セットから帰ってきて頑張って書いてます
これが最終局となるわけですが、
今回は最終局だけで、ブログアップします。
この1局だけで、十分書ける内容が濃い対局でした。
南4局 3本場 南家:野村さん ドラ:1 裏ドラ:四
カンドラ:④ カン裏:北 以下の牌姿でリーチ
二三四⑦⑨45688 1(暗カン) ロン:⑧
浜崎さんより12000点和了
同局 北家:浜崎さん
配牌 一四七九⑤34457西発中
これまた、アガリどころかテンパイに程遠い配牌
全員がノーテンが許されない状況で、野村さんのリーチで
実質的に形テン狙いの ⑤ポン
これでアガルことはほぼ不可能だけども、鈴木プロ、近藤プロも
オリルわけにはいかないから、両プロの放銃を狙っての
⑤ポン であることは想定がつく。
九九⑥⑧234456 ⑤(ポン) ツモ:九 打:⑥
実はこの時ツモった九はリーチ者である野村さんの現物では
あったのですが、鈴木プロ、近藤プロも前に出てきており
マンズが高い状況で打ち辛い牌になっていました
何故、打ち辛いのか?
鈴木プロが配牌でテンパイしていたからです。
同局 東家:鈴木プロ
二三四四五五六六七八八23
同局 西家:近藤プロ
六六②②②⑥⑦⑧23 南(ポン)
近藤プロもテンパイ時の最終手出しが五なんで
これまた、この九を打ち辛くさせているが
それでも三-六よりはマシか。
また、形テン狙いの ⑤ポン も、これがなければ
浜崎さんも次にツモる1を止められずに、1-4マチの鈴木プロに
放銃しているはずでした。
しかし、このポンで野村さんの1暗刻が
カンツになるわけですが、唯一の放銃回避の手順でした。
(1又は4を止めてのメンツ組みなおしが出来るほど、
残りツモの回数からも余裕はなかったはずです)
また、この ⑤ポン で野村さんが1を暗カンすることとなり
海底牌が浜崎さんになったわけです。
浜崎さんのアガリとして残されているのは、“海底”だけとなりました。
海底牌をツモる前の浜崎さんの牌姿は
九九九234456⑧ ⑤(ポン)
但し、海底でアガレる⑧は既に鈴木プロと近藤プロが
一枚ずつ捨ててあり、尚且つ近藤プロのメンツに
組み込まれているので、
浜崎さんのアガリはないことがわかってました。
尚且つ、4人テンパイであることは想定できたので
この時点で浜崎さんが勝ち上がることは出来ないと。
勝負は非情です。
浜崎さん海底牌は
九九九234456⑧ ツモ:⑦ 打:⑧
浜崎さんがこの局、アガレる手順は⑤ポンして、
九をツモ切った時だけ。
ちなみに、ワイルドキャッツのH.Pに記載されていた
鈴木プロも最後の自分のツモが安全牌であっても
決勝に残れると決まったわけではありませんでした。
野村さんのツモが8000点以上が見えているので、
野村さんのツモの瞬間、準決勝敗退となっていたのです。
こうして、決勝進出者が鈴木プロ、野村さんとなったわけです。
【結果】
野村さん : 56700点 近藤プロ : 25300点
浜崎さん : 12100点 鈴木プロ : 25900点
【総合ポイント】
野村さん : ▲35.4 + 41.7 = +6.3
近藤プロ : +1.6 + ▲9.7 = ▲8.1
浜崎さん : 11.8 + ▲32.9 = ▲21.1
鈴木プロ : 20.0 + 0.9 = +20.9
実際の対局における、点棒上の浜崎さんの敗因は
2戦目の南1局に近藤プロへ振り込んだ
七対子の8000点と思われます。
それまで成就はしなくとも牌勢は一番あり、
腹をくくって押したり、私には出来ない素晴らしい模打をやってました。
ただ押しすぎでは? と思うところもありそれがあのフリコミに
つながったと思います。
観戦していても “こうしたほうがいいのでは?” と
思う局面もありました。
それはあの場にいた観戦者もそう思った人もいるでしょう。
多分、観戦者が思う意見のほうが実際の勝負では
有利に働く様な気がします。
でも、実際にあの場で対局しないとわからない何かがあるのも事実。
それが “焦り” だったりするわけです。
早く楽になりたいという焦りをどこまで我慢出来るか?
平常心を保って、いつもの模打が出来るか? が勝負を決める
重要なファクターの一つである様な気がします。
帰りの飛行機は釜本プロ-浜崎さん-私の順番で
座席に座っていましたが、もんじゃ焼き懇親会の後に
彼等はセットを打ってたみたいです。
私はホテルへ帰りましたが。
セットを打って、ほとんど寝ていないにも関わらず、
浜崎さんは帰りの飛行機の中で
ずっと準決勝の対局の何かを考えていた様です。
私はあえて話しかけることはせず、準決勝の点棒の授受を
検証していました。
私も前回の第3期は数日は準決勝のことを考えていました
本当に頭から離れないんです
負ければ悔しいのは当たり前なんですが、
準決勝敗退が一番悔しいと私は思います。
しかし、このドラマ(と言っては失礼かもしれないですが)を
演出してくれたこの四人に拍手を送りたいと思います。
素晴らしい対局でした。
浜崎さんは決勝残れませんでしたが、終始いい麻雀を
打っていたと思います。
観戦者もドキドキするという様な対局は我々地方在住者には
そんなにあることではありません。
このドキドキする、感動を与えるステージに立てる様に
頑張らないといけないと感じました。
第5期は長崎からの参加者は浜崎さんと対局する人も
相当数いると思いますが、負けずに頑張りましょう
あ、クラウン前に私がブログで浜崎さんか廣田さんが
何かやってくれそうだって言ったでしょ?
決勝までは残れなかったですけど、まぁまぁ予想通りなりました