拠り所(3000番突破記念) | As lagrimas que a lua derramou~月が零した涙

As lagrimas que a lua derramou~月が零した涙

版権作品にオリジナル人物を入れての二次創作小説を載せてます。
『遙か』シリーズが中心です

私は、彼を見つめる。

彼は、そんな私の視線から逃れるように背を向けた。

それは告げられた言葉が真実のようで・・・。


彼を信じたいの


彼は今まで・・・・ずっと


だから、信じたいの


彼の口から彼の声で信じたいの



「本当・・・・なの?」


「・・・・・・」


「ねえ・・・・答えて・・・よ」


お願い・・・・嘘だって言って

お願い・・・・私に・・・・







「・・・・本当だ」






いや・・・・

お願い・・・・




彼はそれ以上私に何も言ってはくれなかった。





「護ってくれるって・・・・護ってくれるって言ったよ・・ね」




すがりつく私に、眉を寄せたまま決して私へ向けてくれない視線。

いつもの貴方なら真っ直ぐに私を見てくれるのに・・・。






お願い・・・・これは夢だって言ってください。


嘘だって言って・・・・・。









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あとがき

更新を怠ってしまっていたらいつの間にか3000番超えてました。

本当に、訪問していただいた方には感謝しても足りないくらいです。

3000番記念の小説なのになんて暗いお話なんでしょうね。

こちらも、イメージはこちら の作品です。