心を痛めるような事故が起きた。
ここ数日、この事件のことが、頭の中から消えず、心を締め付ける。
ゴリラの『ハランベ(Harambe)』の射殺。この悲劇は辛すぎる。
致し方ない決断だったとはいえ、ゴリラが射殺されたのは事実。
ハランベは、少年が転落さえしなければ、天命を全うできたはずだ。
それなのに・・・。
ハランベは、この事故の数分前、前日・・・自分が死んでしまうなんてことは
夢にも思っていなかっただろう。
もしかしたら、ハランベは、泣き叫ぶ少年を助けようとしていたのかもしれない。
5月29日、米国の動物園で観光客の少年がゴリラのいるおりのなかに落ちた。
少年を救助するため、ニシローランドゴリラの「ハランベ」を射殺する事件が起こった。
ニシローランドゴリラは絶滅危惧種で、「ハランベ」は繁殖用として動物園で飼われていた。現在、インターネットでは「ゴリラを射殺する必要があったのか?」
と世界中で議論されている。
事件当日の動画は観光客が撮影しており、 一部始終が明らかになっており、
男の子はゴリラのエリアに入りたがるそぶりを何度も見せており、母親が目を離したときにフェンスをよじ登った後エリアに落下。
ハランベに捕まったのだそうです。
どこまで「人を守るために動物を殺す」という行為が許されるのか。
本当に殺すべきだったのかを含め、今だ議論は尽きず、論争が広がっています。
その中にはゴリラが少年を引きずり回す模様も撮影されていた。
その一方、ゴリラが 泣き叫ぶ少年を抱きかかえ励ますようなそぶりを見せることから、
「ゴリラは少年を救おうとしていた」「騒ぐギャラリーから少年を守ろうとしていたのではな いか?」といった推測がなされている。
この2点が事実であれば、ゴリラが少年を引きずり回したことは事実だが、
攻撃目的ではなかったことになる。
実際、ゴリラは凶暴な性格ではなく、刺激しなければ攻撃してこないことは証明されていて、かつてはゴリラが柵に落ちた少女を助けた事件があった。
1996年8月16日イリノイ州ブルックフィールド動物園で、3歳の少女がゴリラの柵に転落したのだが、1匹のメスゴリラが気絶した少女を抱きかかえ近くの岩場へ移動し飼育員へ受け渡した。
このニュースはすぐに世界へ広がり、「ゴリラはやはり優しい動物だった」ということが広く知れ渡った。くしくも20年後の2016年に同様の事故で射殺さ れたのは残念であるが、動物園側も少年とその両親も「誰もゴリラを殺したくなかった」という気持ちは同じであり、不運な事故だったと言えるだろう。
園長は「幼い命を救うことはできたが、絶滅の恐れもあるゴリラが死んでしまったことに落胆している」と語りました。
シンシナティ動物園には、17歳の誕生日を迎えたばかりだったハランベの死を悼む多くの方が来園。花をたむけるなど、悲しみの声が寄せられています。
【関連動画】ゴリラが子供を助ける動画
https://youtu.be/1TqEU3VtUeM
思う。
少年が、ゴリラのいる場に落下してしまったのがよろしくない。
子どもから目を離した親の責任もある。
親の教育・・・もしかしたら、子どもを甘やかして育てているのかもしれない。
また、動物園の施設の問題もあるだろう。
人が入れてしまうような作りになっているのだとしたら、作り変えたほうがいいと思う。