お願い・・・ | As lagrimas que a lua derramou~月が零した涙

As lagrimas que a lua derramou~月が零した涙

版権作品にオリジナル人物を入れての二次創作小説を載せてます。
『遙か』シリーズが中心です

「抱っこ」


「は?」


「抱っこして?」


「・・・・・・・いきなりですね」


「・・・・・・・・」


「どうしたんです?」


「・・・・・・・・・・・・・・もういい・・・・・・・・・」


「は?」


「九郎~~~、抱っこして~~」


「な、なななにを!」


「ちょっと、待ってくださいね」


「弁慶?」


「どうして僕には抱っこをやめて欲しいと言って九郎に強請るんです?」


「弁慶が悪い」


「僕が?」


「すぐ抱っこしてくれないから」


「・・・・・・」


「九郎~~、抱っこぉ~」


「だだだだだから!」


「駄目ですよ」


「弁慶?」


「君を抱きしめる役割は僕だけです」


「・・・・・・抱っこ・・・」


「はい・・どうぞ・・・ふふ・・可愛いですね」


「可愛くないもん」


「可愛いですよ。泣いていても、怒っていても

君は可愛い人です」


「・・・・・・弁慶・・・」


「はい、大丈夫。僕はここにいますよ」
















「何だったんだ?」


「遊ばれたのよ」


「は?」


「九郎は、面白いからな~」


「お、おまえら・・・・」


「あら?いいじゃない。甘えたい年頃なのよ」


「なるほどね~」


「俺は納得してないぞ!」











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あとがき

『抱っこして?』と言ったらどんな反応をするかな?

と思って弁慶さんバージョンから書いてみました。

疲れた時は、抱っこして欲しんです。

甘いモノが欲しい時みたいに、抱っこして欲しいと思うんですよね~

我侭ですね・・・・えへへ(*^o^*)