2回戦までの結果で3位の野村さん、4位の平山さんと
上位2人のそれぞれの差が
野村さん - 谷崎プロ ⇒ 39.7ポイント
野村さん - 多井プロ ⇒ 33.0ポイント
平山さん - 谷崎プロ ⇒ 56.4ポイント
平山さん - 多井プロ ⇒ 49.7ポイント
ちょっと平山さんにとっては厳しい状況。
3戦目は1位はMustで、あとは並びも意識する必要があります。
東1局 西家:野村さん ドラ北 以下の牌姿でリーチ
四五六②②③④⑥⑦⑧678 流局 1人聴牌
雀頭+順子の形だから、ちょっと厳しいところはあります。
東2局 1本場 西家:平山さん ドラ:5 裏ドラ:北
以下の牌姿でリーチ
五六七七八九⑥⑦55678 ツモ:⑧ 2000-4000(+100)(+R)
谷崎プロが東家だから、当然のリーチ。
あわよくば、ツモって裏ドラも一枚のせたいという感じ。
並びを意識しないといけないので、例えば、野村さんから3900点
あがるよりも、流局して1人聴牌のほうがいいと私は思います。
東1局で野村さんが1人聴牌だったので、まだ点差はあるものの
目論見どおりの並びが出来たので裏ドラはのらなかったですが
いいスタートがきれたと思っているのでは。
東3局 東家:野村さん ドラ:西 裏ドラ:九
以下の牌姿でリーチ
二二二二三四4467788 ツモ:9 1000点オール
4巡目 二二二三四⑦2467788 ツモ:二 打:⑦
場況がわからないので、平面的な話になってしまうのですが
この時自分だったら、打:2かな?と思ったのですが
萬子で二面子、索子で二面子(67788のところで)ということを
考えれば、打:⑦というのは妥当なのかもしれない。
ダイレクトに3をツモれば、打:二でいいわけだし。
東3局 1本場 南家:平山さん ドラ:二 裏ドラ無し
以下の牌姿でリーチ
三三④⑤⑥44556789
ロン:3(一発) 谷崎プロより3900点(+300)和了+(R×2)
谷崎プロからリーチ、
東家の野村さんからも以下の牌姿でリーチ
東家:野村さん
四五五六七⑤⑥⑦55北北北
ここは平山さんの勝負に対する気持ちを見た感じがします。
裏ドラがのらなければ、高目3900点という牌姿で
東家含めた2件の先行リーチを追いかけるわけですから
腹をくくったリーチということで、谷崎プロからデアガリ出来て
これまた目論見どおり。
ツモってもいいんだけど、野村さんが東家だし、かつリーチ棒を
出しているので、ここはやはり谷崎プロからデアガリするのが
最高の結果でしょう。
東4局 東家:平山さん ドラ:⑨ 以下の牌姿でリーチ
三四五六七⑤⑥⑦⑨⑨456 流局 2人聴牌
途中の牌姿が 三六七③⑤⑥⑨⑨2457東発 打:2
個人的な意見ですが、すごく理にかなった2だと感じました。
流石だな~
同局 南家:多井プロ 以下の牌姿でリーチ
一一一二三④④④23344
多井プロは谷崎プロと着順勝負だから、現状を考えると
そこまで前に出る必要はないんだろうけど
この形によっぽど自信を持っているんだと思います。
東4局 1本場 南家:多井プロ ドラ:4 裏ドラ:8
以下の牌姿で追いかけリーチ
二三四五六七⑤⑥345中中
ツモ:④ 1000-2000(+100)(+R)
同局 北家:野村さん 以下の牌姿で先行リーチ
二三四五五五七八九⑧⑧北北
途中 二三四五五七八⑧⑧24北北 ツモ:五 打:2
一枚切れの北と生牌の⑧のシャンポンリーチ
これはスタイルだし、野村さんの打牌を非難するわけでもないんですが
(ここまで勝ち上がってきているので、私は言える立場ではないです。)
萬子の伸びとドラを考えると、打:⑧でも良かったと思う。
3はドラ表に一枚だけ見えているので、ここの面子が完成するか
どうかわかりませんが、混一色への渡りも考えて、
実際、二三四五五五という形だし、ここから多面張になる可能性も
あると思うので、打:⑧の選択もあったかもしれない。