友人が教えてくださいました

中日新聞WEBさんにも掲載されていますと

「宇月田麻裕さんともも心の傷癒して幸せなくらしを」

http://www.chunichi.co.jp/article/living/pet/CK2015050902000239.html

宇月田麻裕さんともも 心の傷癒やして 幸せな暮らしを

内気なももだが、宇月田麻裕さんが抱っこすれば安心している=東京都内で

写真

★ウサギ(メス 推定3歳)

 開運研究家として活躍する宇月田麻裕さん。共に暮らすペットはウサギ。昨年三月、八年間共に暮らした「ポポ」を亡くし、その後、現在の「もも」を迎えた。

 「ポポは犬のようにコミュニケーションできるウサギでした。お座り、伏せのほか、ピョン!でジャンプしたり、ペロペロ!でなめてくれたりして、とても楽しかったですね。晩年は体も動かなくなりましたが、亡くなる日は不思議なことに部屋を元気に走り回り、バタリと倒れました」

 ポポへの思いが強かった宇月田さんは、次も同じオスを迎えたいと、保護ウサギのボランティアを訪ねた。だが、そこで強い印象を受けたのは、メスの「もも」だった。

 「何匹かのウサギがケージの中にいましたが、ももは奥でおびえたようにしていました。それなのに、幸せになりたい!と強く訴えかけてくるものを感じたんです」

 ももが保護された経緯を聞くと、最初に飼われた家で虐待を受け、次に飼われた家でも事情ができて、すぐ手放されたという。

 占いのプロである宇月田さんは三年前から、ペットの気持ちを感じ取る「アニマルコミュニケーター」としても活動。「不幸になるペットを少しでも減らしたい」との思いで、保護ペットの譲渡会などで、引き取り希望者に動物の性格や気持ちを伝え、マッチングに役立っている。

 ももを前にし、その気持ちを感じ取った宇月田さんは、家族として迎えることにした。体を触ると、ブラッシングもあまりされていなかったようで、毛の固まりがあちこちにできていた。健康面が気になり、動物病院で検査を受けると、過去に背骨を骨折していたことが分かった。

 「小さな体で大変な思いをしてきたんですね。動物との出会いに偶然はなく、必ず何か意味があるんです。今度こそ、ももを幸せにしたいと強く思いました」

 ももは普段は元気に生活できるが、背骨の損傷のため、何かの拍子で、けがをすると半身不随になる危険があるという。そのため、前のポポのように自由に遊ばせることは避け、普段はケージに入れ、夜一時間ほど部屋に出して遊ばせている。

 最初の三カ月ほどは、抱っこしようとすると身を硬くして拒んだが、少しずつ心を開いてきた。今では、宇月田さんの腕の中で安心しきっているようだ。

 「最近は、ハウス!でケージに戻ってくれたり、少しずつ言葉も覚えてきました。これからもっと分かり合えると思っています」

  (文・宮晶子、写真・石井裕之)