もう幼馴染には戻れない
「俺を意識してください」
瞬の言葉に、ゆきの胸が跳ねる。
ドキドキとうるさくて、目を逸らしたいのに逸らせない。
瞬の視線に絡められて、逃げる事も赦されないようで・・
「俺は、あなたが好きです」
かぁ・・っと顔が赤くなるのがわかる。
オズオズと瞬の服を掴むと、少し驚いた顔を見せて
視線を一度、手の方へ落とすが
すぐにゆきへ向けられ、そのまま顔が近づいてくる。
無意識に、目を閉じると同時に感じる温もり。
回された手が一気に距離を縮め
鼻に掠める香りは、瞬の身に纏う清浄な香り。
「んっ・・・」
「ゆき・・・好きです」
「あ・・・・私も・・・す・・」
そっと離れた瞬間に好きだと伝えられ
自分も瞬への想いを伝えようとしたが
それはすぐに遮られる。
形のいい唇が自分の唇に重ねられ
少し開いた瞬間にそっと入る舌が、ゆきの舌を絡め
耳に届く「クチュリ」とした音で、頬が赤くなる。
「は・・・ぁ・・・瞬・・兄・・・」
「ゆき・・・」
離れてもすぐに塞がれる唇。
酸素を取り込みたいのに、離れて欲しいと思わなくて
夢中で瞬のキスを受け入れる。
漏れる吐息と感じる瞬の熱に翻弄されていく。
「瞬兄・・・わた・・し・・・」
「ゆき・・・・ゆき・・・」
そのままベッドに倒され、見上げると
銀色の髪がサラリと落ち月の光りにあたってキラキラとしている。
「ふふ・・・瞬兄の髪・・」
「俺の髪がどうしました?」
「綺麗・・・・」
「ッ!」
「瞬兄?」
「・・・・・・無意識ですね・・・ゆき」
「え・・・・あ・・・っ・・」
瞬の言っている言葉の意味が分からず
名前を呼ぶと同時に、再び唇を塞がれる。
「傍にいて・・・・」
「ええ・・・俺はずっと・・傍にいます」
「約束ね・・・・私・・・」
「はい・・・あなたを俺を望むなら」
「ずっと・・・」
「ええ・・・ずっと・・」
お題配布先 恋したくるお題:管理人ひなた様
あとがき
・・・・・・・・・なにこれ?
遙か5のお話で、甘いお話がこれでいいの?
う~~~ん( ̄ー ̄;
書きやすいかったな~~瞬兄は・・
ほかは・・・まだ書いたことないから微妙ですけどね