現実を知ってください。
NHKさんの、この番組見逃しました。
5/26放送 NHK「クローズアップ現代 追跡!ペットビジネスの闇」
内容
売れ残ったペットを有料で引き取り、劣悪な環境で“飼い殺し”にする「引き取り屋」ビジネスが広がっている。大量消費のペット業界の裏側で何が起きているか追跡取材する。
しかし、知人の書いた記事を拝見すると、その現実が切々に伝わってきます。
下記は、知人でありますドッグトレーナーNさんの
記事をそのまま載せました。
※閲覧注意(でも現実を知ることが命を救います!)
※いただいたコメントを見て加筆しました
昨日のクローズアップ現代、良かったです。NHK見直した(笑)
感じたこと、正義は顔を出す(笑)内容を、自分なりにまとめてみました。少々長いですが、おつきあいお願いしますm(__)m
(若干途中からで、すみません)
☆元ペットショップ店員女性の勇気ある発言
「(ショップに)月に2回くらい(引き取り屋が)来ていました。犬をつまみあげて、『あと〇回くらい使えるかな(産ませることができる)』とって持って行く。引き取り屋がいないと絶対に成り立たないから、行き場のない子が出てしまうから」
※引き取り屋、とは、ペットショップで売れ残ったり、繁殖場で不用になった犬を有料で引き取る業者。チワワ♀1万円、柴犬2万円など。
☆動物病院
(女性が犬を連れてくる)「急患です、業者の犬です。死にそうなんです」
犬は栄養失調で体温が20度に低下していた。必死の蘇生で命をとりとめたものの1週間後に死亡。
☆治療にあたった獣医師
「あの状況を動物愛護法違反をいえなければ、動物愛護法ってなんだんだって話くらい状況はひどかった」
☆栃木県の繁殖業者が摘発され警察の捜査が始まっている
☆引き取り屋の言い分
「もともと殺される命を助けている。とっくにこの世にいない犬たちを、死ぬまで置いてやってもいいやとそういう気持。別に俺が悪いことをしているわけでもない。できるものだったらやめたいよ。ただやめないでくれっていう声がいっぱいくるから」
くそ野郎(失礼)と思ったけれど、最後に黒幕が別にいる!と感じました。「やめないでくれ」っていう声は、誰の?その裏には誰がいるの???
☆東京大学名誉教授 森良博氏
「今の流通のしくみが、引き取り屋を生む土壌になっていると指摘。大量生産、大量消費、これはペットには似合わない仕組みなんだということだけは間違いない
命あるものを 必ず余剰なものが出てきますから
そうすると、引き取り屋みたいな暗躍する社会になりますね」
☆コメンテーター 春香クリスティーンさん
「ペットショップで売られている様子はかわいいと思ってしまうけれど、その裏側がどうなっているかを、直視しようとしていませんでした」
☆森達也監督
「一部を悪玉にするのではなく、根底にあるメカニズムが問題。
こうした映像がテレビに出るのは稀なことだと思う。
(ガラスケースの中でどんどん成長していく子犬を見て)ペットショップに足を運んだお客さんが、この子いったいどうなるんだろう?と思うだけでなく、店員に聞けるようになると、何かが少しだけ変わるかもしれない。
愛玩動物という言葉もよくない。(犬は)愛する玩具ではない。
(日本の)純血信仰、子犬信仰(はおかしい)雑種でいい!(犬は)大きくなっても慣れますから。
命を、賞味期限が切れた弁当のように廃棄してはいけない!
残酷な現実から、目をそむけないことが重要。
メディアがまず報道することです!苦情も来ます、でもいいです、報道してください!
それでみんなが知ることです!」
☆小学生の女の子
近所で見かけていた野良猫がいなくなり、動物の命の価値がたったの78円しかないように思えて、胸が張り裂けそうになった。
「小さい子がここまで考えているんだったら、なにか行動できることはないかと思って、家族全体で命について考えるきっかけになるものになればいいなと思います」と絵本にするプロジェクトが立ち上がった。
☆環境省
今後、
繁殖回数の制限
ケージの広さなど
飼育環境の明確な基準を検討していく
としている。これは、塩村あやか都議が、愛犬の友の取材のときに言っていた
1.飼養施設の数値規制
にあたるかと思います。その他に必要なのは、
2.8週齢規制
です。そして
3.殺処分ゼロ!
この3つの柱が重要です。3つでセットです!
今回の報道、本当にNHKを見直しました。民放も、勇気を持って続いて欲しいものです。
以上です。
このような現実があることを知ってください。
そして、動物たちのことを考えてみてください。
そうしていただけましたら、大変ありがたいです。
この番組は、NHKオンデマンドで見られます。
http://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2016069462SC000/?spg=P200800010100000
うちのももも、劣悪環境からレスキューした子です。
家に来たときには、体の毛は、フェルトのように、
あちこち5センチ四方くらいの塊になっていました。
頸のすぐ下、背骨も虐待のため、折れています。
今は、わたしのところで、楽しく暮らしています。
部屋んぽしているときには、とくに大はしゃぎして、
嬉しい~楽しい~と、体全体で表現してくれます。
このように、劣悪環境からレスキューされたり、捨てられたりした子でも、
次の環境で、幸せになれる子が大勢います。
まずは、ペットショップにいくまえに、
いき場を失った子たちの家族になるということを
考えてみてください。