ありったけの幸せを君へ | As lagrimas que a lua derramou~月が零した涙

As lagrimas que a lua derramou~月が零した涙

版権作品にオリジナル人物を入れての二次創作小説を載せてます。
『遙か』シリーズが中心です

「あ・・・」


小さく聞えた声に反応し振り返ると、幸せそうな花嫁がそこに立っていた。











ありったけの幸せを君へ











「珠洲?」


「ごめんなさい」


名前を呼ばれ、慌てて駆け寄ってくる珠洲を見ながら

亮司は教会でライスシャワーを浴びている花嫁と花婿へ視線を向けた。


「綺麗ですよね」


「そうだね」


亮司の腕に自分の腕をからませ笑顔を見せる珠洲に

思わず笑みがこぼれる。


「??私、変な事いいました?」


笑った亮司に首を傾げる珠洲。


「いや、僕は     」


そう言って珠洲の耳元で言葉を囁くと

真っ赤になって亮司を見つめる珠洲の姿がまた可愛らしく

亮司は抱き寄せた。



「もう。意地悪」


「そうかな?僕は自分が思ったことしか言わないけど」


珠洲に告げると、そっと頬にキスを落とした。













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あとがき

本当に、久しぶりの『翡翠の雫』


ちょっと短めですけど、最近書いてないので口調が・・・。