こんばんは、ハチミツです

 

前回、赤ちゃんを信じよう!と誓い合いましたが

 

「もし、赤ちゃんに先天性疾患があった場合どうしよう…」と嫁はんが言いました

 

当たり前ですね

もしもの事も考えるのも

悩みが頭から離れないのも当然です

 

皆さんはどうします?

もし、自分の子供が先天性疾患があると分かると

 

凄く難しい問題ですよね

これは当事者である夫婦が出した答えが正解だと思います

 

倫理的には中絶と言う選択肢はないのかもしれませんが

 

僕の答えは中絶です

 

 

酷いですね

最低だと思います

僕程度の人間がこの世に誕生しようと思って

一生懸命成長している命を殺すのですから

 

しかも自分の子供です

自分の子供を殺すのです

 

 

呪われて当然だろうし

一生その業を背負って生きて行かないといけないでしょう

でもその覚悟です

 

僕はまだ見ぬ自分の子供より

嫁はんと自分を選んだのですから

 

 

僕はいいのです

 

僕は子供を産めないですし

自分の子供と言う実感はあっても

当たり前ですが

自分が「産んだ子供」と言う実感はないのですから

 

でも実際に子供を産んだ嫁はんは

一生、障害を持って生まれた子供に申し訳ない気持ちでいっぱいになり

子供が苦しむたびに嫁はんも苦しむでしょう

 

それは世界で一番嫁はんの事を理解してる僕だからこそ分かる事です

彼女が死ぬまで苦しむ事になる事になるのが目に見えるからです

 

他にも理由はあります

 

軽い障害ならばいいですが

どの程度の障害を持って生まれてくるのかも分かりません

 

通常の順番として

僕ら夫婦より子供は長生きしますが

 

僕らが死んだときに

もし

人の助けがないと生きていけないほどの酷い障害だったとしたら

 

そんな障害を持った状態でこれから先

自分の子供が一人で生きて行かなければならないと思うと

僕が耐えきれないからです

 

ですので嫁はんの為と言いましたが

僕の為でもあります

 

ええ格好はしません

僕も死ぬまで心配です

ですが、それを全て無かった事に出来る選択が中絶です

 

 

自分の未来の子供を殺し

誰も苦しまずに済む選択を僕は考えました

 

これを読んで理解できない人もいると思います

赤ちゃんが生きたいと思ってるのに殺すなんて…と思う人の気持ちも分かります

もしかして軽い障害かもしれないじゃないか!と思う人に気持ちも分かります

可能性にかける気持ちも分かります

全部分かった上で

 

僕は殺す決断をしました

 

 

ただこれだけは理解して欲しいのですが

 

今、現状で障害を持たれてる方に対して

そういう気持ちはこれっぽっちもありません

そして、その方の親御さんに対してもそんな気持ちはありません

 

僕達と違う選択をした方は素直にその強さを尊敬しますし

中絶の選択を提案した僕が弱いだけです

 

もしかして嫁はんが強くなるかも…という可能性も捨てた酷い男なだけです

 

 

 

もしもの時はそういう選択をすると嫁はんに言い

同意を取りましたが

 

そんな最悪な結果にならないで欲しいと

祈る気持ちで赤ちゃんの経過を見守りました

 

 

それでは、またです