超大怪獣大特撮大全集2020 2/22 | 特撮好み

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 京都みなみ会館にて開催超大怪獣大特撮大全集に行ってきた‼︎

 2月に入っての「大怪獣大特撮大全集」。
冬らしく冷え込んできたこの頃、今回のラインナップは…
・『大怪獣バラン』
・『獣人雪男』

…からなる秘境大怪獣映画特集!
 共に日本の秘境に住んでる存在を描いた二本。
 『大怪獣バラン』は一部でコアな人気を誇る“バラン”が最も活躍してる唯一の映画。
 『獣人雪男』は『ゴジラの逆襲』に次ぐ4本目の東宝特撮作品でありながら、今だにソフト化されていない貴重な映画。

 二本とも一度、2014年度の「大怪獣大特撮大全集」で上映されてた作品陣。
「大怪獣大特撮大全集」はその頃から行ってたものの、その時は別件の予定(『大怪獣バラン』上映時は東京旅行)や天候の都合(『獣人雪男』上映時は台風接近で断念)で観に行けなかったので、今回の再上映はかなり嬉しかったりします。特に『獣人雪男』(涙)



 上映は2月22日(土),23日(日)の二日間。
同じ時期に2019年の年末に開催された「京都怪獣映画祭8」でも上映された『狭霧の國』が一般公開され、2月22日(土)の回には『狭霧の國』監督佐藤 大介監督,怪獣造形師村瀬 継蔵さんを招いての舞台挨拶が行われるという事で、それに合わせて2月22日(土)の回に行ってまいりました。
 2月の京都みなみ会館。
「この映画を観たら死にます。」の触れ込みが目を引く『アストラム 史上最も呪われた映画』やゾンビ映画の金字塔『ゾンビ−日本初公開復元版−』をはじめ、傑作西部劇『続•荒野の用心棒』、戦車アクションエンタメ『T-34 レジェンド•オブ•ウォー〈ダイナミック完全版〉』と興味をそそられる作品陣が多数公開!時間の都合で鑑賞できなかったが…
 何というか…最新作よりもリバイバル的作品陣の方が大変鑑賞意欲を揺さぶる2020年度はじめである(苦笑)
 本日の京都みなみ会館では『続•荒野の用心棒』上映を記念しての「Directed by セルジオ•コルブッチ」と『T-34 レジェンド•オブ•ウォー〈ダイナミック完全版〉』公開を記念してのダイナミック完全版公開記念NIGHT」とオールナイト上映が二つ同時開催。
「セルジオ•コルブッチ」も実にそそるものあるが【通常版】【完全版】の違いあるも同じ作品を三本連続で上映するという「『T-34』NIGHT」のインパクトが凄まじい(大汗)
 3月1日(日)には「ウルトラ大全集」繋がりとも言える「『ウルトラマンダイナ』上映会」が開催。2月14日(金)12時の予約開始で、自分が予約した13時頃の時点で既に整理番号70以上という流石ウルトラマン(大汗)
 そして先に述べた通り本日は『狭霧の國』の舞台挨拶が開催。その時の話はまた別の機会で…
何気に『狭霧の國』『バラン』と村瀬氏の最近の仕事と若き頃の仕事を堪能できる組み合わせである(汗)



*物販
 今回は『バラン』ポスターをイメージしたバランオーナメントにサイン会参加品でもあったバランブロマイドと、画像はありませんが特撮大百科くじの景品含めバランをピックアップした物販が展開。何というか「特撮大百科」らしさあるw
それと今後の展開がめちゃめちゃ注目の“怪獣小進撃ベース”が発売。






 上映会は『狭霧の國』上映後の18時55分頃に開始。
 顔馴染みの方には土曜日で仕事という人もちょこちょこいた雰囲気でしたが、DVDなどの家庭用ソフトや映像配信サイトなどでは未だに観ることができない『獣人雪男』が観れるという事もあり、思った以上に人が来ておりました。それとこの後に先のオールナイトに参加していくという人もチラホラいました。
 吉田館長(左)と藤村氏による恒例の挨拶。
巷で悩ましい事態になってる“新型コロナ”に関しての話からはじまり、3月14日(土),15日(日)の「超大怪獣大特撮大全集2020」のラインナップの発表、同じ日に開催「平成ガメラ降臨祭」、そして本日開催の「セルジオ•コルブッチ」「『T-34』NIGHT」と告知が展開しておりました。



 上映は『バラン』『雪男』の順で上映。
共にフィルム上映。あんまり上映機会が少ないイメージ。となると状態は意外と…と思ってはみたが正直、状態は微妙。残念(涙)
モノクロなので退色は関係無いものの、線が入ってたりテープが切れたであろう箇所がちょこちょこ存在。
特に『バラン』はその点が目立ったな(大汗)まぁ逆にその方がおもろい仕様と言えなくもないw見慣れた人限定だが…
↑VARAN1958×K-Murase B2ポスター

 まずは『大怪獣バラン』。
 東北地方の秘境に棲む大怪獣“バラン”との攻防を描いた怪獣映画。
秘境を探索して,怪獣が出現して,怪獣が暴れて,怪獣を撃退しようとする…といった感じに物語はホントにホントにオーソドック。逆にオーソドックス過ぎるかも(汗)
とりあえず大怪獣バランがホント魅力的。
村瀬氏による素晴らしき造形もさることながら、基本四つん這い姿勢で横に広いシネマスコープとの相性が抜群で、スクリーン全体で写した集落襲撃は圧巻である。
それと日本の隔絶された集落”という舞台設定が、今の時代で見ると興味深い。
 地味な仕上がりなのは否めないが、何だかんだ嫌いになれない、むしろ好きになる超正統派怪獣映画。
↑超大怪獣大特撮大全集大新聞

 続いて『獣人雪男』。
 日本アルプスの秘境に住む獣人“雪男”を巡る哀しき回想録。まず“回想録”だったという辺りに驚いた。
雪男自体身長が3メートルぐらいの存在なので「怪獣映画」とはちょい違う印象。「モンスター映画」か「UMA遭遇映画」といった具合か?
頭身大に近い雪男の特撮演出や、雪山を舞台とした世界観などいつもの東宝特撮とはまた違う味を感じてやまない。
というか子持ちで人間にある程度好意を持って接してくれてた雪男が実に興味深い。故に今作における物語の結末が非常に哀しい(涙)
 正に隠れた名作。未だに映画上映でしか見れない作品なのが勿体無い所存である。






 上映は22時20分頃に終了。
 昼頃は雨足激しかったですが、夜は止んできた天気に。まるで『獣人雪男』のラストの様である…
『狭霧の國』から始まり『バラン』『獣人雪男』と秘境尽くしな鑑賞会であった。





 次回の「超大怪獣大特撮大全集2020」は平成ガメラ三部作連続上映の「平成ガメラ降臨祭」と同時開催となる一本…
『戦国自衛隊』

 「角川」繋がりという事を思わせるがまさかのチョイス‼︎
これに加えて同日は「平成ガメラ」も三本鑑賞という事になるのでホントにキツい上映回になりそうである(大汗)

 次回の京都、怒濤の角川映画上映会‼︎