明も出来て、聡明でした!
○ ここでの生活は、規律がしっかりしていて、自立をすることをしっかり学べるからうれしい。
○ 村から遠いのは苦しくて悲しいけど、ここには友達がいるから楽しい。
○ スピーチの練習やコーランの勉強や本がたくさん読めるのが嬉しい。
○ 将来の夢:宗教の先生
【ナンダさん 16歳】
ナンダさんのお母さんは、孤児院にナンダさんを預けた後、すぐに亡くなられたそうです。でも、今では、とても素敵な笑顔でお話をしてくれています。
○ 宗教のことが色々と学べて嬉しい。
○ 親荒離れても、自分の生活の自立、気持ちの自立の勉強が出来ることは幸せです。
○ 将来の夢:成功者になりたい。先生になりたい。
≪子どもたちから私への質問≫
1)日本では、電車で忘れ物をしても必ず見つかるのは本当ですか?
2)日本は、自分たちからみたら成功した国ですが、どうして成功できましたか?
3)日本の子どもたちは、とても一生懸命に勉強をしているように思っているそうで、そのような子どもになるには、親はどんな言葉を子どもたちにかけているか。
自分なりの回答をさせて頂きました。
私の感想としては、本当に規律を重んじ、とてもきちんとしているイメージがしました。子供たちは、とても夢が大きくて、私からの質問に対する回答として、「一人一人がまじめに一生懸命に努力すれば、必ず成功します」と伝えたら、目をキラキラ輝かせて、自分たちにもチャンスがあるんだ!という気持ちが持てたようでした。そのときの嬉しそうな顔は忘れられません。
一人一人が夢をあきらめず、頑張ってほしいな・・・。