12月23日土曜日


12月上旬に、予約の電話をしました。

土曜日が良かったので、

戸田中央リハビリテーション病院へ。

12月上旬の時点では、1月13日だったら

時間が選べると言われたのですが、

旦那の休みが確実な12月23日が良かったのです。

12時〜予約を取って頂きました。



11時半頃着きました。

入り口の窓が大きいからか

院内がとっても明るくて綺麗スター

入るなり、受付の方が丁寧に挨拶をして下さり

記入用紙を渡され

血圧計の場所等を教えてくれました。


書き終わるとすぐ

看護師さんから中へどうぞ〜と呼ばれる。


まさかこんなにすぐ呼ばれるとは思っておらず

マスクの下はすっぴんだったので

トイレに行きたいですと伝え

トイレで急いでメイク口紅化粧品


中へ入り先生にご挨拶


スマホで撮影してから


前回打ってから

良かったこと(下瞼の痙攣がピタッとやんだ)と

悪かったこと(元々瞬き出来ないのが更に閉じにくくなった)を先生に伝えました。


・ボトックス+ミラーバイオフィードバックで

今より良くなっていきますか?

→良くなります。

前より良くなっていってるでしょう?と


・栢森先生のところは、

ボトックスの金額は打つ量による。

他院で多いのは、

ボトックスは1瓶50単位=約5万円

3割負担で1万5千円

この形が多いらしいです。


ただ、それだと余る人が多い。

栢森先生のところでは、1瓶を4本に分ける。

(12.5単位ずつが4本=1瓶50単位)


先生のところに通われる患者さんは、

その4本に分けたうちの

2本を使う方が多いとのことでした。

(25単位分)


私の場合、今日で言うと12.5単位しか使わない。

1瓶の4分の1


人によりこの人は2本、3本…とか

変えているとのこと。

ボトックスは高いから、

そうやって患者さんの負担を少なくしていますと

おっしゃっていました気づき


今日のお会計は、3割負担で4680円でした。




・脳卒中の話になり

脳卒中の方は良い方にボトックスを打つ。

そうすると、喋りやすくなる・食べやすくなる。

腫瘍とかで治らない時、

口が曲がったままになった時は健側に打つ。

バランスを整えるのが大事。


・五反田の話になり、

五反田は10時〜12時の2時間で

23人位を診ているとのことびっくり


1人当たり5分位?と思ったら

先生は1分位で次々診て打たないと

終わらない訳です、と。

大変ですね、と私が言うと

私は大丈夫なんですけども、

患者さんが大変なんですよ〜とおっしゃる。


五反田では外来の診察場所を、

病院側が診察日の為に作って下さる。

機械とか倉庫から出して

用意してもらっていますと。


五反田はアクセスが良い分、

やっぱり1番混むらしいです。

1番古い長い付き合いの患者さんは、

この五反田に来てらっしゃるとのこと。



・混む五反田の病院とは逆に

1番空いているのは、新潟の病院とのこと。


そこから、新潟やその周辺の話になり〜

197?年頃、会津に行きハリ麻酔を覚えた。

麻酔の先生が素晴らしくて、

その先生に色々教わったとのこと。

その後、東京に行きリハビリテーションを始めた。

1979年〜アメリカに行き、81年に帰って来た。



・ボトックスを6月に打って6ヶ月程もったけど、

このもちは打っていくと、効きにくくなるというか

打つ間隔は短くなっていきますか?


→人によるんだけど、普通はないですね。



・ボトックスに対する

免疫みたいなのが出来る人もいますか?


→抗体ですね。

それがね、今まで2人かな?

効かなくなった方がいます。


ボトックスっていうのはね、

毒素とタンパク質が結びついているんです。


タンパク質がどういう働きをするかっていうと、

人間が毒を口から入れた場合

胃酸だとかだ液だとか、色々酵素があるでしょう。

その酵素で、毒が効かなくなる場合があるから

その効かなくなるのを防ぐ為に

毒素のところにタンパク質を一緒につけてるわけ。


でも、そのタンパク質で抗体が出来る。

そうすると、ボトックスが効かなくなってしまう。


2人のうちの1人は、ついこの前ですよ。

これはね、難しいことなんですが、

アメリカに抗体が出来たのか

(効かなくなった1人の)血液を送って

調べてもらったんです。


難しいとは?と聞くと

→日本では調べられないから。


どうしてです?

→日本じゃ出来ない出来ない。

昔は千葉県に

ボツリヌスを研究する所があったんです。

でも、儲からないってことで

潰してしまったの。 

今、日本にはボトックスを研究しているところは

ないんです。そういう意味では。

だから簡単なことではないんですよ。


その効かなくなった方は、

10年〜15年位

帝京に先生がいた時から

ボトックスを打っていた方だそうです。

そんなに打つ量が多いわけでも、

回数が頻繁ということでもなかったとのことです。


おかしいな、ということで

薬会社のグラクソ・スミスクラインと相談して

調べることにした。

(これは、数ヶ月前のことらしいです。)

1ヶ月後位に抗体が陽性ということと、

アメリカから公文書がワーっと送られてきた。


グラクソ・スミスクラインは、

短時間で大量にはやらないで下さいとは

言っているけど、

その患者さんはそれに当てはまらなかった。

そうじゃない場合にも抗体が出来ることがある、

ということが分かって良かったです。

新たな問題でもありますけどね。


1人の方の効かなくなった原因が分かって

良かったです。(抗体が陽性ということ)

じゃあ、どうするかっていうと

グラクソ・スミスクラインも

まだ分からないんです。


でもね

タンパク質がないボトックスは、効くわけです!

=ゼオミンという会社のボトックス


ゼオミンはドイツ語での言い方です。

日本ではゼオマインといいます。


この会社のは、毒素のみ なんです。

タンパク質をとっています。

このゼオミンのボトックスだと、

抗体が出来ないから(タンパク質がないから)

その効かなくなった方にも

効くわけです。


でも、手足のみで顔には打てないんです。

日本では許されていないんです。

(どうしてですか?と聞くと)

→治験数が全然足りない。

患者さんにいっぱい治験しないといけないんです。



ボツリヌス毒素+タンパク質が結びついたもの

→顔に打てる


ボツリヌス毒素のみ

→手足には打てるが、日本では顔には打てない




今回のボトックスのように、

薬とかアメリカでは使えるけども

日本では使えないものがいっぱいあることが問題。


この抗体についての質問には

良い指摘でしたね、とおっしゃる。



ボツリヌス毒素は色々な種類がある。

どうやって作るかと言うと、

動物(牛とかマウス)を

ボツリヌス毒素でころす。

マウスの腹腔に注射をして

100匹のうち50匹しんだのを

1単位と言います。


ただね、どんなマウスを使ったかっていう。

そこが気になるところではあります。

元気なマウスの場合は

そんな多くはしなないかもしれない。

だから、厳密に言うと同じ1単位でも違うわけ。




ここで、

遅れてきた患者さんがずっと待たれていると

看護師さんが先生におっしゃる。


瞼の下が痙攣したら、また来ますと伝えて

診察室を出ました。


色々な質問に、

とても分かりやすく教えて下さいました飛び出すハート


※今日打ってもらったところは、

右側の下眼瞼(かがんけん)、

後頭筋(顔面神経支配域になる場所とのこと。

顔を動かす度にここが疲労し痙攣している)、

肩を打ってもらいました。


笑顔の左右差がすごくあるので、

健側に打ってみたら、どうかなぁ?

1度先生のもとで試してみたいなと思ったのですが

顔を見ながら、健側に打つ必要はないですよと。


移植した方の深いほうれい線が気になるので

本当は、ここに打って欲しいんですけどね~と

言っていたら

そこは打たないダメダメ!!と

きっぱりと断られました。笑






その後、あいさん主催のお話し会で知り合った方と

待ち合わせして、色々話しました。

とても楽しい時間でしたニコニコ


私はパスタ2個にケーキ、ドリンク3杯と

たくさん食べましたナイフとフォーク

(↑更にもうひとつパスタ食べようとしていた爆笑






みなさん良いクリスマスを〜クリスマスベル