そっと空を見上げて | As lagrimas que a lua derramou~月が零した涙

As lagrimas que a lua derramou~月が零した涙

版権作品にオリジナル人物を入れての二次創作小説を載せてます。
『遙か』シリーズが中心です

いつも思うのは、あの人のことだけ。

けれど、彼はもう私の隣にはいなくて・・・・・。



「望美」


心配そうに声をかけた朔に、にこりと笑みを零した。

そんな私に朔は、いつもと変わらない笑みを落とし「食事の準備が出来たのよ」と告げ

うなずく私に目を伏せてそっと離れた。



「将臣くん・・・」



空を見上げて彼の名前を呼ぶ。

澄み渡った空は彼の髪の色を思い出させる。

暖かい太陽の日差しは、彼の心を思い出させる。



「なんで・・・・・私たちこんなところまで来たんだろうね」



涙がはらりと零れ落ちた。





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あとがき

短い文面ですみません。