-宇宙がつくられる前
ユートピアで、7人の知的生命体が暮らしていました。
ユートピアと、読者のUが暮らす宇宙の共通項は3つ!
Ⅰ:弱い相互作用の定数、物理学の指標、等の
「世界をプログラミング、マネージメントするアルゴリズムやセオリー」
Ⅱ:ゆえにアドバンテージや希望の一辺倒でなく、リスクや絶望も
"全ての存在、現象、概念"
に含まれるアンビバレンスな世界
Ⅲ:住人たちが愛をもっている
相違項も3つ!
Ⅰ:"命"
という概念、それに伴う概念がない。
ゆえにユートピアも、その住人も永遠に
Ⅱ:ゆえに住人らは
"夢"
がない
(命があるからこそ
「せっかく生きてるのだから、自分がどんな人間か知りたい。自分のトクイ、スキを発掘したい」
「そのトクイ、スキを貫かなきゃもし召されても成仏できない」
「生きた証を遺してから召されたい」
夢がデキる)
Ⅲ:たとえるなら
"読者のUが睡眠中にみる夢"
のように、一貫性や順序や裁量権がみられない世界。
支離滅裂、破天荒、コントロール不能な現象ばかり
(ⅠとⅢの理由は長くなるので別項で解説)
-宇宙をつくらないか?
私は…私たちは名前がない。
自分が話したい相手の、二の腕をタッチすることで
「今、誰に話してるか」
を認識してる
「宇宙をつくらないか?」
1人ひとり、二の腕をタッチして提案したところだ。
この方式だと一度に6人へ話せない…
で、宇宙をつくる目的…つくるためのプログラミング…それらは絵に描いといた。
今、みんなに観てもらってる。
お!
1人ずつ、順に私の二の腕をタッチしながら…
-宇宙をつくるぞ!
賛成してもらいスグ、みんなで協力しながら
"ある爆弾"
をつくった。
コレが爆発すればユートピアの全てをのみこみ…ユートピアはリニューアルされ
"宇宙"
へとシフトする。
そうすれば
"命"
という概念が生まれ…そのための概念として。
時間や空間や仲間…エントロピー。
色んな概念も生まれるだろう。
そして…命をトリガーに
"夢"
を我々が持つだろう。
そのための概念として
"名前、個性、トクイ、スキ"
等もデキるだろう。
トクイやスキがデキれば
"ユートピアに戻したあと"
も支離滅裂で破天荒な現象を乗り越えたり…あわよくば楽しんだりしやすくなる。
ユートピアでは
"何かをコントロールするための、マネージメントスキル全般"
を鍛えたくても鍛えようがないが…その訓練場が宇宙。
「…!!!」
お!
作戦通り、あの子が左手を挙げ…3本の指を立てた!
カウントダウンだ!
3!
2!
1…ドガーーン!!!!!
-宇宙にて
ヒロナ「綺麗な光…」
アヤナ「なんか…この光に包まれると、なつかしい気分になる…なんでだろ」
ヒロト「宇宙最高の宝=弥実。
その使命を色々推理していたが…あの仮説が正解だったのか」
ヒロナ「ん?どんな仮説?」
ヒロト「宇宙を
"元の姿"
に戻すリセットボタンのような役割…それが彼」
サナ「宇宙の元の姿?」
ヒロト「私たちは…そう。
ユートピアの中で、永遠になる」
-宇宙が幕を閉じ
私の名…兼 夢、個性がデザインできた。
みんなもね。
さぁ…読者のU!
一緒にユートピアを冒険しよう…永遠に
○○○○○○○○○○○○○○○○
いってきます!!!