【2戦目】  山口 - 岡村 - 多井プロ - 岡澤プロ




東1局  東家:山口  ドラ:8



七八⑥⑥234発発発  8(ポン⇒加槓)   ロン:九


                         岡澤プロより12000点和了



配牌   五七八②⑥⑥⑦2389南発発



第一打:南  第二打:9



どうして、南より9が後から手出しなんだろう?


579の6ツモか?  799の8ツモか?  索子でタンヤオが絡む形か?


そして、これがある。89からの8ツモ。


上2つはある程度、形が整っていないと出てこないが


89からの8ツモは序盤からあっさり出てくる。


だから、こういう捨牌は要注意である。




北家:岡澤プロ



配牌   四四五①59西西北白発中中



1巡目:六、2巡目:七、3巡目:九  完全に萬子の混一色のツモ


5巡目に自風の北をツモって、形は整った。


6巡目に中をポンして、7巡目に8をツモ切るが、


これを山口にポンされ、最終形が   



四四五六七九西西北北  中(ポン)  ツモ:五  打:九(ふりこみ)



山口は4巡目に発を暗刻にしており、九は一枚切れなんで


絶好のマチとなってしまった。


ドラを切ってアガリに向かったんだから、ここは止めれない。


この時点で、山口の配牌とツモ、それと全体のバランスで



今日は山口が優勝する様になっているんだな、と感じた。


オカルト的発言をすると、


山口は準決勝敗退ということも有りえそうなところで


中村が強引にアガリに向かい、ふりこんで決勝に押し上げたんだから


そんな時って、えてしてこうなるもんである。


ついでに言わせてもらえば、中村はトーナメント戦の戦い方を


もっと勉強しないとダメだよね。


じっとしていれば、決勝に行けるのに無理にアガリにいって敗退。


無理して決勝へ一位通過することに何の意味があるんでしょうか?






東2局  1本場  南家:岡村  ドラ:4   以下の牌姿でリーチ



五五④⑤⑥34567西西西   ツモ:2   1000-2000(1100-2100)



ここは手順ミスもなくきっちり打って、仕上げた。流石です。




同局  東家:山口



最終形   六七④⑤⑥⑦⑦⑦34566



岡村のリーチ直後のツモ:5  打:七  で聴牌。


いつもの山口なら、追いかけリーチかな?と思うのですが


どうして追いかけなかったんだろう? 


全体の捨牌から、八は二枚切れと言いながらも


ヤマに眠っていそうだ。


ただし、岡村が持っているかも?というのはある。


追いかけなかった理由は色々あると思うだが


東1局に12000和了したから、アドバンテージを持っているので、


無理にいかなかったのか?


または、打:七での聴牌宣言をしたくなかったか?


八が他家に持たれていて、薄いと思ったのか?


どれかだろう。






東2局  東家:岡村  ドラ:九



四五六③③⑥⑦⑧12345   ロン:6   多井プロより1500点和了



今回は岡村の配牌とツモがマッチしていて



配牌   五六③⑥⑦⑨1345南北白発   



配牌4シャンテン。まぁ普通でしょう。



ここから、 2巡目:七  3巡目:2  4巡目:③  5巡目:四


6巡目:⑧   アガリ点は高くないが、流れがいい。






東2局  1本場  西家:岡澤プロ   ドラ:二



三四七八九⑥⑥⑦⑧⑨567   ロン:二   


                    多井プロより2000点(+300)和了



同局  南家:多井プロ



17巡目   一二三四五六六八23488   ツモ:二   打:二



14巡目のツモも二でこの時もツモ切りしており、


もし、仮にここで二を残して、打:一としていたら


六と8のシャンポンかカン七マチで聴牌だった。   


あくまでも“たられば”の話なので、14巡目に切っているなら


17巡目におさえることは難しいでしょう。




でも、一番疑問に思ったのは東家:岡村の手牌



16巡目にツモ:2で  ①①④④⑤⑤⑧⑧22668   の聴牌なのだが



配牌   七①①④④⑤⑤⑧⑧⑨146発   打:1



ここはこれでいいと思うのだが、2巡目のツモ:5   打:発



あっさりカン5をツモってしまったから、打:発なのだろうが


この配牌はどう考えても、筒子の七対子含めた対子形しかない


様に思えるのだが。。。


七対子本線で手を進めたら、③か南マチの


門前七対子を聴牌していた。


最終形が七対子なら、門前混一色七対子を狙ったほうが


いいんじゃないかと私は思います。






東3局  南家:岡澤プロ  ドラ:中   以下の牌姿でリーチ



二三四五六七②③④23西西   ツモ:4   3000-6000



17巡目、西家:山口が8を暗槓して、全員へ通る九を捨てる。


山口の思惑は岡澤プロへ海底をまわさない当然の戦略。


これで、岡澤プロの海底もなくなり流局と思っていたところで


北家:岡村が捨てた⑦を東家多井プロが



二三四六七⑥⑥⑦⑧⑧444    からチーして、岡澤プロの捨牌の



中スジである打:六   これで聴牌。


しかし、これで本来はツモることがなかった岡澤プロへ


海底がまわってきた。


私は岡澤プロへと山口の間から見ていたので、1が山口に対子、


岡村の河に一枚ということで、“まさか4ツモ?”と思ったら


本当に4をツモった。4は多井プロに暗刻だったので、


流石に多井プロもこれはダメージがあったんではないだろうか?


通常のフラットな状態であれば、絶対にしないチーだが


1戦目 3着、2戦目も途中まで3着目と劣勢だった為に


親番を維持したかったと思うのだが、結果的には最悪となった。






東4局  北家:多井プロ  ドラ:⑦   以下の牌姿でリーチ



①②③⑦⑧⑨1234478   ロン:9   岡澤プロより3900点和了




同局  東家:岡澤プロ



五六七八九発発  南(暗槓)  五四六(チー)



南が暗刻になった為に暗槓しての嶺上牌が9で、それが放銃。


岡澤プロは1戦目4着だったので、前局、跳満ツモで


親番で更に加点したかったはずなので、ここは仕方ないか。


ここはラス目の多井プロからのリーチなので、


岡村も山口も向かうことなく、四-七も6-9もきっちりおさえていた。







東場を終了しての各自の点棒



山口 : 36900点


岡村 : 32800点


多井プロ : 23000点


岡澤プロ : 27300点