こんにちは、ハチミツです

 

久し振りの更新ですが、何とか生存しています

 

先日、大腸検査をしまして

検査の結果は良好だったのですが

腸内のポリープ切除をしましたので

 

現在、絶賛食事制限中なのですが

 

何故か日々太っていく呪いにかかっていますw

 

 

私生活ではまだまだ妊活に向けて…の活動はしていないのですが

その間全く何も書かないのも

時限ブログとしてどないやねん?と思いましたので

 

妊活に少し関係ある映画をご紹介したいなと思いまして

今回、記事を書かせて頂きました

 

 

デレク・シアンフランス監督

2016年の映画「光をくれた人」

 

 

 

 

この監督の映画はどれも素晴らしく

 

ブルーバレンタイン

 

 

 

プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命

 

こちらの2作もおススメですのでお暇でしたら是非ご鑑賞下さい

 

表現しにくい人の気持ちを表現するのが得意な監督…

と言うのが僕の印象です

 

勘のよい方ならお気づきになったと思いますが

上の二作の登場人物は同じ俳優の

 

「ライアン・ゴズリング」が出演しています

 

上と下では全く違う雰囲気の役を演じていますので

そちらの方も楽しめると思いますよ

 

 

 

 

それでは

「光をくれた人」についての冒頭までの紹介になりますが

 

 

主人公の トム・シェアボーン (マイケル・ファスベンダー)が

オーストラリアの無人島( ヤヌス島 )の灯台守の面接シーンから始まります

 

トムの前任者は妻に先立たれ

無人島での孤独の生活に耐えきれず精神を病んでしまったので

臨時職員としての…

 

 

第一次世界大戦の西部戦線の戦いから何とか生き残りましたが

完全に心が死んでしまい、抜け殻のようなトム…

 

 

孤島での灯台守の仕事は孤独で独身の君には精神的に辛いと言われますが

「西部戦線より過酷ではないはず…」の返しに

 

面接官も

「まあ、そうやわな…よっしゃ!合格やで兄ちゃん!そやけど臨時職員やで?」と…

(大阪弁は嘘ですw)

 

 

第一次世界大戦の西部戦線は

僕たち日本人には聞きなれない戦場での戦いですが

グーグル先生によるとかなりの激戦と書いていました

 

人類初の世界大戦

 

初めて、戦車や飛行機などの近代兵器や毒ガスなどが使われた戦争

 

この戦争前の100年間での

あらゆる国での戦争による死者数を合計したとしても

被害が大きかったと言う戦争だったという事を考えれば

 

トムのように心が死んでしまう人も大勢いたと思います

 

当時、PTSDという症状の存在自体、認知されていなかった時代

より一層、誰にも理解されず孤独の日々を暮らしたと思います…

 

 

話を戻して

ヤヌス島に行く前に本土の港町パルタジョウズで色々な準備や歓迎会を受けました

その歓迎会の中に褐色の美しい

イザベル(アリシア・ヴィキャンデル)の姿も…

 

 

 

 

ですがここの歓迎会でも相変わらず心が死んでいるトム

笑顔がありません

 

無人島であるヤヌス島での孤独な生活に耐えきれるか

皆は心配をしますが

 

トムは

「フランス戦線の後なので静かに暮らしたい」

としか言いません

 

 

そして3カ月後

 

手放しで喜べませんが

精神を病んだ前任者は自殺をしてしまい

そのままトムは本採用になりました

 

 

そして本採用の契約書を結ぶため

再び本土であるパルタジョウズに

 

そして歓迎会でお世話になったイザベルの家族にも

正式採用になった事を報告すると

 

「一緒に昼食でも?」とイザベルの母親に誘われます

 

 

その食事の最中イザベルに

「シェアボーンさんに一緒にピクニックに行こうと誘われた」と家族に報告

勿論これは嘘でイザベルが勝手に言っているだけでした

 

イザベルの母親も

「まあ、素敵なお誘いね。きっと楽しいわ」と承諾

 

何故か、トムに積極的なイザベル(ウラヤマシイな~ホンマ…)

 

ですが戸惑うトム

 

翌日のピクニックでもイザベルはトムに

無人島での生活など色々聞きます

 

淡々と答えるトム、そして

「灯台守、全員を誘うのですか?」と少々無礼な質問をしますが

 

イザベルは笑いながら

「全員?あなたは久しぶりの新人よ」と答えます

 

そしてイザベルは自分の話をします

 

母親にピアノを習っていた事

演奏中よく二人の兄に邪魔された事

その二人の兄が大戦で亡くなった事

 

 

夫を亡くした妻は寡婦と言うか

子供を亡くした夫婦は父と母のまま

私も妹と呼ばれるの?とトムに問いますが

トムは無言のまま…

 

 

そしてイザベルはトムにあらゆる質問をします

戦地に何年いたか?

両親は?

 

戦地に4年いて感覚が無くなった事

母とは死別し

厳格過ぎる父とは連絡さえない

 

「だからこそ軍の規律に耐えれたし」

「戦地でも気が楽だった…僕が死んでも悲しむ人はいないから」

と明かします

 

 

さらに

「あなたの未来の望みは?」のイザベルの問いに

「生きるだけ…それだけで十分」と答えるトム

 

 

そんなトムの暗い返しに

イザベルは一向に怯まずトムの心に入っていきます

 

「ヤヌス島に連れってて」と…

 

 

その問いに対してトムは事務的な返事で

「あいにく連邦保全局の規則に反する、上陸出来る女性は灯台守の妻だけ…」

 

と言いますが

 

 

「じゃ 結婚して」と笑顔で返すイザベル

 

 

「僕と結婚なんて気が変だ、戻った方がいい

ご両親が警察を呼ぶかも…行こう」

 

と、失笑しながらイザベルをかわすトム

 

 

ですが

別れ際に手紙でのやり取りを約束する二人…

 

 

 

イザベルとのピクニック

 

そして、手紙でのやり取りで

トムの心がドンドン氷解していきます

 

この手紙のやり取りはとても素敵なシーンですので

是非、映画でご鑑賞下さい

 

 

 

ちなみに僕の話で恐縮ですが

 

この電子メールやチャット全盛の時代に

未だに、妻と手紙のやり取りをする事があります

 

と言うか僕が一方的に出すので

妻がしょうがなく返事を書くと言う感じなんですけどねw

 

手紙って何と言うかメールやチャットと違って

自分の気持ちの奥まで書けそうな気がするのです

 

モチロンこんな事を思うのは

メールやチャットを使いこなしてないジジイだと言う証なのですけどねw

 

 

ただ、今まで何通も出した妻への手紙ですが

電子文書と違って「いい意味」で紙と言う媒体は劣化しますから

 

少し紙質が古くなった手紙などを読み返した時など

凄く感慨深い気持ちになるのですよ

 

 

そろそろ、出会って四半世紀が経過する夫婦ですが

こんな僕の突然の手紙にも付き合ってくれる妻に感謝です

 

このブログは妻には内緒ですが

口頭でもメールでも手紙でも

いつも感謝の気持ちは妻に伝えてますので

 

この文章は単なるノロケです

すいませんw

 

 

 

では話を映画に戻します

 

何とトムは手紙でイザベルに求婚します

 
そしてイエスと答えるイザベル…
 
 
ささやかな結婚式ですが幸せいっぱいの二人
 

 

そして無人であるヤヌス島での生活は

イザベルが加わった事により

より一層、愛に包まれた楽園に変わります

 

 

ほどなくして

お腹が大きくなったイザベル

 

 

「頭のいい赤ちゃんが産まれるわ」

と言うイザベルに

 

「一人だけかな?双子か、三つ子かも…」とトム

 

イザベルのお腹に耳をあてるトムにイザベルが

「何か聞こえる?もうお喋りしている?」

 

トムは

「”夜風は冷たいからママをベットに運んで”と…」と答え

イザベルを優しく抱え上げベットに連れて行く

 

 

幸せの絶頂とも言える会話ですが

その後

2人に悲劇が襲います

 

 

ある嵐の日

灯りを守る為に

いつもより急いで灯台に向かうトム

 

「一緒に行ってもいい?」と言うイザベルに

「ココの方が安全だよ」と答え

 

嵐の中、灯台に向かいました

 

 

そしてその日の夜に

 

急にイザベルは産気づきますが

明らかに早産

 

独りではどうする事も出来ず

極度のパニックに襲われます

 

トムに助けてもらいたいと思い

イザベルは嵐の中、灯台に向かいます

 

 

何とか灯台の入り口前に着きましたが

嵐の中ノックをしても

トムは気付く事が出来ません…

 

 

しかも内側から鍵をしている為

灯台の中にも入れず

 

イザベルの体力は限界を超え

部屋に入れないまま

灯台入り口の前で倒れます

 

 

そして嵐が収まった朝

トムは入り口付近で倒れ込んでるイザベルを発見し

 

急いで自宅に運びますが

お腹の子は既に手遅れでした…

 

 

誰のせいでもなく

ただ運が悪かったとしか言いようのない出来事

 

「1921年5月”思い出は永遠に”」と刻まれた墓標の前で

泣き崩れるイザベル…

 

 

ですが

トムのその後の励ましもあり

何とかもう一度再チャレンジをしますが

 

今度はトムの目の前で悲劇が…

 

早すぎる時期に産気づき

どうする事も出来ないまま

二度目の死産により赤ちゃんとのお別れに…

 

 

現代であれば助かったかもしれない命だったのかもしれませんが

 

連続しての死産により

自分に自信を無くし

 

新しく「1923年4月”思い出は永遠に”」と刻まれた墓標…

 

小さな墓標が同じ言葉で続けて建ち

またもや墓標の前で泣き崩れるイザベル

 

 

もはや、心を閉ざしたトムを立ち直らせた

あの明るいイザベルの面影は完全に見る影もありません…

 

 

そんな最中

 

灯台を掃除中のトムが一隻の小型ボートを発見します

 

急いでイザベルと共にボートに駆け寄る二人

 

 

中にはなんと

もう既に骸になっている父親と思われる男性と

元気よく泣き声を発する女の赤ちゃんが!

 

 

物語はまたもや動き始めます

 

 

 

っと

ここまでが冒頭のお話です

このブログで続きに興味を持たれた方は是非鑑賞下さい

 

漂流してきた赤ん坊を養子にしたか?

イザベルに赤ちゃんが出来たか?

 

など

気になる方はいるかもしれませんが

期待を裏切らない(と・・・思う)映画です

 

 

決して単純なハッピーエンドではありませんが

 

本当に妻や夫を愛し、子供を愛する

愛に溢れた映画と思いました

 
 
 
劇中、様々な素敵な言葉が出てくる映画ですが

 

中でも僕が一番感銘を受けた言葉は

トムではもイザベルでもない登場人物のセリフですが

 

「一度赦すだけでいい」

「人を恨むには、いつもその事を考えなくては…不快な事を決して忘れずに」

「疲れてしまう」

 

美しい言葉と思いませんか?

 

赦す事は

実は一番自分を大事にする事なのかもしれませんね

 

 

 

 

予断ですが

 

トム役の「マイケル・ファスベンダー」と

イザベル役の「アリシア・ヴィキャンデル」は

 

この映画での共演が縁で交際し

実際にゴールインしました(昭和の表現w)

 

 

マイケル・ファスベンダーは

 

「300(スリーハンドレッド)」の時はアクション俳優っぽい感じでしたが

 

「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」でマグニート役が見事にハマり

(何を隠そう僕は30年前からX-MENファンですw)

 

「SHAME -シェイム-」で「性依存症」に苦しむ役を演じ

 

「それでも夜は明ける」では残酷な植民地の支配人役

 

文学的な作品である「マクベス」の主人公マクベスを演じた実力派俳優です

 

ちなみに僕と同い年…

何もかも天と地ほどの差がありますw

 

 

アリシア・ヴィキャンデルに関しては

 

「エクス・マキナ」と

「トゥームレイダー ファースト・ミッション」と

この作品しか存じませんでしたが

 

キチンと演技の出来る

「美人」というより「可愛い」イメージの女優さんで素敵です

 

 

おっと

こんな事を書いてるとキリがなくなりますねw

 

長くなってしまいましたが

最後まで読んでくださってありがとうございました

 

 

妊活中の方や妊活を経験された方ならば共感の出来る所が多々ある映画ですので

今回こちらの映画を僕の主観を交えて紹介させて頂きました

 

 

それではまたです