アマチュア怪獣映画の式典《全国自主怪獣映画選手権》。去年のゴールデンウィークは尼崎の"三和市場"で開催された企画が遂に"京都みなみ会館"で開催です!
どうやら田口監督がゲストで来館した2月の《ウルトラ大全集》の際に《自主怪獣映画選手権》開催の話が出てた模様。
正直、ゴールデンウィーク最終日前の5月6日…体力的に参加するか凄く迷ってましたが結局購入w ともかく夜通しでフル参加です‼︎
まずは坂ノ上茜さんがゲストで来館した《ウルトラ大全集》スピンオフトークライブ終了後に行われた【選手権プレイベント上映】。
会場は1階特設会場。トークライブ終了は午後3時30分頃。上映は午後4時30分頃に開始と、1時間ぐらい時間があったので上映の間、田口監督が自身の話で会場を盛り上げておりましたw
プレイベントでの上映作品は全国自主怪獣映画選手権とは一体何か?を考えて厳選。アマチュアから始まり最後は田口監督自ら締める!といった流れか。
『ZO2』の素早い終結はある意味見もの(苦笑)
『ドラーガvs石魔神』は出来立てホヤホヤの「Yプロジェクト」5周年作。去年の《尼崎大会》で上映されたい『機光超人ガイア』から更に発展してミニチュア,人形,そしてキャスト,エフェクトと色々と着実な進歩がうかがえた‼︎
これからといった所ではあるが、今後の発展が楽しみである。
『ゾゾーン』…とりあえず起承転結は描けてた(大汗)
《尼崎大会》に続いて『シンゲキの大怪獣軍団』だったが、いつ見ても(別次元で)凄い物を感じちゃう(大汗)もしかすると田口監督はちょっと気に入ってるか?
クォリティはともかく、個人的に次回作はちょっと気になりました。次回予告のゴ◯バッ◯マンがもう一回見たい(爆笑)
続いて田口清隆監督による『ZONE ー絶対区域ー』。
某原発に怪獣が襲撃…という日本にとっては実にタイムリーな感じの作品。【放射能測定値】に関しての描写が無茶苦茶ブラックです(大汗)
・パンフレット(600円)
大量の怪獣が集結の表紙。だが今回上映のキャラはほとんどいない(大汗)
プレイベント時も含め各作品の解説,監督プロフィール,オムニバス映画『チャランポラン祭り 鉄ドン』内の一本で田口監督作『女兵器701』のメイキング等盛り沢山の内容。
・缶バッチ(各200円
〈全国自主怪獣映画選手権〉と「田中安全プロレス」の缶バッチの2種類。ちなみにパンフレットと缶バッチ2種を同時購入した人には数人限定で「田中安全プロレス」DVD
が貰えてました。自分は貰い損ねた…
以上が午後5時30分までのプレイベントでの内容。
終了の5時間後の午後10時45分頃に2階本館より【京都大会NIGHT】が開催されました。
田口清隆監督(右)と島崎淳氏(左)の二人が進行役で自主怪獣映画選手権開始‼︎
注:ここからも平然と書いていきますが"オールナイト"という事もあり映画鑑賞の途中"睡魔"に襲われてますので内容が不正確だったりしてる場合もありますのでご了解下さい。
最初は石井那王貴さん監督による『宇宙大怪獣ハジラ』『大阪防衛命令 ハジラ対ハゲラ』『ハジラvsキングデスラ』と前畠慎吾さん監督による『メガレイア 落日の花』からなる一挙上映!ハジラ&メガレイア祭。
数多くの特撮物へのオマージュてんこ盛りの自主怪獣映画『ハジラ』『対ハゲラ』は〈合体チャンピオン編集.ver〉。
『メガレイア』は"ハゲラ"亡き後に作られたスピンオフ的作品だが『ハゲラ』に負けず劣らない特撮物へのオマージュてんこ盛りの一作。
そしてそれらの集大成が『ハジラvsキングデスラ』。キングデスラのシリアス内容とハジラのコミカルキャラとそれはそれで共に味とは思うのだがどっちか一方に絞っても良かった気もしちゃう…そう思えてしまうぐらい今作はとにかくミニチュア特撮が物凄い‼︎こりに凝りまくってる(大汗)市街地戦なんて地上波放送されてる作品陣も超えてるんじゃないか⁉︎
回が進むにつれどんどんクォリティが上がっていくのも見てとれる構成でもあり、今回1番映画館のスクリーンで上映した価値があった作品陣だった。自主怪獣映画の金字塔。
ハジラ&メガレイア祭上映中に日付は5月6日から7日に…
実は5月7日は田口清隆監督の誕生日との事で、スタッフ,観客と全員でハッピバースデーの祝いの言葉を合唱! 坂ノ上さんからのお祝いメッセージが上映され、お祝いの品として田口監督作『大怪獣映画G』のキャラが描かれた"サプライズ誕生日ケーキ"と田口監督思入れ高い"鉄の魔獣"が描かれた"特製怪獣映画ポスター"が送られました。
*物販
続いては大阪芸術大学映像科作品陣!
最初は小野友椰さんが特殊技術を務めた『信ずるは』。
【いじめ】をテーマとしており個人的には苦手な路線たが内容はまとまってた印象。演出面で惜しく感じるところもあったが、悪魔のデザインとミニチュア壊しは中々の物だった。
次に藤野崇志さんが特技監督を務めた『地球防衛サークル BATTLE SHI部』。
特撮面は粗も多いが、戦艦対宇宙怪獣と普段とは種の異なる物に挑戦しており頑張っていた。それよりも大学のサークルが世界の平和を守るという設定をベタだけど上手く描いていたのが好印象だった。
次に奥野憲吾さん監督による『蒼光超人セイバルコン』。
《尼崎大会》で上映された『戦え‼︎セイバルコン3』の序章といった作品でまだ手探りの要素も多いもののイイ感じになってる特撮と尺的にも丁度良く個人的に『セイバルコン3』より好きです。
次に橋本彗さん監督による『ウルトラユウスケ』。個人的に1番目的としていた作品w
ミニチュアの出来が『ウルトラアラシ』から継続といった感じはマズイ気もするがヒーロー好きの大学生がそのまんま巨大化して戦うというコンセプトは実に良かったし上手く出来てた。そして劇中のBGMとエンディングが素晴らしい!
普段の自主怪獣映画とは違う角度から攻めた感じ。人間が巨大化した系の怪獣映画では最近の『大怪獣モノ』があったが、あれよりも大分気にいった。
最後は特別上映。
田口清隆監督による『大怪獣映画G〈オリジナルバージョン〉』『Making of G』。
田口清隆の名を知らしめた9年かかりの入魂作。見所はやはり特撮。目まぐるしい激しいテンポで繰り広げられるラストの怪獣対ロボット&戦車は既に自主制作のレベルを超えてる物凄い出来(大汗)で今回の選手権のラストに相応しい逸品でした。
上映後の『Making of G』は石井氏編集の〈短縮版〉。
『大怪獣映画G』9年がかりの作業過程。若い時に撮影のドラマパート,数年の地に公園で子供がいる中で特撮撮影と見ていてスゴイものを感じられた(大汗)
観客投票1位で優勝は『ウルトラユウスケ』‼︎
優勝おめでとう‼︎
最後に上映作品スタッフ一同で壇上に集結。この他ハジラ&メガレイア祭,『地球防衛サークル BATTLE SHI部』とそれぞれ田口賞,間宮賞と表彰されました。
これにて《全国自主怪獣映画選手権〈京都大会NIGHT〉終了…