こんいちは
アドレナルセラピストのmahiroです
副腎のお勉強、第4弾です
副腎は今までご紹介しました通り
いろいろなホルモンを造っている
内分泌器官です。
そのホルモンと体調との関係について
今回少し考えてみますね。
もと記事はこちら★
♪*:・’゚♭.:*・♪’゚。.*#:・’゚.:*♪*:・’゚♭.:*・♪
日本という国は皆さまご存知の通り、世界一の長寿国です。
それはつまり、日本の医療システムが世界トップクラスであるということの証でもあります。
しかし、その日本の現代医療にも欠点があります。
それは、内分泌…すなわちホルモンが関与する病気に対する
専門家が少ないということです。
その上、病院で行われているホルモン検査にも問題があります
ホルモンの分泌量を測るためには、血液検査 あるい尿検査がおこなわれます。
血液検査
血液中のホルモン量は、細胞に到達する量なのか、細胞に到達せずに尿から排出されるのかがわからない
尿検査
尿中のホルモン量は、細胞で仕事を終えたホルモンなのか、細胞に到達せずに排出されたホルモンなのかがわからない
以上のように
血液検査でも、尿検査でも
ホルモンがちゃんと細胞に届いたかどうかが確認できないのです。
ホルモンはきちんと細胞に届いてこそ、その働きを発揮します。
血中濃度や尿中濃度では、ホルモンの働きの精度は全く分からないのです
それに対し、唾液で測る方法があります。
これによって、細胞に届く確かなホルモンの量が測定できます。
ただしこれは、日本の保険が適用されず
検体をアメリカに送って判定してもらわなければならず
限られた病院でしか検査してもらえません。
これはすなわち
アメリカへ送って…ということで、時間がかかります。
さらには、保険が適用されない検査なので
高額な費用が全て患者負担になってしまいます。
この検査は、確かなホルモン値が判明するということで
画期的なことですが
しかし、この唾液検査とて
実は完璧ではありません。
それは、ホルモンの量を測れても
質の良し悪しがわからないからです。
たとえばうちの息子
高1の秋から通っていた、大阪中津のK統合医療内科で
唾液中のコルチゾール値を測定しました。
それはそれは、お気の毒な数字が測定値として判明し
副腎疲労症候群と診断されました。
その後DHEAやアドレノゲンなどの、人工の副腎ホルモンを補充し
確かにその後の血液検査でのコルチゾール値は上昇しているようでした。
しかし、主訴である慢性疲労症状の方は
う~~ん…いくらかはまし?な程度で
微妙~な感じでした。
何万円という検査を幾種類も受けて
高額なサプリメントをバンバン摂って
支払っている金額に対し、回復している実感がなんとも薄く…
それが、母をして
副腎疲労への別の手立てがないものかと
ネット検索に走らせた原因でもあったのです。
以上はあくまで、うちの息子の場合です。
全ての人に統合医療内科の治療が効果的でないということではありません。
統合医療内科での治療を批判する意図はございませんので
その点、ご了承いただけると幸いです。
もちろん、ホルモンは必要とする量が分泌されてないと、話になりません。
でもそれだけでは不十分です。
つまりホルモンは、「量」だけでなく「質」も大切だということです。
検査の数値だけでは、量は測れてもその質を測ることは不可能だったのです
後から考えれば、息子の脳に届くコルチゾールは
量は増えたけれど
副腎機能の回復がかんばしくなかったがために
質は悪いままだったのだと思います。
なので、高3の春、受験のストレスで
あえなく「嫌な気持ち」が復活してしまったのだと思います
では、ホルモンの質を測定する方法はないのでしょうか?
残念ながら、そんな検査は存在しません。
ではでは、ホルモンの質を良くする方法はないのでしょうか?
それは多分
息子の具合が目に見えて良くなっていったことから判断するに
川本療法の施術★と
先生お薦めの
自己指圧が効果的
であった ということが言えると思います。
「おや、また来たな」
と思った方はそのまま先へとお進みください。
「なんじゃ、そりゃ?」と思った方は…
そうですね~
読んでいただければ、自己指圧についてざっくりご理解いただけれるかと…
ご面倒ですが、よろしくお願いいたします。
その効果をチャート式で説明いたしますと・・・
自己指圧をする
自律神経が整えられる
滞っていた脳シグナルがスムーズに臓器に届く
副腎の機能が上向く
その分、ホルモンの質が上がる
睡眠の質が上がる(※)
しつこい慢性疲労が回復する
活動範囲が増えて、食欲が増す
基礎体力が増幅する
ますます睡眠の質が上がる(※へ戻る)
このような好循環が生れるんだと、思います。
では、DHEAやアドレノゲンなど
外部から補充していたホルモンは粗悪品で
質が悪かったのでしょうか?
お値段も相当しましたし、そんな粗悪な品物を
統合医療内科の先生がお薦めになる訳がありません。
DHEAやアドレノゲンに罪はないと思われます。
ではでは、なぜ息子のホルモンの質は改善されなかったのでしょう?
これはあくまで憶測ですが…
ホルモンは本来、自分の身体で造るものです。
いくら良質なものといえど、外部から入ってくるものは異物です。
副腎が弱っている状態はヒスタミン反応が過剰に働きます。
ヒスタミン反応についてご不明な方はこちらをどうぞ→★
微妙な性質の差から、細胞はそれらを「異物」と見なし、受け取りを拒否していたのでは…?
なので、せっかく摂った医薬品のホルモン剤は、
細胞に受け取ってもらえず、そのまま排出されていたんじゃないかと思われます。
さらに恐ろしいことには…
その排出にあたって
余分に体内に残り猛毒と化したホルモンを無毒化するために
ただでさえ弱っている肝臓や腎臓がさらに働かなければならなくなり
余計負担が増えて疲労が増す…
なんて
二次災害も起こっていたのかも知れませんね…
以上の理由から
外から補充するホルモンに頼らず
自分の臓器が回復して
自分で質・量ともに十分なホルモンが造れることが
疲労回復には効果的
ということが言えると思います。
でも、副腎だけがその機能を回復しても
十分なホルモンは造れません。
ホルモンの材料であるコレステロールが十分になければ
造りたくても造れないからです。
コレステロールをしっかり摂りましょう
…は、もちろん大事ですが
人間の身体に必要なコレステロールは
肝臓で65%が合成されます。
なので、肝臓機能を正常に保つことはとても大切です。
そして、肝臓で造られる65%の、残りの35%の分は
食事からの栄養を利用して合成されます。
なので、摂った食物を分解する胃の働きが重要になってきます。
胃酸が弱いと、摂取した食材をきちんと分解できません。
肝臓は未分解な栄養素からコレステロールを合成しないといけません。
胃の調子が悪いと、すなわち
肝臓で合成されるコレステロールの「質」が低下する可能性が高まる
ということになります。
つまり、しっかりとホルモンの質を上げるためには
ホルモンそのものを造る副腎の機能回復はもとより
その材料であるコレステロールの準備のために
肝臓と胃が重要になってくる
ということです。
そして、日本の医療システムで
肝臓や胃や副腎機能を上げるための薬や治療法は…
う~~ん
残念ながらあまり見聞きしません。
まず、日本の医療関係者でホルモンの「質」の重要性を説いている人は
ごくわずかです。
なので、その治療法も確立されていませんし、患者さんにも情報が届きません。
ここで、現時点で有効なのが、
これらの身体の仕組みを理解した
優秀な治療家の先生たちの施術 に
なって来ると思います。
と同時に
自宅でも毎日できる自己指圧
これによって
胃や、肝臓や、副腎の機能を高めることが可能です。
この「量」よりも「質」のお話は
ホルモンだけではなく、神経伝達物質など、体内で働く物質全てに
通じることだと思います。
いくら高額なサプリメントを飲んでも、一向に体調が回復しなかった
私たちのような方が
この記事を読んでおられる中にもいらっしゃるとしたら
その時は、「量」より「質」というこの説を
ご一考いただければ
回復への何かのヒントになるかも…と
思う次第でございます。
必要な方に情報が届きますように…
最後までお読みいただき、ありがとうございました。